歴史 ポルシェ 911(タイプ993)ロングタームレポート:第4回「もう、ピッカピカやで!」【写真・7枚目】 993ロングタームレポート第4回。 ボディを磨くと、このようにタッチペンなどで隠されていたチッピングの跡やエクボが出てくることがよくあるという。 これはきっと、塗装したあとに雑なポリッシュした結果だね・・・ 職人が「しっかり再塗装してあって、クリアの部分も残ってます。状態としては、結構いいですね」というマイ993。これを聞いて筆者は思わずガッツポース。でも「そのあとにどうしてこんな雑な磨きをしたんだろう?」と職人は首をかしげていた。ともかくクリア部分には無数の磨き傷が残っており、まずこれをナノレベルのポリッシュ剤で磨き直すことに。ちなみにボンネットの向かって右側が磨いた後だ。施工後は映り込んだ白熱灯がギザギザな形から丸くなっていた(笑)。そのあとコーティングを施してボディ施工は完了となる。 通常のポリッシャーはグルグルと回るだけだが、職人ヒロさんが使うのは“ダブルアクション”型。回転以外に星形に動いたり、押し引きの動作が加わり決め細かい磨きができる。 8万円は磨きで節約できるのか!? リヤガーニッシュは・・・復活できず!! 新品を頼むと8万円!? と噂のリヤガーニッシュ。PPFを貼り込んだらパッと見良くなったけれど水島サンいわく「一見クリアが復活したように見えても、両脇にあるバックランプとのバランスが取れないと、やっぱり安っぽく見えちゃうんですよ」という。いやいやパッと見が重要なんですよ! 「でもね、こういうのはオーナーさんたちと集まったときなんかに、色々言われちゃうんですよね」とピシャリ。ポルシェって、大変だなぁ(汗)。でも・・・とりあえず一回貼ってみましょうよ!! 試しにポリッシュした途端、水島代表が「あっ・・・ダメだこりゃ!」と大笑い。すでにマイ993のガーニッシュはクリア層がはげ落ち、樹脂の部分まで劣化が進んでいたのだった・・・。 試しにPPFを貼ってみると、その輝きが戻って「PORSCHE」の文字が読めるように!! しかしクレフの水島サンはこれをダメだし。・・・なぜッ!? 試しにPPFを貼ってみると、その輝きが戻って「PORSCHE」の文字が読めるように!! しかしクレフの水島サンはこれをダメだし。・・・なぜッ!? これぞ高級中古車の洗礼 ヘッドライトユニットの輝きを取り戻せ! パーツリストから調べるとヘッドライトはガラス部分が2万1200円、ユニット部分が15万円と判明!! 両側新品にするとトンデモ価格になってしまうので、なんとか復活できないものかと頼んでみたが、ちょっと磨いただけでリフレクター部分はハゲちゃうし、樹脂部分は外すと壊れてしまいそうな雰囲気。実はこれ以外にもユニット付け根部分の接触が悪かったりと爆弾を抱えているのだが・・・。 レンズ側に付いている樹脂パーツは黄ばんでいて磨いても復活はしなさそう・・・。 リフレクターはちょっと磨いただけで、ピカピカ部分が・・・はげちゃった!! この画像の記事を読む