Mercedes-Benz Vision V
豪華絢爛なインテリアのリムジン仕様

メルセデス・ベンツ・バンは、新世代プラットフォーム「VAN.CA(バン・コンバッション・アーキテクチャー)」をベースに開発された新型フル電動バンを、2026年に正式発表予定だ。今回、モントレー・カーウィークで米国初公開される「ヴィジョン V」は、プライベートラウンジを備えた豪華なリムジン仕様となる。
ヴィジョン Vは、フレキシブルな「VAN.EA」による余裕を持ったスペースを活かし、これまでにない没入感のあるデジタル体験を実現。最上級の快適性を備えた豪華でエレガントな運転手付きリムジンとしての使用を想定する。大型グリルを全面に押し出したエクステリアは、メルセデス・ベンツらしいアイコニックなデザインを強調。リムジン仕様は、市販化の際に「VLS」という車名が与えられるという。
「VAN.CA」ベースのバンは、フル電動パワートレインだけでなく、内燃機関(ICE)の搭載も予定されており、実用的なエントリーセグメントのファミリーバン、高級VIPシャトル、ヴィジョン Vのような広大なスペースを持つラグジュアリーなリムジンまで、様々な用途に合わせたモデルが幅広く展開される予定だ。
上海での世界初公開後、ヴィジョン Vはグローバルグランドツアーを行っており、ドバイに続き、米国上陸を実現。ヴィジョン Vは、ペブルビーチのメルセデス・ベンツ・スターラウンジにおいて、8月14日から17日にかけて展示される。
カラオケ機能に英語楽曲を追加

ペブルビーチでで展示されるヴィジョン Vは、より没入感のあるユーザー体験を提供するべく、2つのエンターテインメント機能が導入された。
7種類のインタラクティブワールドのひとつとして「カラオケ」機能がアップデート。上海モーターショーでは現地の中国語楽曲で大成功を収めており、今回の米国上陸に合わせて英語楽曲が追加された。また、シネマティック体験が進化し、ドルビービジョンによりパッセンジャーは、迫力を持ったビジュアル世界に没頭することができる。
カラオケとドルビービジョンは、ヴィジョン Vのプライベートラウンジに統合。フロア下に収納された65インチ「シネマスクリーン」は、パッセンジャーが乗り込み、ドアが閉まると、バーウッドとナパレザーでデザインされたコンソールから魔法のように滑らかに展開する。
シネマスクリーンは、映画やゲームだけでなく、コンサートホール、リモート会議用などを行うオフィス、さらにリラックスのためのプライベート空間としても機能。4K解像度を備えたシネマスクリーンは、動画やゲームを卓越したクリアさと詳細さで表示する。あらゆるエンターテインメントに対応し、豊かな色合いとシャープなコントラストを実現した。
2026年、メルセデス・ベンツ・バンは、新世代MPV最初のモデルとなる「VLE」を投入予定。ヴィジョン Vの市販仕様となる「VLS」は、メルセデス・ベンツが展開するのMPVシリーズとしては初のラグジュアリーミニバンとして販売される予定だ。
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