新型 「すごいなトヨタ・カローラ クロス!」今年一番の衝撃かも!? 走りに驚いて、バーゲンプライスにも驚いた!【写真・9枚目】 フロントフェンダーの塊をサイドポンツーンと連続させ、ダイナミックな造形を実現。 試乗車は「Z」グレードの2WDモデル。ボディサイズは全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm。 リヤバンパーの下部には、アンダーガード風のシルバーの加飾が加わったのが目を惹く。 「Z」グレードは新デザインの18インチアルミホイールを履く。かなり凝ったデザインで、5穴ながら6本のツインスポークを採用。表面の切削加工と、サイド部のダークグレー塗装との組み合わせもスタイリッシュ。タイヤサイズは225/50R18。 最大熱効率40%を誇る1.8L 2ZR-FXEエンジンから成るハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は103kW(140PS)、WLTCモード燃費は26.4km/L(2WDの場合)を誇る。 ガラリとモダンな印象に変わったフロントマスク。ヘッドライトは4つのエッジが効いたランプが特徴的。そして、縦格子状に光るグリルがプレミアム感を演出する。 テールランプはフルLED化。細長くシャープに光る様子もスタイリッシュ。 「Z」と「S」グレードはルーフレールを標準装備。 新型トヨタ・カローラ クロス。試乗車は「Z」グレードの2WDモデルで、ボディサイズは全長4455mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm。 2023年の改良時、ボディに振動を低減する高減衰接着剤を採用。特に後席の乗り心地や振動に効果がある部位に適用されており、車両全体の静粛性向上に貢献している。この技術はGRヤリスやGRカローラでの知見を横展開したものだそうだ。 2023年には低フリクションベアリングを採用し、さらに今回の改良ではサスペンションの締結トルクを変更。ステアリングのニュートラル付近のしっかり感が向上するなど、操安性が格段にアップした。 「走りの質」が高いのも新型の持ち味だ。 フロントグリルのLEDイルミネーションのアップ。 テールランプのサイド部にはエアロスタビライジングフィンが備わる。 今回のマイナーチェンジではエクステリアデザインも大幅に変更された。従来の「URBAN ACTIVE」の方向性は維持しながら、より都会的な上質感を重視するとともに、若々しく躍動的な要素も盛り込んだ「URBAN PREMIUM」へと進化。 液晶メーターの中央部には地図を表示可能。 「Z」グレードのメーターは12.3インチの液晶ディスプレイを採用。「S」グレードは7インチ液晶、「G」グレードはアナログ+4.2インチ液晶となる。 フロントシート。シートベンチレーションに対応した本革+ファブリックを採用している。 リヤシート。天井スペースも膝前スペースも十分な余裕がある。 フロントシートの表皮のアップ。メイン材には本革とファブリック、サイド部は本革・合成皮革を使用する。 リヤシートを倒せば、奥行きは1885mmまで広がる。床面の段差ができてしまうが、それを解消するためのボックスもディーラーオプションで用意されている。 リヤシートは6:4分割式なので、乗員の数と荷物の量に合わせてアレンジが可能。 ラゲッジルームも広々としている。通常時の奥行きは849mm、最大幅は1369mm、高さは957mm。ゴルフバッグを4セット搭載が可能だ。 床下にはパンク修理キットやちょっとした収納スペースが備わる。 荷室に備わるAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントはオプション(4万5100円)。 広大なパノラマルーフもオプションで用意。電動サンシェード付き。ガラスは固定式でスライドはしない。 「Z」グレードは10.5インチのディスプレイオーディオが標準装備。「S」「G」グレードは8インチが標準となる。 「S」グレード以上にはドライブレコーダーも標準で備わる。 シートベンチレーションとシートヒーターの兼用スイッチ。パッと見で操作しやすいのがいい。 大きく変わったのがセンターコンソール部分。シフトレバー周辺のパネルが浮いているような造形に。シフトレバー自体も新しくなっている。 トレイにはスマートフォンを2台置くことが可能。左側は非接触充電機能付き。 センターコンソールにはドライブモードの切り替えスイッチを配置。 インテリアでは、シフトレバーとその周辺のパネル類を一新。上質さと使い勝手を向上した。 こちらはエコモード。 ドライブモードは3種類。これはノーマル。 そしてスポーツモードを選択可能。 新採用のパノラミックビューモニター。床下透過表示機能付きで、より安心感が高い。 後席用のエアコン吹き出し口。その下にタイプCの充電ポートを2個配置する。 後席中央に格納式のアームレストを用意。2人分のドリンクホルダーも備わる。 後席は2段階のリクライニング機構が備わるのもうれしい。 前席 助手席のシートバックには雑誌などが収まるポケットを用意。 アシストグリップ付近には洋服をかけられるフックもつく。 グローブボックスはシンプルな装い。 テールゲートは運転席右側のスイッチでも開閉できる。 「Z」グレードの場合、テールゲートはスイッチ操作で電動開閉が可能。また、ボディ後端に足を出し入れする操作でも開閉できる。 路面にシェブロン形状を照射するシグナルロードプロジェクション(SRP)。 予防安全機能の「トヨタセーフティセンス」は全車に標準装備というのがうれしい。 アイランド型コンソールの周囲にはイルミネーションを追加。 ヘッドライトユニットの奥の方で、オレンジ色に小さく光っているのがシグナルロードプロジェクションの照射機構。 身長184cmの乗員が前席と後席に座ると、このような姿勢になる。 後席の膝前スペースには、この程度の余裕がある。 夜間は、センターコンソールとドアのイルミネーションで室内を彩る。 それに合わせて、ドアトリムのイルミネーションもライン発光化。ベージュ系の光は、近年のトレンドである「柔らかい色」として採用されたもの。 福島 徹さん(トヨタ自動車 TC統括部 製品企画 ZE チーフエンジニア) 関 修司さん(トヨタ自動車 TC統括部 製品企画 ZE 主幹) 高橋 毅さん(トヨタ自動車 TC統括部 製品企画 ZE 主査) このように、車両が壁の奥に隠れているような状況でも、路面に照射されたシェブロンのおかげで車両の存在を認識できる。 この画像の記事を読む