イベント 国際派エリートのカローラ君は、実は地元の愛されキャラだったというお話【写真・2枚目】 トヨタ自動車東日本の岩手工場。2025年5月より、カローラクロス(すべての日本市場向け車両と、海外市場向けの一部)の生産を行なっている。アクア、ヤリス、ヤリスクロス、レクサスLBXの生産も担っている。 開会式に登壇した岩手県の達増拓也知事。「トヨタ自動車東日本さんには、東日本大震災の復興に多大な支援をいただきました。世界に誇るカローラシリーズを岩手県で生産していることは大変光栄です」 開会の挨拶を述べたトヨタ自動車東日本の石川洋之社長。「我々はずっとカローラに携わってきました。そして今ここにいらっしゃるみなさまはカローラの育ての親であり、東北はカローラの故郷なのです」 ラジオ局風のブースでは会場内に向けて音楽を流したり、随時ナレーションを入れたり、開発者を招いてのトークショーを行なっている。会場を盛り上げ、参加者を飽きさせない、なかなか気の利いた演出だ。 会場にはAE86レビンや東京オリンピックのサポートカーといったレアな車両の姿もあり、来場者の視線を集めていた。 岩手工場の常設施設である結ギャラリーには、初代カローラの姿が! 結ギャラリー内に設けられた特設展示。カローラクロスの車体のあちこちに仕込まれた24個の「隠れロゴ」をすべて紹介している。なんともユルい企画だなぁなどと思いつつも、気がつけば筆者も夢中になって見入っていた……。 会場にはカローラシリーズのチーフエンジニアである福島徹さんの姿もあった。「私自身、子どもの頃に親がカローラに乗っていたので、このクルマには強い思い入れがあります。それだけにこうして若いオーナーやヤングファミリーのみなさんがカローラと触れ合っているのを見ると、かつての自分と重なって感慨深いですし、そんなお客さまのためにもっと頑張ろうという気持ちになりますね」 参加者とトヨタの関係者が最新のカローラシリーズの前で集合写真。とにかく若い参加者が多いことがわかるだろう。 この画像の記事を読む