

メタリックマットグラファイトグレー×メタリックスパークブラック

カワサキ・Ninja ZX-25R SE……1,014,200 円(消費税10%を含む)
カワサキ・Ninja ZX-25RR ……1,052,700 円(消費税10%を含む)
Ninja ZX-25R SE 2026年モデルの主な変更点
2026年モデルのNinja ZX-25R SEでは、従来モデルから複数の仕様変更が行われている。最も注目すべきは出力特性の変更だ。最高出力は35kW(48PS)/15,500rpmから34kW(46PS)/16,000rpmへと変更され、より高回転寄りの設定となった。ラムエア加圧時も36kW(49PS)/15,500rpmから35kW(48PS)/16,000rpmに変更されている。
最大トルクも22Nm(2.2kgf・m)/12,500rpmから21Nm(2.1kgf・m)/12,500rpmへと若干の変更が加えられた。これらの変更は触媒仕様の変更に伴うもので、環境性能の向上が図られている。
カラーリングとグラフィックも一新され、メタリックマットグラファイトグレー×メタリックスパークブラックの新色が採用された。
燃費性能の向上
燃料消費率も改善されており、国土交通省届出値(60km/h・定地燃費値)では24.6km/Lから25.1km/Lへと向上。一方、WMTCモード値では18.7km/Lから18.1km/Lとなっている。
上位モデル「Ninja ZX-25RR」の特徴
Ninja ZX-25RRは、SEモデルをベースにさらなる装備充実を図った上位グレードだ。価格は105万2700円とSEより約3万8000円高い設定となる。
最大の特徴は、ショーワ製BFRC-liteリヤショックアブソーバーを標準装備している点だ。これにより、ホイールトラベルは後116mmから122mmに拡大され、より優れたサスペンション性能を実現している。
カラーリングには鮮やかなライムグリーンが採用され、「RR」ロゴ入りの専用グラフィックが装着される。SEモデルの装備のうち、USB電源ソケット、ウインドシールド(スモーク)、フレームスライダーを除く装備が標準搭載されている。
249cc並列4気筒エンジンの魅力
両モデルに搭載される249cc並列4気筒エンジンは、16,000rpmまで回る高回転型ユニットだ。水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンは、50.0mm×31.8mmのボア×ストローク、圧縮比12.5:1という高性能な設計となっている。
エンジン回転数の上昇とともに奏でられる官能的なエキゾーストサウンドは、まさにスクリーミングインラインフォーの醍醐味だ。最高出力34kW(46PS)を16,000rpmで発揮し、最大トルク21Nm(2.1kgf・m)を12,500rpmで発生する。
充実のライダーサポートシステム
両モデルにはKTRC(カワサキトラクションコントロール)とKQS(カワサキクイックシフター)が標準装備される。KQSはクラッチ操作なしでシフトアップ・ダウンが可能なシステムで、スポーツ走行時の利便性を大幅に向上させる。
インストゥルメントには4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶ディスプレイを採用。視認性の高い大型ディスプレイで各種情報を確認できる。
トレリスフレームによる軽量・高剛性ボディ
シャシーにはトレリスフレームを採用し、車両重量184kgの軽量ボディを実現している。前後サスペンションは、前がテレスコピック(倒立・インナーチューブ径37mm)、後がスイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)を採用。
ブレーキシステムは前後ともシングルディスクで、前310mm、後220mmの構成となる。17インチホイールには前110/70R17、後150/60R17のタイヤが装着される。
2026年モデルでスタンダードグレード廃止
注目すべき点として、2026年モデルではNinja ZX-25R(スタンダード)の取り扱いが予定されていない。ラインナップはSEとRRの2グレードのみとなり、より装備充実したモデルに集約される形だ。
両モデルとも海外工場であるKawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co., Ltd(KMT)で日本向けに生産され、ABS装着車として供給される。二輪車リサイクル対象車両で、価格には二輪車リサイクル費用が含まれている。
発売予定日は2025年10月1日(水)で、カタログ発行については別途案内される予定だ。249cc並列4気筒エンジンの魅力を存分に味わえるスーパースポーツモデルとして、多くのライダーの注目を集めそうだ。
| 車名 | Ninja ZX-25R SE | Ninja ZX-25RR |
| マーケットコード | ZX250KTANN | ZX250NTFNN |
| モデルイヤー | 2026年 | 2026年 |
| 型式 | 8BK-ZX250H | |
| 型式指定・認定番号 | Ⅱ-382(認可内示日:令和7 4月30日) | Ⅱ-382(認可内示日:令和7 4月30日) |
| エンジン型式 | ZX250EE | ZX250EE |
| メーカー希望小売価格 | 1,014,200円 | 1,052,700円 |
| カラー(カラーコード) | メタリックマットグラファイトグレー×メタ リックスパークブラック(GY1) | ライムグリーン(GN1) |
| 発売予定日 | 2025年10月1日(水) | 2025年10月1日(水) |
| カタログ発行予定 | ※別途ご案内いたします。 | ※別途ご案内いたします。 |
※メーカー希望小売価格は消費税を含む参考価格です。価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※当モデルはカワサキモータース株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co., Ltd(KMT)において日本向けに生産された車両です。
※当モデルはABS装着車です。
※2026年モデルではNinja ZX-25R(スタンダード)の取扱い予定はございません。
主要諸元
Ninja ZX-25R SE / Ninja ZX-25RR 主要諸元
{ }はNinja ZX-25RR
車名:Ninja ZX-25R SE Ninja ZX-25RR
型式:8BK-ZX250H
全長×全幅×全高:1,980mm×750mm×1,110mm
軸間距離:1,380mm
最低地上高:125mm
シート高:785mm
キャスター/トレール:24.2°/99mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ
総排気量:249㎤
内径×行程/圧縮比:50.0mm×31.8mm/12.5:1
最高出力:34kW(46PS)/16,000rpm ラムエア加圧時:35kW(48PS)/16,000rpm
最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)/12,500rpm
始動方式:エレクトリックスターター
点火方式:バッテリ&コイル(フルトランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:2.9L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常時噛合式6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ:
1 速 2.928(41/14)
2 速 2.055(37/18)
3 速 1.619(34/21)
4 速 1.333(32/24)
5 速 1.153(30/26)
6 速 1.037(28/27)
一次減速比/二次減速比:2.900(87/30)/3.571(50/14)
フレーム形式:トレリス
懸架方式:前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径 37mm)、後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル:前 120mm、後 116mm {122mm}
タイヤサイズ:前 110/70R17M/C 54H、後 150/60R17M/C 66H
ホイールサイズ:前 17M/C×MT3.50、後 17M/C×MT4.50
ブレーキ形式:前 シングルディスク 310mm(外径)、後 シングルディスク 220mm(外径)
ステアリングアングル(左/右):35°/ 35°
車両重量:184kg
燃料タンク容量:15L
乗車定員:2 名
燃料消費率(km/L)(※1):
25.1km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)(※2)
18.1km/L(WMTC モード値 クラス3-2、1 名乗車時)(※3)
最小回転半径:2.6m
カラー:メタリックマットグラファイトグレー×メタリックスパークブラック {ライムグリーン}
(※1):燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
(※2):定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
(※3):WMTC モード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。
