自動車ニュース バイク試乗 見た目と色だけでも価値あり! もちろん走りも軽快です。|ベスパ・スプリントS150はワンランク上の軽二輪スクーターだ 2024.10.29 21:55 by 大屋 雄一 この記事の画像をもっと見る(全22枚) 2024年、イタリアのピアッジオ社がベスパの「プリマベーラ」と「スプリント」をモデルチェンジし、6月1日から日本での販売をスタートした。今回試乗したのは専用カラーをまとうスプリントS150。最新のスモールボディシリーズの走りやいかに。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) INDEXベスパ・スプリントS150……56万6500円(2024年6月1日発売)原付二種よりも力強い出足、スロットルレスポンスも良好だボトムリンクサスの衝撃吸収性はさすが、直進安定性も上々ライディングポジション&足着き性(175cm/68kg)ディテール解説ベスパ スプリントS150 主要諸元 ディテール解説 パンクした際にすぐホイールを着脱できるようにと考案された片持ち式のシングルサイドアーム。ホイールは前後とも12インチで、2024年モデルでは新しいスパイラルパターンの6本スポークに。フロントのブレーキディスクはφ200mmで、ABSを標準装備する。 エンジンはi-getと名付けられた155cc空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブで、最高出力は12.3HP(12.5ps)。リアショックユニットは左側のみで、4段階のプリロード調整が可能だ。リアブレーキはφ140mmドラム。 2024年モデルで新デザインとなったミラーをはじめ、スイッチボックスやバーエンドまでメッキ→ブラックで統一されるのがS150の特徴だ。 指針式のスピードメーターと液晶ディスプレイを組み合わせたメーターパネルも新デザインへ。最高速度や平均速度、瞬間燃費、平均燃費などの各種情報が表示可能だ。 2024年モデルではレッグシールドの内側(バックシールド)にブラックのパネルを新採用。フロントインナーボックス内にはUSB電源ソケットあり。 引き出し式のコンビニフックがシート前方に設けられる。 シート下のラゲッジボックスにはアライのジェットヘル(VZ-RAM、59-60サイズ)が収納できた。後方にフューエルキャップあり。 特徴的な角型のヘッドライトは2018年にLED化され、2024年モデルで前後ウインカーもLEDに。合わせてステアリングコラムカバー(通称ネクタイ)とホーン用スリットも新デザインに。試乗車には純正アクセサリーのフライスクリーン(スモーク、1万7600円)が装着されていた。 LEDテールランプも新デザインに。S150ではレンズ外周のトリムパーツもブラックとなる。 純正アクセサリーのリアラック(ブラック、2万9040円)は、スプリングの強い力で自動的に跳ね上がる仕組みのため、やや使いづらい。 ベスパ スプリントS150 主要諸元 1 2 バイク試乗の関連記事