連載

ゲンロクWeb徹底解説シリーズ

Mercedes-AMG GT Coupe / 4 door

メルセデス AMG GTとは

メルセデス AMG GTは、フロントエンジン・後輪駆動ベースの高性能スポーツカーである。2代目となる現行の2ドアクーペ(192型)は4.0リッターV8ツインターボを搭載する高性能仕様と、2.0リッター直4ターボ+マイルドハイブリッドおよびV8エンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた仕様が存在する。

高性能仕様は電子制御式AMG 4マティック+やアクティブリヤステアリング、アジャスタブルサスペンションなど最先端の技術を搭載し、切れの良い走りと日常走行での快適性を両立する。キャビンにはMBUXインフォテインメントや多機能ステアリングを備え、内装には高級素材を使用するなどラグジュアリーGTとしての完成度も高い。モータースポーツの技術と日常性が融合した、AMGブランドの中核を成すモデルである。

メルセデス AMG GT 4ドアクーペ

メルセデス AMG GT 4ドアクーペ(290型)は、AMGが開発した初のオリジナル4ドアモデルで、走行性能と高級サルーンの快適性・実用性を融合したグランツーリスモである。当時のEクラス/CLSクラスをベースに、ボディ構造やサスペンションがAMG専用に最適化されている。実用可能なリヤシート(乗車定員5名)を備えながらファストバックスタイルの美しいシルエットを実現し、本格的なAMGのパフォーマンスを味わえるのが他のスポーツセダンにはない魅力といえる。なお、2ドアクーペが2023年に第2世代へ進化したのに対し、4ドアクーペは初代モデルの販売を継続している。(以下、基本的には最新モデルの2ドアクーペについて解説)

メルセデス AMG GTの外観・内装

メルセデス AMG GTの外観は、クラシックなロングノーズのプロポーションと先進的な空力デザインを融合している。内装はデジタル主体の先進的なコクピットと上質な素材により、スポーツ性とラグジュアリーを高次元で両立している。

外観:伝統と革新が融合したグランドツアラー

メルセデス AMG GTの外観は、グランツーリスモの伝統を継承するロングノーズとファストバックスタイルを基調としつつ、現代の空力技術を積極的に採り入れている。大開口のパナメリカーナグリルやアクティブエアロパーツは、フロントのダウンフォースを高めると同時に冷却効率も追求。ワイドなリヤフェンダーと一体型アクティブリヤウイングは、高速域でのスタビリティ向上に貢献する。LEDライトは視認性だけでなくデザイン要素としても重要な役割を担っており、彫刻的なシルエットに精密さを添えている。

内装:デジタルをふんだんに採用した先進的なコクピット

現行メルセデス AMG GTのインテリアは、デジタル化とドライバー中心設計を融合した先進的なコクピットが特徴だ。中央には11.9インチの縦型MBUXタッチスクリーンを採用し、ナビゲーションや車両設定、走行モードなどの操作が直感的にできる。ドライバー正面のメーターは12.3インチのフルデジタルディスプレイで、好みのグラフィック表示が選択できる。内装にはナッパレザーやマイクロファイバー、カーボンなどの素材が用いられ、上質さとスポーティさを兼ね備えている。

メルセデス ベンツ AMG GTのサイズ

メルセデス AMG GTは、堂々たるサイズに低く構えたプロポーションが特徴的。2ドアクーペにおいても2+2のキャビンが快適性と実用性を両立し、日常使いも視野に入れたグランドツアラーとして設計されている。

ボディサイズ:ワイド&ローのプロポーションが醸し出すサイズ以上の存在感

メルセデス AMG GT(2ドア、GT 63 4マティック+)のボディサイズは、全長4730mm、全幅1985mm(GT 43=1930mm)、全高1355mm(GT 43=1365mm)、ホイールベースが2700mm。前後のオーバーハングを抑えたデザインと、ワイド&ローなスタンスが生む視覚的なインパクトが際立つ。最低地上高は105mm(GT 43=115mm)に設定され、空力と重心の低さを意識した設計となっている。

室内スペース:“+2”の余裕が実用性を高める

2ドアクーペのインテリアはオプションながら2+2レイアウトを選択可能で実用性も確保されている。前席はドライバー中心に設計され、低く構えたシートポジションと高いセンターコンソールにより、スポーツドライビング時の集中を妨げない配慮がされている。後席は補助的なポジションで、日常的には荷物置きとしての活用が想定されるが小柄な乗員や短時間の利用は可能だろう。321Lのトランク容量は(+2シート選択時)後席を倒せば675Lに拡大でき、スーパースポーツクーペとしては使い勝手が良いといえる。なお4ドアクーペのリヤシートは十分なスペースが確保されており5名乗車が可能となっている。

メルセデス AMG GTの走行性能・燃費性能

ハイパフォーマンスと燃費効率の両立を目指すメルセデス AMGの電動化パワートレイン。
まったく異なるプラットフォームで4ドアモデルも存在する。ハイパフォーマンスと燃費効率の両立を目指すメルセデス AMGの電動化パワートレインの方向性は共通だ。

日本市場で販売されるメルセデス AMG GT 2ドアクーペは、直4+ISGのGT 43とV8ツインターボのGT 63 4マティック+、およびプラグインハイブリッドモデルのGT63 S E パフォーマンスの3グレード。走行性能と燃費性能は異なるが、それぞれの個性でダイナミズムと実用性を高次元で融合している。なお、4ドアクーペに関する詳細は後述するが、ベースグレードが3.0リッター直6+ISGなのが2ドアクーペとの大きな違いだ。

走行性能:AMGオリジナルのシャーシ技術とパワートレインによる高次元の走り

メルセデス AMG GT(2ドアクーペ)の日本仕様は、性格の異なる3グレードが展開される。GT 43は2.0リッター直4ターボ+マイルドハイブリッド(ISG)を搭載し、最高出力422PS、最大トルク500Nmを発生する。フロントの軽さにより、俊敏で扱いやすいハンドリング性能を誇る。一方のGT 63 4マティック+は、4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、585PS、800Nmの圧倒的なパワーで0-100km/h加速3.2秒を実現している。AMG専用シャーシ、電子制御4マティック+、後輪操舵、電子制御サスペンション、9速AMGスピードシフトMCTを備え、サーキット走行にも耐えうるシャープな運動性能を持つ。GT63 S E パフォーマンスは同じV8エンジンの出力を612PS、850Nmに上げるとともに、最高出力150kWのモーターを追加してパワーと効率の強化を図っている。

燃費性能:ハイパフォーマンスと燃費効率を高次元でバランス

メルセデス AMG GT 43 クーペはマイルドハイブリッド機構により、ハイパフォーマンスと環境性能の両立を図っている。WLTCモードでの燃費は総合10.6km/L、市街地7.4km/L、郊外11.0km/L、高速道路12.7km/Lと、スポーツクーペとしては許容範囲といえる。GT 63 4マティック+クーペは585PSを誇る大排気量エンジンを搭載しながらも、同モードでの総合燃費は7.0km/L、市街地4.6km/L、郊外7.2km/L、高速道路8.8km/L。AMGならではの動力性能を維持しつつ、両モデルともアイドリングストップやブレーキ回生の機能を備え、都市部での燃費悪化を抑制している。GT63 S Eパフォーマンスは電動化によりGT 63 4マティック+よりも燃費に有利で、WLTCモード総合で8.3km/Lを達成している。

メルセデス AMG GTの購入価格・維持費

エントリーグレードは1700万円ほどだが、最上級グレードはオプション込みで4000万円近く。

メルセデス AMG GTはパフォーマンスとラグジュアリーを兼ね備えたモデルであり、購入価格は約1700万円からグレードによっては3000万円を超える。維持費も高額だが、それに見合う価値を備えた1台といえるだろう。

購入価格:オプションによっては4000万円弱

日本国内で販売されているメルセデス AMG GT 2ドアクーペ車両本体価格(税込)は、GT 43が1668万円、GT 63が2783万円、GT63 S Eパフォーマンスが3085万円に設定されている。オプションの選択肢が豊富で、ボディカラー、インテリアトリム、ホイール、カーボンパーツ、AMGパフォーマンスシートなどを選ぶと、総額は百万円単位で上昇する。加えて、登録時の諸費用(税金や保険料)も高額なため、総支払額はGT 43でも2000万円前後、GT 63では3000万円、GT63 S Eパフォーマンスでは3300万円を超える場合もあるだろう。

先代モデルが継続販売されている4ドアクーペは、マイルドハイブリッドの3.0リッター直6エンジンを搭載した43 4マティック+が1550万円、同じパワーユニットの高出力仕様である53 4マティック+が2035万円。GT63 S 4マティック+が2973万円、GT63 S E パフォーマンスが3315万円という価格設定だ。

維持費:都市部の駐車場代を除けば納得できるレベルか?

メルセデス AMG GTは高性能かつ高価格帯の輸入車であるため、年間の維持費も国産車に比べると高額になる。交換部品やメンテナンスにかかる整備費用などはオーナーの乗り方や使い方によって変わってくるが、年間でおよそ130万円程度は必要と考えられる。ただ、都市部では駐車場の費用が特に高額になるため、保管場所を所有していれば維持費は抑えられるだろう。主な費用項目と目安は以下の通り:

メルセデス AMG GT モデル解説

メルセデス AMG GT クーペはAMGが独自開発する高性能GT。世代が異なるが、スポーティな2ドアと日常づかいを意識した4ドア、2種類のボディタイプが用意される。パワートレインもエンジンのみの仕様と電動アシストタイプがあり、多彩なモデルが用意されている。以下、メルセデス・ベンツ日本が今年4月21日に発行した最新の価格・諸元表にある車種構成に基づき、2ドアクーペ2グレード、4ドアクーペ3グレードを紹介する。

メルセデス AMG GT 43 クーペ(192型)

メルセデス AMG GT 43 クーペは、現行の2ドアGTシリーズにおけるエントリーモデルでありながら、本格的な走行性能と洗練されたスタイリングを併せ持つ。パワートレインには、ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)付きの2.0リッター直4ターボエンジンを搭載し、最高出力421PS、最大トルク500Nmを発生。駆動方式は後輪駆動(RWD)で、トランスミッションはAMG専用の9速MCTを採用。0-100km/h加速は4.6秒と俊敏なレスポンスを示す。

電動アシストにより滑らかな発進と高効率を実現し、WLTCモード燃費は10km/L前後(欧州値換算)と高性能車としては優れた経済性も備える。縦型のMBUXスクリーンを中心とした先進的なコクピット、2+2の実用的なキャビン、広いラゲッジスペースなど、日常使いに適したラグジュアリーGTとしての実力も高い。

発表2024年
全長/全幅/全高/ホイールベース4730/1930/1365/2700mm
パワートレイン2.0リッター直4ターボ(マイルドハイブリッド)
総排気量1991cc
最高出力、最大トルク421PS(310kW)/6750rpm、500Nm/5000rpm
ハイブリッドモジュール:10kW/2500~5100rpm、58Nm/50~1300rpm
トランスミッション、駆動方式9速AT、RWD
車両重量1790kg
0→100km/h加速4.6秒
最高速度280km/h

メルセデス AMG GT 63 4マティック+クーペ(192型)

メルセデス AMG GT 63 クーペはAMG製4.0リッター V8ツインターボエンジン(M177型)を搭載。585PS、800Nmというパフォーマンスにより、0-100km/h加速はわずか3.2秒。可変トルク配分式のAMG 4マティック+に加え、アクティブリヤステアリング、電子制御サスペンション「AMG RIDE CONTROL」、アクティブエアロダイナミクス(可動式リヤウイングとエアフラップ)などの高度な車両制御技術を搭載し、非常に高い限界性能と安定性を両立する。ブレーキにはAMG高性能コンポジットディスクを装備し、オプションでカーボンセラミックも選択できる。

内装はナッパレザーやアルミ、カーボンを多用したAMG専用仕立てで、縦型MBUXディスプレイとタッチ式ステアリングが先進性と操作性を高めている。大型のラゲッジスペースも備え、日常性を持ちながらスーパースポーツの領域に迫る万能GTである。

発表2023年
全長/全幅/全高/ホイールベース4730/1985/1355/2700mm
パワートレイン4.0リッターV8ツインターボ
総排気量3982cc
最高出力、最大トルク585PS(430kW)/5500〜6500rpm、800Nm/2500〜5000rpm
トランスミッション、駆動方式9速AT、AWD
車両重量1940kg
0→100km/h加速3.2秒
最高速度315km/h

メルセデス AMG GT 63 S Eパフォーマンス クーペ(192型)

メルセデス AMG GT 63 S Eパフォーマンスクーペは、GT 63のパワートレインにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたフラッグシップモデル。最高出力612PS、最大トルク850Nmを発生するV8エンジンと、150kW、320Nmのモーターによる圧倒的な性能で、システム最高出力600kW(816PS)、システム最大トルク1420Nmに達する。0-100km/h加速は2.8秒を誇る。搭載するAMGハイパフォーマンスバッテリーは、液冷式を採用することでサーキット走行などの高負荷時でも高いパフォーマンスを維持する。リヤアクスルのエレクトリック・ドライブ・ユニット(EDU)は、エンジンの影響を受けずに独立して作動することでスムーズにパワーを伝達するとともにLSDの機能を統合してダイレクトな駆動力を実現する。

発表2024年
全長/全幅/全高/ホイールベース4730/1985/1355/2700mm
パワートレイン4.0リッターV8ツインターボ(プラグインハイブリッド)
総排気量3982cc
最高出力、最大トルク612PS(450kW)/5750〜6500rpm、850Nm/2500〜4500rpm
ハイブリッドモジュール:150kW/4500~8500rpm、320Nm/500~4500rpm
システム最高出力:600kW(816PS)、システム最大トルク:1420Nm
トランスミッション、駆動方式9速AT、AWD
車両重量2150kg
0→100km/h加速2.8秒
最高速度320km/h

メルセデス AMG GT 43 4マティック+(ISG)4ドアクーペ(290型)

メルセデス AMG GT 43 4マティック+(ISG)4ドアクーペは、4ドアGTシリーズのエントリーモデルであり、パフォーマンスと実用性を高次元で融合している。搭載されるのは3.0リッター直6ターボエンジン(M256型)にISGを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステム。最高出力367PS、最大トルク500Nmを発揮し、滑らかな加速性能と燃費効率を両立する。駆動方式は可変トルク配分型のAMG 4マティック+を採用し、高い走行安定性と俊敏なレスポンスを実現。9速ATや電子制御サスペンションも備え、日常の快適性とAMGらしいダイナミズムが共存する。5人乗車が可能な高級感溢れるキャビンと450L超のトランク容量を備え、ビジネスユースからロングツーリングまで幅広く対応する万能GTである。

発表2019年
全長/全幅/全高/ホイールベース5050/1955/1455/2950mm
パワートレイン3.0リッター直6ツインターボ(マイルドハイブリッド)
総排気量2996cc
最高出力、最大トルク367PS(270kW)/5500〜6100rpm、500Nm/1600〜4500rpm
ハイブリッドモジュール:16kW/900rpm、250Nm/500rpm
トランスミッション、駆動方式9速AT、AWD
車両重量2080kg
0→100km/h加速4.9秒
最高速度270km/h

メルセデス AMG GT 53 4マティック+(ISG)4ドアクーペ(290型)

メルセデス AMG GT 53 4マティック+(ISG)4ドアクーペは、GT 43と同じ3.0リッター直6ターボ+ISGを435PS、520Nmにパワーアップして搭載したモデル。9速ATと4マティック+に加え、AMG RIDE CONTROL+エアサスペンションなどを備え、快適性と操縦性能をさらに高次元で融合した。4ドアならではの実用性やラゲッジスペースはそのままに、よりスポーティで濃密なAMGドライブ体験を提供する。動力性能を高めながら、価格や燃費にも優れた万能型ハイパフォーマンスGTといえる。

発表2018年
全長/全幅/全高/ホイールベース5050/1955/1440/2950mm
パワートレイン3.0リッター直6ツインターボ(マイルドハイブリッド)
総排気量2996cc
最高出力、最大トルク435PS(320kW)/6100rpm、520Nm/1800〜5800rpm
ハイブリッドモジュール:16kW/900rpm、250Nm/500rpm
トランスミッション、駆動方式9速AT、AWD
車両重量2100kg
0→100km/h加速4.5秒
最高速度285km/h

メルセデス AMG GT 63 S E パフォーマンス 4ドアクーペ(290型)

メルセデス AMG GT 63 S E パフォーマンス 4ドアクーペは、AMG GT 4ドアクーペシリーズにおける頂点に位置づけられる1台。最高出力639PS、最大トルク900Nmを誇るAMG製4.0リッターV8ツインターボエンジン(M177型)にプラグインハイブリッドシステムを追加。システムトータルでは2ドアのGT 63 S E パフォーマンスを上回る最高出力843PS、最大トルク1470Nmという圧倒的なパワーを誇る。アクティブサスペンションや後輪操舵など、4ドアながらサーキット走行に耐えうるハイレベルな走行制御技術を搭載する。

発表2021年
全長/全幅/全高/ホイールベース5050/1955/1440/2950mm
パワートレイン4.0リッターV8ツインターボ
総排気量3982cc
最高出力、最大トルク470kW(639PS)/5500~6500、900Nm/2500~4500
ハイブリッドモジュール:150kW/4500~8500rpm、320Nm/500~4500rpm
システム最高出力843PS、システム最大トルク1470Nm
トランスミッション、駆動方式電子制御9速AT、四輪駆動
車両重量2410kg
0→100km/h加速2.9秒
最高速度316km/h

メルセデス ベンツ AMG GTの新車・中古車価格

メルセデス AMG GTの新車価格は約1600万~3300万円。中古車は2015年から2023年まで販売された初代モデルの2ドアで600万円台から流通している。4ドアは年式・仕様により様々だが、800万円台から見つかる。

モデル車両本体価格(税込)
AMG GT 43 クーペ(2ドア)1668万円
AMG GT 63 4マティック+ クーペ(2ドア)2783万円
AMG GT 63 S Eパフォーマンス クーペ(2ドア)3085万円
AMG GT 43 4マティック+ (ISG) 4ドアクーペ1550万円
AMG GT 53 4マティック+ (ISG) 4ドアクーペ2035万円
AMG GT 63 S E パフォーマンス 4ドアクーペ3315万円

メルセデス ベンツ AMG GTについて多い質問

メルセデス AMG モデルの中でもピュアにスポーツ性能を追求したのがAGM GTだ。
メルセデス AMG モデルの中でもピュアにスポーツ性能を追求したのがAGM GTだ。

以下では、メルセデス ベンツ AMG GTについて多い質問・疑問に回答する。

Q1:メルセデス AMG GTとSLでは、どちらがスポーツ性能に優れているか?

メルセデス AMG GTはフロントミッドシップの専用設計シャーシを採用し、よりピュアなスポーツ性能を追求している。SLは快適性やオープン走行の楽しさも重視しており、走りの鋭さではGTが上回る。

Q2:メルセデス AMG GT 43とGT 63では、どれほど走りに差があるか?

メルセデス AMG GT 43は直4ターボ+マイルドハイブリッド(2ドアクーペ)で、ノーズの軽さからくる軽快さ、走りの滑らかさとバランスが魅力。一方、GT 63はV8ツインターボ搭載で、爆発的な加速とサーキットレベルの走行性能を備えており、キャラクターが大きく異なる。

Q3:2ドアと4ドアで実用性や乗り心地に違いはあるか?

2ドアはスポーツ性重視で低く構えたスタイルと俊敏な動きが特徴。4ドアは後席や荷室も広く、長距離移動の快適性や日常での実用性に優れている。用途によって、選ぶべきモデルが異なると言える。

メルセデス ベンツ AMG GTの購入方法

メルセデス AMG GT クーペはメルセデス・ベンツ日本が輸入し、2ドア/4ドアともに全国のメルセデス・ベンツ正規ディーラーで取り扱っている。中古車は正規ディーラーのいわゆる認定中古車のほか、専業店などでも比較的扱いは多い。

“2t超のスーパースポーツ”メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンスを富士スピードウェイで全開試乗

ハイパフォーマンスPHEVの「メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンス」に試乗した。すでに市街地や一般道での試乗記は既報の通りだが、今回は制限速度のない本格的なサーキット、富士スピードウェイでどのような走りを見せたかリポートする。

メルセデスのスーパースポーツ「GT63クーペ」にトップグレードとなるPHVモデル「GT63 S Eパフォーマンス」が追加された。ノーマルモデルと比較することで見えてきた事実とは?

好事家を悩ませる2台の「メルセデスAMG GT」を比較テスト「GT 63 S Eパフォーマンス」か「GT 63 4マティック+クーペ」か

メルセデスAMGのスーパースポーツ「GT 63クーペ」にシリーズ初となるPHVが加わった。それがシステムアウトプット816PS/1420Nmという強烈な心臓部を持つ「GT 63 S Eパフォーマンス・クーペ」だ。純エンジン車の「GT 63 4マティック+クーペ」との比較で見えてきた事実とは!?(GENROQ 2025年6月号より転載・再構成)

連載 ゲンロクWeb徹底解説シリーズ

オフ会 2025.12.03

「純ベタ」ってこういうこと! より低くを目指した『ヴェルファイア』は、気合いの入ったファミリーカーでした

世界で初めて“スーパースポーツSUV”というカテゴリを確立したランボルギーニ ウルス。
名鑑 2025.11.23

中身はスーパーカーの性能をもつスーパーSUV「ランボルギーニウルス」|性能や特徴、新車・中古車価格

圧倒的な静粛性と乗り心地の一方で、ランドローバーが誇るオフロード性能も兼ね備えるレンジローバー。
名鑑 2025.11.14

“ラグジュアリーSUV”の最高峰 ランドローバー レンジローバーを徹底解説|性能や特徴、新車・中古車価格

ファントムよりもドライバーズカー寄りのモデルを望む声に応えるカタチで登場したロールスロイス ゴースト。
名鑑 2025.10.19

“品格”で魅せるハイエンドサルーン「ロールス・ロイス ゴースト」を徹底解説|性能や特徴、新車・中古車価格

フランスのピュアスポーツであるアルピーヌA110は、軽いボディと俊敏なハンドリングを最大の武器とする。
名鑑 2025.10.10

フランス生まれの軽量スポーツカー「アルピーヌA110」を徹底解説|性能や特徴、新車・中古車価格

アメリカンスーパーカーの代表格シボレーコルベット。C8は第8世代となる最新モデルで、初のミッドシップレイアウトで登場した。
名鑑 2025.09.27

ミッドシップ化したアメリカンスポーツカー“シボレーコルベットC8”を解説|性能や特徴、新車・中古車価格