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だが、気になるのがガソリン価格。ゴールデンウィークは高速道路料金の休日割引もないし、可能な限り旅費を抑えるためにも、ガソリンの給油はできるだけ安いところでやりたいのも人情だ。
でも、ガソリン価格は都道府県ごとの差も大きいため、自分が旅に行く地域では、どれくらいの価格になっているのかは、事前に調べておくといいかもしれない。
そこでここでは、参考までに、資源エネルギー庁が発表したお盆休み直前の2025年8月4日時点における都道府県別ガソリン平均価格を調査。レギュラーとハイオクの両方で、全国平均価格と比べ、安い都道府県ベスト10と高い都道府県ワースト10を紹介する。
REPORT●平塚直樹
PHOTO●写真AC
＊写真はすべてイメージです
ガソリン価格が安い都道府県 ベスト10
まずは、2025年8月4日時点で、ガソリンの平均価格が、全国平均価格（レギュラー174.2円/L、ハイオク184.9円/L）と比べて安い都道府県ベスト10を紹介しよう。
【レギュラーガソリンが安い都道府県ベスト10】
1位：愛知県 168.0円/L（-6.2円/L）
2位：宮城県 168.7円/L（-5.5円/L）
3位：埼玉県 169.0円/L（-5.2円/L）
4位：兵庫県 169.2円/L（-5.0円/L）
5位：岩手県 169.5円/L（-4.7円/L）
6位：徳島県 169.8円/L（-4.4円/L）
7位：青森県 170.1円/L（-4.1円/L）
8位：滋賀県 170.9円/L（-3.3円/L）
8位：奈良県 170.9円/L（-3.3円/L）
10位：茨城県 171.3円/L（-2.9円/L）
＊2025年8月4日時点、出展：資源エネルギー庁
＊（ ）内は全国平均価格174.2円/Lとの差
【ハイオクガソリンが安い都道府県ベスト10】
1位：愛知県 179.4円/L（-5.5円/L）
2位：埼玉県 179.8円/L（-5.1円/L）
3位：宮城県 179.9円/L（-5.0円/L）
4位：兵庫県 180.3円/L（-4.6円/L）
4位：岩手県 180.3円/L（-4.6円/L）
6位：徳島県 180.4円/L（-4.5円/L）
7位：青森県 181.0円/L（-3.9円/L）
8位：奈良県 181.8円/L（-3.1円/L）
9位：滋賀県 181.9円/L（-3.0円/L）
10位：和歌山県 182.0円/L（-2.9円/L）
＊2025年8月4日時点、出展：資源エネルギー庁
＊（ ）内は全国平均価格184.9円/Lとの差
レギュラーとハイオクの両方で、トップ3には愛知県、埼玉県、宮城県がランクイン。埼玉県は首都圏のひとつだし、名古屋がある愛知県は名古屋、宮城県も仙台があっていずれも大都市圏だといえる。一般的に、大きな都市のある都道府県はガソリン価格も高いイメージもあるなか、これら3県は比較的ガソリン価格が安い。しかも、いずれも観光地などもあるエリアだから、ちょっと注目だ。
また、レギュラー、ハイオク共に、ベスト10入りした都道府県も、ツーリングを楽しめる場所も多いエリア。ガソリン価格が全国平均と比べて安いことは、きっと旅先として考えているライダーたちにとって有り難いはずだ。
ガソリン価格が高い都道府県 ワースト10
次は、2025年8月4日時点で、ガソリン価格が、全国平均価格（レギュラー174.2円/L、ハイオク184.9円/L）と比べて高い都道府県ワースト10だ。
【レギュラーガソリンが高い都道府県ワースト10】
1位：鹿児島県 183.8円/L（+9.6円/L）
2位：長崎県 182.4円/L（+8.2円/L）
3位：長野県 182.3円/L（+8.1円/L）
4位：鳥取県 181.9円/L（+7.7円/L）
5位：山形県 180.6円/L（+6.4円/L）
6位：島根県 179.8円/L（+5.6円/L）
7位：大分県 179.3円/L（+5.1円/L）
7位：宮崎県 179.3円/L（+5.1円/L）
9位：沖縄県 179.0円/L（+4.8円/L）
10位：東京都 178.0円/L（+3.8円/L）
＊2025年8月4日時点、出展：資源エネルギー庁
＊（ ）内は全国平均価格174.2円/Lとの差
【ハイオクガソリンが高い都道府県ワースト10】
1位：鹿児島県 195.0円/L（+10.1円/L）
2位：長野県 193.5円/L（+8.6円/L）
3位：鳥取県 192.9円/L（+8.0円/L）
4位：長崎県 192.1円/L（+7.2円/L）
5位：山形県 191.6円/L（+6.7円/L）
6位：島根県 190.9円/L（+6.0円/L）
7位：大分県 190.2円/L（+5.3円/L）
7位：宮崎県 190.2円/L（+5.3円/L）
9位：福島県 187.4円/L（+2.5円/L）
10位：岐阜都 186.8円/L（+1.9円/L）
＊2025年8月4日時点、出展：資源エネルギー庁
＊（ ）内は全国平均価格184.9円/Lとの差
レギュラー、ハイオク共にワースト1位の二冠となった鹿児島県は、全国平均価格と比べ、レギュラーが+9.6円/L、ハイオクでは+10.1円/Lも高くなっており、他のエリアと比べても断トツだといえる。
また、レギュラーでは上位10位までが178円/L以上、ハイオクは186円/L以上と、全国平均価格と比べて軒並み高くなっている。ほとんどのエリアが地方で、ツーリングなどバイク旅を楽しめる場所が多い傾向なことが残念だ。
夏の北海道のガソリン価格は？
ちなみに、夏のツーリング先として人気の北海道の場合、2025年8月4日時点のガソリン平均価格は以下の通りだ。
レギュラーガソリン173.3円（全国平均比-0.9円）
ハイオクガソリン185.1円（全国平均比+0.2円）
＊2025年8月4日時点、出展：資源エネルギー庁
＊（ ）内は全国平均価格との差
全国平均価格（レギュラー174.2円/L、ハイオク184.9円/L）と比べて、あまり差は大きくない価格帯となっているようだ。お盆の時期にツーリングを考えているライダーは参考にして欲しい。
暫定税率の廃止などガソリン価格は課題も多い
ガソリン価格については、近年、1リットル当たり25.1円を上乗せする暫定税率の廃止が政府と野党の間で議論されているのはご存じの通り。もし実現すれば価格が下がることが期待できるものの、なかなか実施時期が見えてこないのも確か。本当に暫定税率は廃止となるのか？ 実現する場合はいつからの実施となるのか？ 今後の動向に注目だ。
