米カリフォルニア初のEVバイク

米国カリフォルニア発の電動バイクブランド Zero Motorcyclesが欧州市場へ向けた最新モデル「Zero S」を発表した。Zero Sは同社を代表するストリート/ネイキッドタイプの電動モーターサイクルであり、この新型は既存の電動ロードモデルをさらに進化させた仕様となる。Zero Motorcyclesは2006年に設立され、以来電動二輪の旗手として独自の電動パワートレインや制御技術を発展させてきたメーカーだ。
新デザインとパワートレイン

新型Zero Sはスタイリッシュで都会的なデザインを纏い、日常のストリートライディングから週末のツーリングまで幅広いシーンに対応する電動ネイキッドモデルとして位置付けられている。搭載されるモーターは高効率かつ即時のトルク応答を実現する Z-Force 系列モーター で、電動ならではのスムーズな加速性能を発揮する。現行モデルでは最高速度は約139 km/h、パワーは最大出力60PS程度という性能指標が確認されており、街中や郊外路で十分な走りが楽しめる設定となっている。
電動バイクの心臓部となるバッテリーは高エネルギー密度のリチウムイオンパックを採用し、欧州のライダーが日常的に求める 都市部での航続距離を確保。都市走行では数百キロメートル近い走行が可能という評価も見られるなど、充電インフラの充実と相まって実用的な性能が実現されている。
スマート電子制御と利便性

Zero Sには最新の電子制御システム Cypher III+が搭載されることで、ライディングモードや制御特性を自在に切り替えられるようになっている。これにより、雨天やエコ走行など状況に応じた設定変更が可能となり、電動バイクとしての快適性と安全性が向上している。また、Bosch製の安定性制御や ABS、J.Juan製ブレーキシステムといった先進装備も採用され、走行安定性と制動性能が高いレベルでバランスされている。
コックピットにはフルカラー液晶ディスプレイが設けられ、速度やバッテリー残量、走行モードの情報を視認性高く表示。スマートフォン連携による設定変更や走行ログの確認も想定され、接続性と利便性の高さが魅力となる。
欧州導入と市場展望

新型Zero Sの欧州導入は2026年モデルとして計画され、各国の正規ディーラーでの展開が期待されている。欧州各国では環境規制の強化とともに電動モビリティへの注目が高まっており、Zeroの電動技術はその潮流に合致する存在となるだろう。特に都市部のライダーや環境意識の高いユーザー層にとって、Zero Sは「日常×電動」という新たなライディング体験を提供するモデルとして評価される見込みだ。
Zero Sは、コンパクトで扱いやすい電動バイクとしてZeroが長年培ってきた電動二輪技術の結晶 と言える存在であり、欧州市場での存在感を一段と高める役割を果たすことになるだろう。
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