水の乱反射まで利用したメキシコ推しの荷台庭園
植物は色とりどりのお花に加えてサボテンを使用。さらに部分的に雨を降らせつつ、ピラミッドを置くなどインパクトの強い庭園となった作品。コンセプトは「メキシコ」とのことで、「この庭を見て少しでもメキシコについて知ってみたいと思っていただければ」。



滝を作って山の情景を再現、三次元的に作った見事な造形
コンセプトは「山の再現」。荷台にフレームを組み立体的に渓流の風景を作り出した高田造園土木さん。滝を作るなど、水を使って涼しげな情景を作っているのもポイント高し。また、樹木をダイナミックに生い茂らせ、縦方向も使ってインパクトの強い庭園を形作っている。荷台に日本庭園を造り出すその技術は見事というしかない。



ベース車両はダイハツのハイゼット。高々と組み上げたフレームに負けない荷台の植物がインパクト十分の情景を作り出す。
箱庭作りで表現したのは、人工物と自然との調和
庭園中央を流れるカスケードは、見方によっては小川のようにも見える。それを囲むように配された植物達。「人工物と柔和な自然との調和・バランス感を大事にしました」とは飯山造園さん。造園業界のPRにも一役買う、見事な庭園作りを見せている。


荷台に背景枠としてのボックスを作ってしまった飯山造園さん。ひとつの世界観を荷台スペースで完成させている。
山木を使用して表現する「深山と河」の日本庭園
伝統的な庭園デザインと現代的なLED装飾を融合させた福樹園さんの荷台庭園。庭木ではなく山木を仕様することで、深い山と河のせせらぎを表現した日本庭園に仕上げた。竹の壁面を作成し、背の低い植物から背の高い植物へと目線を誘導する作りは見事の一言。



ヨーロッパの風を感じさせるオシャレ庭園
イメージはヨーロッパのパティオ(中庭)。荷台の中央に噴水を配し、周囲を石や植物であしらった。また、助手席側に壁を設置し、見る向きを限定しているのもひと工夫。軽トラックの荷台だけでなく、自宅の庭にも欲しいと思わせる庭園と言って良いだろう。



荷台下にパネルを貼って、庭園の見た目を引き立てる。ハイゼットのブルーの純正色もヨーロッパ風の雰囲気を引き立てている。
池を備えた心洗われる庭園が疲れた現代人を優しく癒す
地域のお祭りを盛り上げるために参加したという北野造園さん。「日本の和心やおもてなしの心を表現した」という荷台は池と豊富な植物で作りあげた「洗心庭」。その名の通り、仕事や人間関係で疲れた心を洗い流し、リフレッシュさせてくれる庭園だ。植物の緑と石の灰色・茶色で彩られたカラーリングも心を落ち着けてくれる要因。



ベース車はHA8アクティトラック。荷台の庭園以外は純正のままエントリーだ。フロントからの見た目とリアとギャップが凄い。
▷軽トラガーデン「みどりの感謝祭2025」 ●開催場所:高岡とちぎの森公園(富山県高岡市)
KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.42 軽トラカスタムガイドNo.2より



