Chevrolet Camaro

後継モデルの登場も予告

2024年1月をもって生産を終了するカマロだが、現時点で後継モデルの発表はないものの、GMとしてはモデルの終了ではないことを明言している。
2024年1月をもって生産を終了するカマロだが、現時点で後継モデルの発表はないものの、GMとしてはモデルの終了ではないことを明言している。

現行「カマロ」は、クーペとソフトトップ・コンバーチブルの2モデルを展開。第6世代では「カマロ SS」にマグネティックライド・コントロールを搭載したほか、初めて全グレードにサーキット指向の「1LEパッケージ」が導入された。

最高出力659PSを誇る「カマロ ZL1 1LE」はサーキット走行にも対応した究極のモデルとなり、GMのミルフォード・プルービング・グラウンド(ミシガン州)にあるミルフォード・ロードコースでカマロ史上最速のタイムを記録。また、モータースポーツにおいても、世界各地のサーキットでの輝かしい戦歴やチャンピオンシップの獲得など、過酷な環境においてその性能を証明している。

グローバル・シボレーのバイスプレジデントであるスコット・ベルは、カマロの生産終了について次のようにコメントした。

「私たちは今、現行モデルの『カマロ』に別れを告げるにあたり、お客様、組み立てラインの従業員、そしてレースファンの皆様へ、言葉では言い表せないほど感謝しています。すぐに後継車を発表するわけではありませんが、これが『カマロ』の物語の終わりではありません。どうぞ安心してください」

生産終了後もカマロでのレース活動は継続

北米ではカマロへのオマージュとして開発されてたコレクターズ・エディションを設定。残念ながら、日本への導入はないと言う。
生産終了後も、シボレーはカマロでのモータースポーツ活動を継続。北米ではカマロへのオマージュとして開発されてたコレクターズ・エディションを設定(写真はティザー画像)するが、日本への導入はないと言う。

シボレーは、北米において2024年型「カマロRS」と「カマロSS」、限定販売される「ZL1」にコレクターズ・エディション・パッケージを追加設定する。コレクターズ・エディション・パッケージはカマロへのオマージュとして開発されており、特にプログラムの最初のコードネームである「パンサー」など、1960年代の初代「カマロ」の開発にまでさかのぼる“ストーリー”が再現されているという。

2024年型カマロのラインアップとコレクターズ・エディション・パッケージの詳細は、2023年夏の受注開始前に公開する予定となっている。

シボレーは、第6世代カマロでNASCAR、IMSA、SRO、NHRA、スーパーカーズ選手権などさまざまなレースに参戦中だが、今後もカマロでのモータースポーツ活動を継続するとシボレーは明言した。

米国シボレーのパフォーマンス・ビークル&モータースポーツ担当バイスプレジデントのジム・キャンベルは、「シボレーの製品とお客様と私たちの関係は、モータースポーツからの恩恵を受けています。モータースポーツの最高峰で競い合い、勝ち続けることが私たちの計画です」とコメントしている。