エグゼクティブラウンジ限定、EVでの航続距離は73㎞

プラグインハイブリッドとは、エンジンとモーターを併用して走る「ハイブリッド(HEV)」機能に加え、家庭用コンセントや充電スタンドなどの外部電源装置から、任意で電力を充電できる機能を備えたクルマ。大容量バッテリーに蓄えた電力を駆使したモーター走行による航続距離の長さもポイントで、環境にも優しい。

40系に追加されたPHEVは、ガソリン、HEVに続く、第3のアル&ヴェル。質の高い移動や環境意識を強く持つ方の“送迎用”として開発された最上級車という位置付け。選べるのはエグゼクティブラウンジのみだ。ミニバンでのPHEVは40系が史上初で、73㎞という飛躍的に延びたEV航続距離が魅力。日常使いでエンジンを使うケースは低いものの、いざという時に併用されるエンジン力を加味すれば、トヨタの発表ではガソリン満タンで850㎞以上の長距離移動が可能という。

動力性能はターボ超え! 給電可能で災害時も安心

6人乗りと定員数こそ減るものの、大容量バッテリー搭載により懸念された室内空間減少はなし。ユニットはHEV搭載と同じ2・5ℓを併用。もっとも使用頻度が高い低中速域の駆動力、加速力を重視したセッティングとなっており、動力性能はヴェルファイアの2・4ℓターボを凌駕と、とてもパワフル。ダッシュや内張りなどにより強い吸遮音材を取り入れるなど、走行時はとても静か。早朝・夜間、長時間待機時なども気にならない。イグニッションがオフの充電時に空調やオーディオ類、照明などが長時間使えるなど、待機時も快適にすごせる。

気になる充電面では、SAや道の駅などで利用可能な「急速充電」では、満充電の約80%が38分程度で完了。家庭での「普通充電」では100V/6Aの場合で満充電33時間。ヴィークルパワーコネクターとよばれる変換アダプターを追加すれば充電口からの外部給電が可能となり、一般家電を最大1500Wまで利用可能。お出かけ先や停電時、災害時なども有効に活用できる。

余談だが、本杢ステアリングや19インチ、天井表皮が専用のウルトラスエードとなるが、それ以外の目立ったデザイン上の違いは給電口以外なし。装備はHEVのエグゼクティブラウンジとほぼ同等だ。

充電口が運転席側に。家庭用コンセントからと、SAなどの専用設備を使っての2つの充電方法に対応。ヴィークルパワーコネクターを使えば家電等も使える。
ヴィークルパワーコネクター
本体を開けた先にあるコンセント差し込み口(矢印部分)から、一般家電が使える便利なコネクター。PHEVに標準で付属しており、ボディ側の充電口に差し込むだけ。


加速×燃費性能比較! ターボ車を超える力強さは一目瞭然!


専用加飾の内装は6人乗りのみ


走りに安定感あり!

40系で唯一となる、ブレーキ時の前のめりを低減する制御機能を搭載。床下アンダーカバーも広範囲に施工と、安定性の高い走りも自慢。

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