現役MotoGPライダーが秋葉原に登場

2024年7月24日、同年10月にモビリティリゾートもてぎで行われるMotoGP 日本グランプリのプレイベントである「MotoGP FAN Meets @秋葉原」が東京・秋葉原にて開催された。

このイベントでは、元MotoGPライダーである中野真矢氏による2024年シーズン前半の振り返りなどのほか、ホンダが所有する歴代のGPマシンの展示もおこなわれた。イベントのハイライトは、LCR ホンダに所属する現役MotoGPライダー中上貴晶選手によるトークショーだ。

だがそのトークショー前の16時過ぎにサプライズとして、実際のレースで使用するヘルメットとレーシングスーツを身にまとった中上選手が、公道走行可能なGPマシンを目指して開発された「ホンダ RC213V-S」にまたがり、秋葉原の交差点に現れた。その非日常な光景に道ゆく人は思わず目を丸くした。わずか数十秒の出来事だったが、中上選手によるこのサプライズはMotoGPの魅力を伝えるのには十分だったようだ。

その後、イベントに登壇した中上選手は、MotoGP公式ゲームである「MotoGP24」でファンと対戦するなど、多忙なシーズンの合間を縫って、束の間の休息を存分に楽しんでいた。

なお、MotoGP日本グランプリは2024年10月4〜6日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される。チケットの発売は同年7月27日に開始される予定だ。

2015年に発売されたホンダRC213V-S。MotoGPのワークスマシン「RC213V」を公道走行できるようにした市販車である。

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2008年、MotoGPのワークスマシンのレプリカモデルとして登場した「ドゥカティ デスモセディチRR」。それから遅れること7年、2015年に登場した「ホンダRC213V-S」は、それとは根本的に異なるという。MotoGPのワークスマシンRC213Vを公道走行できるようにした究極のマシンを紹介する。