FORD Mustang GTD

F1王者が語るドライビングの極意

フォード・パフォーマンスは、公式YouTubeチャンネルにマックス・フェルスタッペンの「マスタング GTD」ドライブ動画を公開した。
来季からフォード製パワーユニットを導入するレッドブル。今回、フェルスタッペンのために、RS200とマスタング GTDが用意された。

2026年シーズンから、レッドブル・レーシングはF1において、フォード製パワーユニットを使用。これに先立って、フォードのモータースポーツ部門「フォード・パフォーマンス」はマックス・フェルスタッペンによる、フォード製パフォーマンスカーのテストドライブを企画した。

今回、フェルスタッペンのために、グループBマシンの「RS200」と、GT3と同時開発されたハイパフォーマンスモデル「マスタング GTD」を用意。フェルスタッペンはまずRS200をドライブし、ドライビングスタイルの進化、彼がF1の頂点に上り詰めた過程におけるドライビングトレーニングの重要性、世界最高峰のレースにおける心構えについて、じっくりと明かしている。

マスタング GTDのテストドライブを堪能

フォード・パフォーマンスは、公式YouTubeチャンネルにマックス・フェルスタッペンの「マスタング GTD」ドライブ動画を公開した。
初めてマスタング GTDのステアリングを握ったフェルスタッペン。フランスのミニサーキットで、そのパフォーマンスを瞬時に引き出してみせた。

RS200のドライブ後、フェルスタッペンはサーキットへと場所を移し、公道走行可能なGT3レーシングカーとして開発されたマスタング GTDのステアリングを握った。マスタング GTDをドライブしながら、彼自身のサーキットに対する取り組み方を、動画のホスト役であるモータージャーナリストのクリス・ハリスへと説明している。

フェルスタッペンはサーキットのレイアウトやブレーキングポイントを全体として記憶するのではなく、ひとつずつのコーナーを食い尽くすように走り込み、グリップがある場所とない場所を確認していた。サーキットを容赦なく攻め続け、その秘密を暴き出すまで突き詰めることで、可能な限りのスピードを引き出すという。

今回、マスタング GTDは、フェルスタッペンの飽くなきドライビングへの探究にも、しっかりと応えることになった。最高出力800PSを超える5.2リッターV型8気筒エンジンからのパワーデリバリー、バンピーな路面における懐の深い足まわり、標準装備されるカーボンセラミックブレーキ特性の瞬時に理解し、限界レベルでのマシンコントロールを披露した。

下記に公開されたスペシャル動画において、縁石を飛び越えるたびに浮かぶ笑顔からも、フェルスタッペンがどれだけマスタング GTDのドライブを楽しだかが分かるはずだ。

フェルスタッペンのマスタング GTD試乗を動画でチェック!

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行する「フォード マスタング GTD」。

“公道走行可能”なレーシングカー「フォード マスタング GTD」がニュルブルクリンクで“6分57秒685”をマーク【動画】

フォードは、レーシングカー「マスタング GT3」と同時開発されたハイパフォーマンス仕様「マスタング GTD」による、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのタイムアタックを実施。市販スポーツとしては5番手タイムに相当する6分57秒685を記録した。フォードは、このニュルアタックを記録したドキュメンタリー動画を公式YouTubeチャンネルで公開している。