カーポートマルゼンに聞く『ピックアップトラック』攻略への第一歩!!

そもそもカスタム素材として高い人気を誇ってきたトラックの王者、ハイラックスはもちろん、そこへ割って入るカタチでのトライトンの登場もあって、日本でもピックアップトラックカスタムが盛り上がりつつあるのが今の最旬の現状で。けれどもトラックのことって、実はあんまりよく知らないという人も多いハズ。そこでまずはトラ&ハイが置かれている現在の状況を整理してみたいと思う。

「ハイラックスは専用パーツも多いですが、マルゼンに来られる人はライトな街乗り仕様を望まれる方がほとんどです。トライトンに関しては徐々に増えてきたかなという印象ですが、まだまだ多くはないですね。お客様の年齢層はさまざまで、それこそ若い方から退職後の楽しみとして乗られる方まで、本当に幅広い層。だからこそハードな本格派というよりは、カジュアルに楽しむ人が多いです」。

トライトンとハイラックスでこれは鉄板、というパーツなどはあるのだろうか。

「ハイラックスに関してはライノラック製品の問い合わせがすごく多いです。テールランプやマフラーなども人気ですよ。トライトンに関しては当店でも取り扱っているオートフラッグスさんのハナシがよく出ますね。両車とも基本的にタイヤ&ホイールはノーマル外径もしくはちょいアゲがほぼ9割以上。ローダウン系は残念ながらあまり来ない。オフロード、アゲ系で楽しむ方がほとんどです」。

ちなみにマルゼンではアゲもサゲももちろん対応。オフロード系パーツに関しても在庫がなければ取り寄せてくれるため、自分の目指すスタイルに合わせて、いろいろ相談しながらカスタムを進めることが可能だ。

カーポートマルゼン東大阪店
サブリーダー/津村祐介さん

カーポートマルゼン東大阪店

住所 大阪府東大阪市三島3-1-5
電話 0120-911-787
https://www.maluzen.com/
営業 10:00〜19:00
定休 水曜日(2025年10月15日まで)

基本のタイヤ&ホイール攻略、純正外径をキープしてセレクト

ピックアップトラックでのカスタムとなると、ガツンと大径のオフロードタイヤで大胆にリフトアップ、という姿がどうしても思い浮かびがち。もちろんそれはそれでカッコいいのだが、マルゼンが推奨するのはあくまでライトにカジュアルに楽しむスタイリング。となると最初の第一歩としてオススメできるサイズは、ホイールがホイール17×8Jのインセット20、タイヤが265/65の17インチだ。

「このサイズだとノーマル外径をキープできるので安全ですし、外径アップに伴うさまざまなトラブルや補正の心配もありません。ノーマルサイズなのでホイールもタイヤも選択肢は多いですし、タイヤもほとんどがLT規格なので安心して使えますよ。ちょっと外径で頑張りたいという場合は、タイヤを265/70の17インチという手もありますが、これだとハイラックスはフロントフェンダーが干渉する恐れがあるので、ジャオスのインナーフェンダーに交換するなどの対策は必要になります」。

ホイール、タイヤの選び方にはどんな傾向が見られるのだろうか。

「ホイールは圧倒的にブラック系が人気。あと定番や王道なデザインが好まれます。ゴツゴツだけでなくシンプル系も多いですね。タイヤはR/TかA/Tが主流。オンロードタイヤからの変更になるのでパターンノイズなどは拾いやすくなる点は覚悟が必要ですが、雪道もこなせるのは利点です」。

デザインとしてはカクカク、ゴツゴツしたメッシュ系が人気。シンプルにスポーティなスポークデザインなどもよく選ばれるそう。
オフ系で圧倒的な人気を誇るのはブラックカラーのホイール。引き締まった精悍なテイストが主流だ。
ビードロック風やレンコン系など、トライトン&ハイラックスにはいわゆる王道や定番デザインのホイールが好まれる。立体感ある造形も重視。
三菱・トライトン
トヨタ・ハイラックス

ローダウン仕様を狙うなら
ホイールは20×8.5J+20タイヤは265/50R20

マルゼンに来店するトライトン&ハイラックスはほぼ純正車高かちょいアゲ仕様。しかし両車ともローダウンも良く似合う。その場合は20インチ。タイヤも含めて重くなる傾向があるため、写真のTWSエクスリート306Sのような高剛性で軽量な鍛造モデルも人気。

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STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年9月号 No.357 より