LEXUS LBX MORIZO RR

最高出力304PSを発揮する1.6リッター直3ターボ

LBXの通常モデルが1.3リッター直3に電気モーターを搭載するのに対し、「LBX MORIZO RR」は、最高出力304PSを発揮する1.6リッター直列3気筒「G16E-GTS」インタークーラーターボエンジンを搭載する。
LBXの通常モデルが1.5リッター直3に電気モーターを搭載するのに対し、「LBX MORIZO RR」は、最高出力304PSを発揮する1.6リッター直列3気筒「G16E-GTS」インタークーラーターボエンジンを搭載する。

新型「LBX MORIZO RR」は、モリゾウことマスタードライバーの豊田章男会長が開発に参加したハイパフォーマンス仕様。LBXのレクサスらしい上質な走と洗練されたデザインはそのままに、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえる1台として開発された。

LBXのハイブリッドパワートレインに替えて、最高出力304PS、最大トルク400Nmを発揮する1.6リッター直列3気筒「G16E-GTS」インタークーラーターボエンジンを搭載。そのパワーとトルクを惜しみなく活かしきるために、クルマの基本素性も徹底的に鍛え上げた。LBX MORIZO RRのチーフエンジニアを務める遠藤邦彦は、次のように説明を加えている。

「LBXではサイズのヒエラルキーを超えるモデルを追求し、本物を知る人が素の自分に戻り、気負いなく乗れるカジュアルなラグジュアリーを提案してきました。『LBX MORIZO RR』では、モリゾウさんのような本物のクルマ好きが、クルマとの対話、聞こえてくる音や匂いを楽しみ、そして笑顔になる“相棒”になれるクルマをめざし、プロドライバーである佐々木選手と共に、Toyota Technical Center Shimoyamaやサーキットで徹底的に作り込んできました」

「普段はリラックスしてカジュアルに乗れるクルマでありながら、いざ『走りを楽しみたい』とアクセルを踏み込んだ瞬間、その期待を裏切らない運動性能を発揮します。『クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデル』が完成しました」

専用プラットフォームを導入

「レクサス LBX MORIZO RR」の走行シーン。
モリゾウが求める走りを実現するため、LBX MORIZO RRは、専用プラットフォームを導入。フロントロアアームには世界初となるレスポンス向上減衰構造「REDS」が搭載された。

今回、俊敏さと力強さを両立するための専用プラットフォームを開発し、様々な路面状況で高いコントロール性を実現。フロントロアアームには世界初となるレスポンス向上減衰構造「REDS(Response-Enhancing Damping Structure)」を採用した。

レクサスに求められる静粛性を実現すべく、スポーティな走りの中にも音や振動の発生源を抑制する源流対策が徹底的に追求された。車両性能を最大限に引き出すため、ダイレクトシフト8速ATの設定や、レクサス初となる6速iMT(インテリジェント・マニュアルトランスミッション)を導入。スポーティな走りに貢献する、電子制御フルタイムAWDを搭載する。

モリゾウと共にLBX MORIZO RRの開発に参加したレーシングドライバーの佐々木雅弘は、LBX MORIZO RRについて次のようにコメントした。

「LBXのハイブリッドモデルがスニーカーだとすれば、MORIZO RRは身体を動かしたい時、場所を選ばずに履ける、スパイクにもなれる運動靴のイメージです。エンジンやダイレクトシフト8速ATがもたらす力強い加速や気持ちの良いサウンドから、クルマの楽しさや走る喜びを感じて頂けると思います」

「LBX MORIZO RRでは、モータースポーツを起点にGRが鍛え上げてきたパワートレインをレクサスらしく仕上げることに注力しました。アジャイル開発を実践し、走り込みを重ねる中で、クルマと共に開発に関わる“人”も大きく成長しました。これからも、モリゾウさんのようなクルマ好き・運転好きがワクワクする遊び心を詰め込んだ、レクサスのクルマづくりに取り組んでいきます」

クルマと対話できるコクピットを追求

「レクサス LBX MORIZO RR」のインテリア。
上質な素材をふんだんに採用したインテリアは、クルマと対話できる空間を追求。スポーツ走行時にしっかりと身体をサポートする、表皮一体発泡構造の専用フロントシートを採用した。

デザインは、LBXのサイズやヒエラルキーを超えた上質さと存在感、カスタマーが日常でカジュアルに使いたくなるデザインコンセプト「Premium Casual」をベースに、高いパフォーマンスに裏付けられたデザインを追求した。

LBX MORIZO RRの専用エクステリアは、運動性能に直結する冷却や空力を重心にアップデート。フロントリヤバンパーやグリル、19インチ鍛造ホイール、カラードアーチモール・カラードロッカーモール、デュアルマフラーバッフルなどの専用装備により、低重心でワイドスタンスを強調する。

インテリアはよりスポーティでクルマと対話できる空間を実現。運転する楽しさをもたらす表皮一体発泡構造の専用スポーツシート、アルミペダル、インテリアトリムを導入したことで、クルマとの一体感を楽しみ、走る喜びを堪能できる室内空間を目指した。

限定100台が抽選販売される「Bespoke Build」は、内装色・シート素材・ベルト色やステッチなど豊富な選択肢を組み合わせることで、カスタマーの愛車となる1台を作り上げることができる特別仕様。モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを採用した専用キャリパーを設定するなど、様々な専用カスタマイズも用意された。

車両本体価格(税込)

LBX MORIZO RR(8AT):650万円
LBX MORIZO RR(6速iMT):650万円
LBX MORIZO RR “Bespoke Build”(8AT):720万円
LBX MORIZO RR “Bespoke Build”(6速iMT):720万円

【問い合わせ】
レクサス インフォメーションディスク
TEL 0800-500-5577

【関連リンク】
・レクサス公式サイト

レクサス LBX MORIZO RRを動画でチェック!

過去イチ小さなレクサス「LBX」の実力を試乗して確かめた「高級感も軽快さもすべてがちょうどいい」

11年の長きにわたり販売された、レクサスCTの生産終了から約1年半。新たにラインナップのボトムレンジを担うレクサスLBXが発売された。時節柄エントリーモデルのボディタイプがハッチバックからSUVになったわけだが、レクサスが唱える走りの質感は、このもっともコンパクトなLBXにも受け継がれているのだろうか。