Chevrolet Corvette Z06 / ZR1 / ZR1X
プロドライバーを除く最速ラップタイプ

ゼネラルモーターズ(GM)のシボレー・ディビジョンは、新型コルベットの走行性能を実証すべく、最新世代のコルベット Z06、ZR1、ZR1Xを、全長20.823kmのニュルブルクリンク・ノルトシュライフェに持ち込んだ。
今回のタイムアタックには、豊富な経験と高度なドライビングスキルを持ち、車両開発に携わったシボレーのエンジニア3名が参加。プロのレーシングドライバーを含まない開発チームながら、米国系メーカーとして最速となる公式ラップタイムを記録した。
コルベット ZR1Xの車両開発エンジニアを務めたドリュー・キャトルは、電動全駆動のZR1Xをドライブし、6分49秒275のラップタイムを記録。ニュルブルクリンクの公式記録ラップランキングにおいて、プロのレーシングドライバー以外として、最速ラップタイム保持者となった。
コルベット ZR1の車両ダイナミクスエンジニアのブライアン・ウォレスは、最高出力1078PSを誇るコルベット ZR1で6分50秒763マーク。車両パフォーマンスマネージャーのアロン・リンクは、コルベット Z06のステアリングを握り、7分11秒826のラップタイムを記録している。
ゼネラルモーターズのマーク・ロイス会長は、今回のタイムアタック成功を受けて次のようにコメントした。
「これまで世界中のあらゆる自動車メーカーが、今回のようなニュルブルクリンク・チャレンジにトライしようとは考えませんでした。ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェにおいて、GMエンジニアと車両に限界がないことを証明したのです。この3台は、歴史上最高のコルベットだと断言できます」
チャレンジを追ったドキュメンタリーを公開

3名のエンジニアは、リンクが800周、ウォレスが425周、キャトルが600周と、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェでの豊富なドライブ経験を持っていた。GM製モデルの開発とテストのため、ニュルブルクリンクに3名が合わせて31回も訪問している。
また、ニュルブルクリンク・チャレンジを追ったドキュメンタリーフィルム『Homegrown Speed: A Corvette Story』を、シボレー公式YouTubeチャンネルに公開。GMが所有するミルフォードのプロビンググラウンドから、ニュルブルクリンク挑戦までの舞台裏に迫り、3台のコルベットと3名のドライバー達のハードワークに迫っている。
コルベットのニュルブルクリンク挑戦を動画でチェック!
