スクランブラースタイルへ向けて着々と進行中

ヤマハの最新125ccミッションXSR125をベースにカスタムを進行中。XSR125が手元に来て、早いもので半年が経過。はじめこそただ走るだけだったり、どんなカスタムをしようかな?とイメージをイラストに起こしてみたり……。結果、できるだけワンオフパーツが少ない(真似しやすい)構成にして、「スクランブラースタイル」を目指して作業を進めています。

というわけで今回行ったのは【チェンジロッド】の交換と【レッグバンパー】の製作準備という2つのメニュー。
作業はいつもの秘密基地ではなく、レッグバンパーの製作デザインを行っていただくことになった、カスタムショップ・ソニッククラフティさんです。

まずは【チェンジロッド】から。オーナーなら気付くと思うのですが、XSR125のチェンジロッドって前後共に割りピンで止まっているスチール製の”ただの棒”なのです(兄弟モデルのMT125やYZF-R125も同様)。

そのため、構造上どうしてもガタができ、シフト操作に対してのダイレクトさと剛性感に欠けるのです。マシンの生まれ故郷であるインドネシアではそこまで気にならないのかも?だけど、シフトアップもダウンもできることなら気持ち良くスコンスコンいきたいトコロです(作業の様子は後ほどダイジェストでご紹介します)。

そう感じていたら、スペシャルパーツ武川からおあつらえ向きの商品が出ているじゃないですか! 交換作業は20分程度で終わるし、装着後はタイムラグなくシフトできるように。素材もスチール製からアルミ削り出しに代わって見た目にも高級感が出て大満足です。

こちらがXSR125のノーマルのシフトロッド。ご覧のようにスチール製の丸棒が割りピンで締結されている。見た目のチープさは否めない。

今回装着した「パーツ」はこちら

SP TAKEGAWA

シフトチェンジロッドキット

6380円

XSR125/XSR155用

装着も簡単だからビギナーでもトライできる。

リーズナブルな価格も魅力的。

純正のスチール製ピンタイプから、アルミ製に交換することで、シフト時のしなりとガタをなくし、ダイレクトなシフトタッチを実現する。さらに前後にピロボールジョイントを採用し可動部の動きもスムーズになる。ロッドにはシルバーアルマイト加工が施されており耐腐食性も考えられている。

ノーマルは この「ガタが」気になる……

シフトロッドの取り付け部のアップ。ご覧の通りL字のロッドを差し込んで割りピンで固定している。これだと丸穴とロッドのすき間ができてしまいシフト操作をした際のダイレクト感に欠けるのだ。前後共に同じ締結方式となっているから余計にガタが気になっちゃいます。

BEFORE → AFTER 入力が逃げなくなり「スコン」と小気味よくシフトが入る!

BEFORE(ノーマル)

AFTER(交換後)
見た目の安っぽさもなくなりました

ここがイイ! ペダルの「高さ」を自由に変えられる

純正はペダルの高さが変えられないけれど、こちらは前後のナットを回すことで高くも低くも好みに合わせて無段階に調整可能! スニーカーやブーツなど、ソールの厚み違いに合わせられるのも嬉しいよね。

高さ調整時は、10mmのスパナ(2本)

を使って調整するもちろん調整は無段階

【シフトペダルをもっとも上げた 状態 】

【シフトペダルをもっとも下げた状態 】

作業の「手順」とポイント

レンチを使ってボルト(10mm)を外し、エンジンからアームシャフトを取り外します。

ラジオペンチを使って、前後の割りピン(再利用しない)を引き抜きます。

純正チェンジロッドを車体から取り外します。純正のワッシャは再利用するのでお忘れなく。

SP武川製シフトチェンジロッドを装着します
エンジン側から、ナット/アームシャフト/ワッシャ/チェンジロッドの順番ですよ

ペダルの高さを合わせます

調整ナットを締め付けます

チェンジロッドの締め付けトルクは10Nmです

ミニ「インプレッション」

ノーマルの時のシフトダウン/アップ時のタイムラグが気になっていた。筆者的に「気持ち良くないな」と思いチェンジロッドを見て納得。スチール製のアームは強度もそこそこだしピン留めじゃガタも出るのは仕方ない。そこでガタがなく剛性感も高いピロボール+アルミ製アームに交換。交換後はシフトが気持ち良く入るのはもちろん、スポーティに走りたい時の無駄のないダイレクト感は格別。特に高回転時のシフトチェンジがしやすくなった。(サンタサン)

ベースマシンはこちら

●ヤマハXSR125 ABS

ヤマハ伝統のデルタボックスフレームに水冷4バルブエンジンを搭載。兄弟車はMT-125とYZF-R125で、海外モデルは155cc版もアリ。

・50万6000円
メーカー公式サイトはこちら

取材協力
●SONIC CRAFTY ソニッククラフティ
千葉県に店舗を構えるカスタムショップ
対象車種はミニバイクを中心にビッグバイクまで多岐に渡る。近年ではオリジナルカスタムコンプリート車も販売して好評を得ている。
公式サイトはこちら

※この記事は月刊モトチャンプ2025年1月号を基に加筆修正を行っています