TOYOTA GR GT3

GR GT3 コンセプトを踏襲したイメージ

ボディ全体にカモフラージュを施してテスト走行する「トヨタ GR GT3」の市販バージョン。

ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで高速テストを行った「トヨタ GR GT3」のプロトタイプは、カモフラージュによってディテールを隠している。全体のイメージは「GR GT3コンセプト」からインスピレーションを得ている印象で、ボディサイズは「コンセプト」(全長4590mm、全幅2040mm、全高1140mm、ホイールベース2725mm)とほぼ同じであることがわかった。

空力を重視したエクステリア

長いボンネットが特徴の開発車両には、量産型と思われる鋭く釣り上がるヘッドライトが装備されている。バンパーには巨大なフロントグリルと角張ったLEDデイタイムランニングライトを備えるほか、アグレッシブなフロントスプリッターが確認できる。

他の空力処理では、リヤの大きく開いたディフューザーとスワンネックの大型リヤウィングが目立つ。また、コンセプトと同様に、サイドにエアアウトレットが設けられているのもわかる。

V8を搭載してレクサスブランドで登場か

注目のパワートレインは、レクサスが2019年から開発を進めていると噂される新しいV8ツインターボエンジンが最有力だ。今回撮影に成功したカメラマンによると、「喉の奥から響くような低音」がサーキットに轟いていたそうだ。

量産モデルが登場するとすれば2026年以降、価格は3000万円を超える可能性がある。また、レクサスブランドで販売されるという噂もあるようだ。

スパ24時間レースの歴史は長く、今年100周年を迎える記念の年となる。

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