Polestar Concept BST

「ポールスター 6 コンセプト」も登場

今回のグッドウッドには、現行ラインナップ3車種に加えて、2025年の市販化をアナウンスしている「ポールスター 6 コンセプト」も登場した。
今回のグッドウッドには、現行ラインナップ3車種に加えて、2025年の市販化をアナウンスしている「ポールスター 6 コンセプト」も登場した。

ボルボ傘下の電動ブランドとして、BEVを中心に展開してきたポールスター。2024年2月、ボルボはポールスターへの資金投入を終了し、株式を売却すると発表した。現時点で資金体制に関するアナウンスはないが、ボルボを所有する中国のジーリー・ホールディング・グループ(浙江吉利控股集団有限公司)が、ボルボに代わりポールスターの支援を行うと見られている。

2024年のグッドウッドにおいて、ポールスターは主力モデルの「ポールスター 2」を中心に、電動クロスオーバー「ポールスター 3」と「ポールスター 4」を展示。ショーの主役となったのは、今回世界初公開された「ポールスター コンセプト BST」だ。さらに電動ロードスター「ポールスター 6 コンセプト」も走行シーンを披露している。

ポールスターのトーマス・インゲラスCEOは、今回のグッドウッドへの参加について次のようにコメントした。

「現在、私たちは3車種のBEVを生産しており、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードという世界的なイベントにおいて、ラインナップが勢揃いするのは本当に素晴らしいことです。今回のグッドウッドも世界中のエキサイティングな自動車と、熱狂的な観衆で溢れており、ポールスター コンセプト BSTをお披露目するのに、これ以上相応しい場所はないでしょう。コンセプト BSTは、パフォーマンスブランドとしてのポールスターの可能性を示した1台となります」

レーシングカーを思わせる迫力のアピアランス

2024年のグッドウッドで初公開された「ポールスター コンセプト BST」の走行シーン。
レーシングカーを思わせる、拡幅化されたボディワークを持つ「ポールスター コンセプト BST」。搭載されるパワートレインなどは明らかにされていない。

ポールスター コンセプト BSTは専用ボディワークを導入し、クラシカルなモータースポーツシルバーとレーシングリバリーが組み合わせられた。ボディは拡幅化され、筋肉質なフレアフェンダー、大型リヤウイング、足元には22インチ鍛造アロイホイールを採用。エアロダイナミクスを最適化したボンネットにはエアアウトレットを配置し、フロントバンパー下部にはレーシングカーを思わせるスプリッターが装着された。

今回のグッドウッドにおいて、ポールスター 6 コンセプトはファーストグランス・パドックに展示され、全長1.2マイルのヒルクライムでデモンストレーションランを披露。ポールスター 5と並行開発されたポールスター 6は、アルミニウム接合「ポールスター・パフォーマンス・アーキテクチャー(PPA)」を採用し、ラインナップのフラッグシップとして販売が決定している。

メインスタンドでは、ポールスター コンセプト BSTに加え、ポールスター2、ポールスター 3、ポールスター 4という最新ラインナップを公開。また、エレクトリック・アベニューにはポールスター 4が展示され、ブースで申し込めば、敷地内のモレコム・ドライブで実際に試乗を行うことができる。

ポールスター コンセプト BSTを動画でチェック!

英国のエヴォルート・アウトモビリが手がけたレストモッド「355 by エヴォルート」のエクステリア。

「フェラーリ F355」をイアン・カラムがリマスタリングしたレストモッド「355 by エヴォルート」が登場

スコットランドを拠点とするDRVNオートモーティブ・グループのスーパースポーツレストア部門、「エヴォルート・アウトモビリ(Evoluto Automobili)」は、フェラーリ F355をベースに、著名デザイナーのイアン・カラムがリデザインを手がけたレストモッド「355 by エヴォルート」を公開した。55台のみ限定製造され、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの期間中に内覧会が実施される予定だ。