安全装備がシエラよりも充実して安心感も向上する
今のジムニーシリーズでは、先進の安全装備や運転支援機能が充実する。ジムニーノマドが搭載するタイプはデュアルカメラブレーキサポートだ。2個のカメラが前方の車両や歩行者を検知して、衝突被害軽減ブレーキを作動させる。ちなみにジムニー、ジムニーシエラが採用するタイプは、1個のカメラと赤外線レーザーをセンサーとして使うデュアルセンサーブレーキサポート。この方式に比べてジムニーノマドのデュアルカメラブレーキサポートは衝突被害軽減ブレーキの作動方法がキメ細かい。夜間の歩行者検知も可能にし、標識認識も一時停止を含めて充実している。
そしてジムニーノマドの4速ATは、5速MT以上に機能が充実する。前方の誤発進抑制機能に加えて、後方の誤発進抑制機能と、ブレーキを作動させる後退時ブレーキサポートも加わる。定速走行装置のクルーズコントロールも、車間距離を自動制御できるアダプティブタイプに進化する。

エアバッグは、運転席と助手席に加えて、カーテンエアバッグと前席のサイドエアバッグも標準装着する。前後左右から衝突された時の安全性も高めている。

ジムニーシリーズは、一般的な乗用車のモノコック構造ではなく、ラダーフレームにボディを架装している。そのために専用の衝撃吸収ボディを採用して、安全性を向上させた。


ジムニーノマドの4速AT仕様では、クルーズコントロールが車間距離を自動制御できるアダプティブタイプになり、使い勝手と快適性が優れている。


ジムニーノマドの4速AT仕様には、後退時ブレーキサポートが標準装着される。低速で後退する時も、衝突被害軽減ブレーキを作動させる。

ハイビームで走行中に、対向車や先行車を検知すると、自動的にロービームに切り替える。対向車や先行車がいなくなると、自動的にハイビームに戻る。

衝突被害軽減ブレーキなどを作動させるセンサーとして、2個のカメラを使っている。夜間を含めて、車両や歩行者を検知して、安全性をさらに向上させている。

前方の誤発進抑制機能は、ジムニーシリーズすべての4速ATに採用される。ノマドの4速ATでは、後方の誤発進抑制機能も追加装着され、低速で後退する時の衝突事故を防ぐ。

先行車が発進したのに自車が発進しない場合、ブザーなどによって知らせてくれる。発進の遅れなどを防ぐ。またこの機能の作動が頻発すると、後続車との衝突が懸念される。

走行中に車線などを検知して、左右にふらつきながら走ると、ブザーやメーター内部の表示によって警報を発する。高速での車線逸脱も検知し、警報してくれる。

標識認識機能は、すべてのジムニーシリーズに採用されている。特にノマドは、一時停止も検知できるため、安全性がさらに高まっている。
自動車誌MOOK『ジムニー ノマド購入ガイド』より



