アオシマ 1/12 完成品バイク Honda NSR250R ’88……4,180円(消費税込み)

発売:2024年9月予定

1/12 完成品バイク Honda NSR250R ’88 テラブルー/ロスホワイト

ホンダNSR250Rは、バイクブームとレーサーレプリカブームに沸く1986年(昭和61年)に登場。レーサーレプリカブームの先駆者であるスズキRG250Γ(ガンマ)、ミドル2ストブームの礎(いしづえ)を築いたヤマハRZ250の後継者であるTZR250を打倒すべく、“4ストのホンダ”が満を持してリリースした2スト250ccモデル。

同車はホンダとヤマハが国内販売台数を競った、いわゆる「HY戦争」を勝ち抜くきっかけともなった“パーフェクト”な完成度を確立。ベースとなったのは、1984年(昭和59年)に発売されたレーサーレプリカモデルのNS250Rではなく、世界GP250ccクラスでチャンピオンを獲得したホンダワークスのRS250RW。

「寸分の妥協もない、他社モデルを凌駕する究極の2スト250ccモデル」を目指し、限りなくワークスレーサーに近い、“ここまでやるか!”というホンダの意気込みが伺える完全新設計の外装パーツ、フレーム、前後サスペンション、エンジンが与えられた。

エンジンは水冷2ストロークV型2気筒クランクケースリードバルブ249ccで、ボア径Φ54.0mm×ストローク長54.5㎜のセミロングストローク型を採用。最高出力は45ps/9500rpmの2スト250cc国内メーカー自主規制フルパワー(1993年モデルより国内メーカー自主規制で40psにパワーダウン)。NSR250Rの潜在能力は素晴らしく、社外スポーツチャンバーの変更+キャブレターのセッティング変更で、容易に大幅なパワーアップを実現した。

初期型の乾燥重量は127kg。軽量な車体、瞬発力のあるパワフルな2ストエンジンを積んだNSR250Rは、高性能がゆえに乗り手を選び、街乗りはもちろん、峠やサーキットでも他社モデルを圧倒するポテンシャルを発揮。排ガス規制により1996年モデルを最後に生産終了となるまで、ロングセラーモデルとしてマイナーチェンジ&フルモデルチェンジごとに進化を遂げた。

本物のNSR250R(1998年モデル)。カラーはファイティングレッド/ロスホワイト

「ハチハチ」は歴代NSR250Rの最速車としてリスペクト

1988年モデルとなるMC18型は、NSR250Rフリークの中では「ハチハチ」と呼ばれ、歴代NSR250Rの中でも伝説のモデルとしてリスペクト。ハチハチはジェットニードル部に通じる専用の空気通路を設け、エンジン回転数とスロットル開度に応じ、その通路を開閉する世界初の「コンピュータ制御式PGMキャブレター」を採用。ガソリンの濃度を常に補正し、理想的な混合気をエンジンに送り込むことに成功した。

またエンジン回転数とスロットル開度に応じ、点火タイミングを細かく制御するPGM-CDIを装備。作動パターンが2段階に増えたRCバルブ2も導入し、ポテンシャルを大幅にアップ。5角断面フレーム、フロントフォーク径の拡大、ワイドリムを採用したNEWホイール、前後ディスクブレーキの強化など、シャシーの剛性もアップした。

今回、特徴的なカウルやフレーム形状、カラーパターンなど、特徴的なシルエットを余すことなく再現した、ハチハチの1/12 完成品バイクが新登場。フレーム・タンクはダイキャスト製を採用し、重量感・質感ともにハイレベルなフォルムに再現。

青春時代にNSR250Rを駆った人も、NSR250Rに乗りたかった人も、今や超お宝車となったNSR250Rに憧れる人も、この機会にぜひお部屋のデコレーションしてみてはいかがですか。

Honda NSR250R SP ’88 セイシェルナイトブルー/ホワイト

量産市販の二輪車としては、世界初となるマグネシウム製ホイールを前後に標準装備した「SP」。下記のスタンダードに比べ、約1.5kgの軽量化を実現。バネ下重量の軽減による路面追随性の向上や、慣性マスの集中化を実現した。NSR250RのSP版は以降も、特別装備を施した一層レーシーなスペシャルモデルとして定期的にリリースされた。

写真は本物の1988年式ホンダNSR250R SP。

Honda NSR250R ’88 ファイティングレッド/ロスホワイト

写真は本物の1988年式ホンダNSR250R(ファイティングレッド/ロスホワイト)

Honda NSR250R ’88 テラブルー/ロスホワイト

写真は本物の1988年式ホンダNSR250R(テラブルー/ロスホワイト)

製品仕様

価格:4,180円(税込)
発売:2024年9月発売予定
発売元:スカイネット
販売元:株式会社青島文化教材社
・塗装済み完成品
・ステアリング・リヤサスペンション可動
・素材:本体/ダイキャスト・ABS・PS タイヤ/TPR
・スケール:1/12
・サイズ:全長約165㎜
・ディスプレイ台座付属
・アオシマオリジナル開発商品
※本田技研工業(株)監修中
※全ての画像は監修中です。
※画像は試作品です。実際の商品とは異なる場合がございます。
ホンダNSRといえばやっぱりロスマンズ! NSR80もNSR250R-SPは今でも憧れの存在。【月刊モトチャンプ 2019年12月号】|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

近年では考えられないことだが、1980~90年代のレース界では、数多くのタバコメーカーがメインスポンサーを務めていた。中でも当時のライダーに鮮烈な印象を残したのが、ホンダと提携を結んだイギリスのロスマンズだ。PHOTO:渡辺昌彦REPORT:中村友彦

https://car.motor-fan.jp/article/10013686
ホンダNSR250Rの進化には、オーケストラに通じるところがあると思う。【月刊モトチャンプ 2020年2月号】|Motor-Fan Bikes[モータファンバイクス]

新たな年を迎えて、またひとつ車齢を重ねたNSR250R。とはいえ、最終型の生産終了から21年が経過した現在も、このモデルの進化は止まりそうもない。全国のショップやオーナー自身が指揮を取って、百花繚乱にして自由自在なカスタムを行う様子は、まるで中世に誕生して現在も発展を続ける管弦楽団、オーケストラのようだ。PHOTO:渡辺昌彦(WATANABE Masahiko)REPORT:中村友彦(NAKAMURA Tomohiko)

https://car.motor-fan.jp/article/10013731