前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年8月11日〜17日に発表されたニュースを紹介する。
Honda FTR223をベースに、北欧神話の太陽を追う狼

SKOLLと名付けられたカスタムバイクが、Deus Ex Machina Japan(以下、デウスジャパン)によって生み出された。倒立フロントフォークと19インチのフロントタイヤが引き締まったアグレッシブなスタンスを描き出し、ストリートにおいて異彩を放つ一台だ。燃料タンクにはホンダ・エルシノアMT250用のタンクをショート化し、リアフレームも大胆にカット、さらにヨシムラ製サイレンサーを装着することで、力強さと存在感、そしてノスタルジックな魅力が同居する“走る相棒”としての個性が際立つ。
ストリート専用を旨とした設計には、アナログな乗り味と俊敏性という相反する要素が絶妙なバランスで折り合い、都市の喧騒の中でこそ体感される「美しいエンジンの鼓動」を追求した思想が色濃く反映されている。ライディングする者にとって、それはまるで狼が疾走するかのような官能的な体験を想起させる。
このSKOLLは現在、デウス原宿店にて展示販売されており、アパレルやギアとともにその佇まいを五感で味わえる空間が用意されている。カフェスペースではくつろぎながら、バイクやカルチャー、スタイルの融合をリアルに感じることができる。単なる製品展示ではなく、デウスのライフスタイルとクリエイティビティが凝縮されたフラッグシップストアとしての存在感が印象深い。
デウスは2006年にオーストラリアで誕生し、“機械仕掛けの神(Deus Ex Machina)”を名の由来に掲げ、クリエイティビティな文化を讃えるブランド哲学を貫いてきた。そこから派生するバイクやサーフィンカルチャーを起点に、現在ではアート、スノー、音楽、サイクルなど多様な領域へと表現を広げ、世界12カ国に展開する旗艦店から発信を続けている。
原宿店はその日本における旗艦として、まさにカルチャーとライフスタイルの交差点となる場を創り出す。モデルとしてのSKOLLの展示は、そのスピリットを体現し、訪れる者にブランド世界観への没入を促す。「この夏、あなただけの感性を刺激する瞬間」が、ここにある。
東京都渋谷区・神宮前に位置するデウス原宿店は、1階カフェが朝9時から夜20時、2階ショップが11時から20時まで営業し、年中無休で訪れる者を受け入れている。ブランドの創造性とカルチャーが交錯する空間に足を運び、展示される特別な一台と真正面から向き合う体験そのものが、他にはない豊かな時間をもたらす。





期間限定公開「ARGUS – DUCATI Monster S2R1000」、Deus原宿に降臨

都内・原宿のライフスタイル発信拠点「Deus Ex Machina Harajuku」に、デウス・オリジナルによるカスタムマシン「ARGUS – DUCATI Monster S2R1000」が期間限定で展示されている。展示は2025年8月12日にスタートし、8月30日(土)までの短期開催となる。ARGUSはDucati Monster S2R1000をベースに、HYOD PRODUCTSとのコラボカスタムとしてTomoyuki Soeda氏(Deus Japan)が制作した一台だ。洗練されたフォルムと、鼓動するようなエンジン挙動が融合し、“機能美の結晶”と呼ぶに相応しい存在感を放つ。展示空間には、Deusのアパレルやギアも併設され、1階のカフェでくつろぎながら、カルチャーとしてのバイクを五感で味わうことができる。単なる製品展示に留まらず、ブランド世界観の体験の場として構成されている。Deus Ex Machina 原宿店はバイク、サーフィン、アート、音楽、カフェといった多様なカルチャーが融合する空間であり、今回のARGUS展示もその精神を体現する一環だ。



ターコイズブルーが映えるカスタム「Blucita」、Deus原宿に登場

Deus Ex Machina Japanによる洗練の一台、「Blucita」が姿を現した。ベースは高性能バイク MV Agusta Rivale 800。ターコイズブルーの燃料タンクとキャメルブラウンのレザーシートが軽快かつ上品な印象を与える。コンパクトな車体は低重心化が施され、3気筒エンジンの独特な鼓動とフィーリングを余すところなく引き出す設計となっている。展示会場となるのは、バイクやカルチャー、アートが融合する旗艦店、Deus Ex Machina原宿店。1階のカフェではくつろぎながらBlucitaを鑑賞でき、2階のショップではブランド世界観を間近に体感可能だ。Blucitaの展示は、新たなライフスタイル提案としてDeusの世界を象徴する存在。今秋、この色鮮やかなカスタムモデルをじっくりと楽しめる機会が到来している。





デウス エクス マキナ 2025年秋冬 新作コレクション、原宿店などで展開開始

デウス エクス マキナが2025年秋冬の新作コレクション第一弾をリリース。ストリートカルチャーへの新しい息吹を込め、日常に溶け込みつつも個性を際立たせるデザインを提案している。新作はデウス原宿店のほか、公式オンラインストアおよび正規取扱店にて展開中 。キービジュアルやプロモーション動画も公開され、ブランドの世界観を存分に体感できる仕上がりだ。店舗は東京都渋谷区神宮前の原宿エリアに位置し、1階カフェは朝9時から夜20時、2階ショップは11時から20時まで、年中無休で営業している。

Deus Ex Machina 新作Tシャツ登場 第1弾はレギュラーフィット4モデル展開

Deus Ex Machina(デウス エクス マキナ)が、2025年秋冬に向けたグラフィックTシャツシリーズ第1弾を発表。定番のレギュラーフィット型で、Straightなシルエットを特徴とする4モデルをラインナップした。デザインには最新のブランドアートを大胆にあしらいながら、ミニマルで力強いロゴを配し、個性と存在感を両立している。展開は原宿の直営店をはじめ、全国の正規取扱店にて実施。Deusの世界観を体感できるフラッグシップストアで、自由とクリエイティビティを感じる一枚を見つけてほしいとのことだ 。















90年代モトクロス魂を纏う──「MARNUS TEAM JACKET」登場

真夏にこそ手にしたい、オフロードの伝統と90年代モトクロスのエッセンスを融合させた「MARNUS TEAM JACKET」がDeus Ex Machinaから登場した。胸にはブランドアートを刺繍とプリントで施し、軽量なシェルには通気性素材+ワックス防水加工を採用。ナイロンキルティングの裏地とポリエステル中綿で防寒性も確保されている。ガーメントウォッシュによる独特の風合いも魅力のひとつ。裾と袖口は調整可能で、フロントはジップとコロゾナットボタンの組み合わせ。DIRTY WHITEとBLACKの2色展開、サイズはS・M・L。Deus直営店および全国正規取扱店で展開され、バイクやカルチャーを纏う新たな一着として提案されている。



ENNE T600GR、次世代フレーム搭載し正式ラインナップに昇格

レーシングチーム「ENNEXEL」が開発した高性能特定小型原付「ENNE T600GR」が、正式製品としてラインナップに追加された。限定5台の先行販売時には予約開始数秒で完売した人気モデルで、600Wの高出力モーターと特製コントローラーにより、20%の急勾配も85kgのスタッフが19km/hを維持して登坂可能とする圧倒的なパワーを実現。冷却性能にも優れ、長時間の負荷走行でも安定した出力維持を実現。さらにペダル発電機構を備え、バッテリー寿命を延ばす発電性能も大幅に向上。定価320,000円のところ、先行販売として192,000円(40%オフ)で予約受付中。
高出力×ペダル発電で進化した「ENNE T600 GR」、新発電機搭載で登場

ENNEは、レーシングチーム「ENNEXEL」によって開発された話題の特定小型原付「ENNE T600 GR」を正式ラインナップ化し、新たに発電機を搭載したモデルを発表した。初回の限定5台は予約開始から数秒で完売したため、その高い登坂性能と洗練されたスタイルが広く注目を集めた。最新モデルには発電効率が約10%向上した新設計の発電機を搭載。価格は定価32万円から40%OFFの先行販売価格19万2000円にて受付中だが、数量限定のため早期終了の可能性がある。ENNE T600 GRはベースモデルT350 Proを強化したハイパフォーマンス仕様で、600Wの高出力モーターと専用コントローラーを装備する。通称「三分坂」と呼ばれる勾配20%の坂道でも、85kgのスタッフが19km/hを維持し登坂を完了する、圧倒的な性能を誇る。さらに内部構造は放熱性能に優れ、長時間の負荷走行でも性能低下や焼損のリスクを排除。都市部の急勾配から郊外の長距離まで安定した走行を実現する信頼性も備えている。環境にも配慮し、ペダルをこぐことで発電してバッテリー寿命を延ばす仕組みを搭載。これは特許取得済の設計で、T250の好評を引き継ぎつつ、発電性能はT350 Pro比で8倍以上に強化されたという。



MotoGP™日本グランプリ舞台に音楽×前夜祭融合「MotoGP™ Night Live」開催

世界最高峰のロードレース、2025 FIM MotoGP™ 第17戦 MOTUL 日本グランプリが9月26日(金)~28日(日)、栃木・モビリティリゾートもてぎで開催される。この期間中、26日・27日の両日夕刻には、人気アーティストの音楽ライブと恒例の前夜祭が融合した「MotoGP™ Night Live」が実施される。OPライブ、前夜祭、EDライブが連続する構成で、出演アーティストは26日がhitomiとアンジュルム、27日がwacciとCANDY TUNE。日本グランプリ観戦券を持つ者は無料で参加可能。さらに16歳から23歳は「16-23 ZERO円パス」を通じて自由観戦エリア及びライブイベントにも無料で参加でき、臨場感あるレースと音楽体験が楽しめる特別な機会となる。



「ゆるキャン△ SEASON3」志摩リンのおでかけセットが初回限定で登場

『ゆるキャン△ SEASON3』の新グッズ「志摩リン おでかけセット」が初回生産限定で登場する。クリアボトル、マフラータオル、ナップサックの3点が揃い、11月中旬発売予定、価格は税込5,000円。ナップサックは両面プリントのメッシュ素材でA4対応、巾着式開閉が可能。マフラータオルはアウトドアシーンにも適したコットン素材、クリアボトルは500ml容量でストッパー付きの着脱設計となっている。いずれもコミケ106(8月16〜17日)や山梨・静岡のモデル地イベントで先行販売され、予約は9月7日まで受け付けられる予定になっている。








東北最大級のバイク展示イベント「BIKETOBER FESTA 2025」仙台で開催

東北最大級のモーターサイクルイベント「BIKETOBER FESTA 2025」が9月27日(土)、28日(日)に仙台市・アズテックミュージアムにて開催される。国産4メーカー(HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKI)の専売店モデルや限定・ファイナルモデル、発売間もない新車、オリジナルカスタム車、厳選された中古車など、全排気量350台以上が一堂に集結する。ハーレーダビッドソンの最新&限定モデル展示や、純正ヘルメットのプレゼント、洋用品サポート最大60万円などの特典も充実。HusqvarnaやBenelliなど海外ブランド、EVバイクも勢揃いし、試乗体験やアクセサリー販売など、バイク好きを満足させる2日間となる。入場・駐車とも無料。



チューリッヒと東京海上が首位獲得、オリコン顧客満足度「バイク保険」調査

8月19日の「バイクの日」に合わせ、オリコンは2025年のバイク保険顧客満足度調査を発表した。ダイレクト型ではチューリッヒ保険が4度目の総合1位を獲得し、「保険料」「商品内容の充実さ」など6項目で最高評価を記録。代理店型では東京海上日動火災保険が2年連続で総合1位となり、「事故対応」「支払いスピード」など4項目で首位を維持した。利用実態調査では、排気量が大きくなるほどロードサービスや対物賠償保険の適用率が上昇し、特に251cc以上で複数補償が高水準となる傾向が示された。









アップガレージに新展開、姫路店にライダー向け新店舗誕生

カー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」ブランドは、2025年9月5日、フランチャイズ店舗「アップガレージライダース姫路店」を兵庫県姫路市の既存店に併設してオープンする。これにより、ブランドの店舗数は全国264店舗に拡大する。姫路城を中心に歴史と自然が調和する同市は、ドライブやツーリングの拠点として人気。今回の新店開業は、地域ライダーの日常に新たな利便性をもたらす狙いがある。営業時間は10時~19時、水曜定休(祝日は営業)。売場面積は約99㎡、駐車場15台を備え、カーライフ・バイクライフを広くサポートする拠点として期待される。
