1989年に政府総務庁(内閣府)交通安全対策本部が交通事故撲滅を目的に8月19日をバイクの日に制定しました。全国自治体の交通安全担当課や地元警察は、8月19日を中心に二輪車の安全運転講習会等を展開しています。
また、自工会・日本二普協ならびに二輪業界では、二輪車の楽しさ、利便性、有用性などバイクの素晴らしさをより多くの人に理解してもらうために、毎年7~9月の3か月間を「バイク月間」として全国各地で数多くの活動を展開しています。その中心的なイベントである自工会・日本二普協主催の「8月19日はバイクの日HAVE A BIKE DAY」が、東京・秋葉原のアキバスクエアで開催されました。

仕事帰りの来場者にも楽しんでもらおうと20時まで開催

バイクの日イベントは曜日に関係なく8月19日に開催されます。今年も火曜日の開催となりました。平日開催の難点は日中仕事をしている人が来場できないことです。そこで今年は開場時間を後へずらし、14時から20時となりました。さらにトークショーなどのステージイベントを2部構成とすることで、仕事帰りに立ち寄る人たちにも楽しんでもらえるようにしたのが特色です。結果、日が暮れて以後も多くの来場者がありました。
国内4メーカーのレーシングマシンが展示
時代を反映して、EVバイクも展示されていた
場内には国内4メーカーのバイクが展示されているほか、入り口近くに各メーカーのレーシングマシン、EVバイクなどが置かれ、来場者を迎えていました。さらにゲームやアパレルの展示やヘルメット、ボディプロテクター紹介、バイクを応援する自治体ブース、実際に跨ることができる白バイコーナーなど大人から子供まで楽しめる内容となっていました。

14時30分から始まった第1部のステージイベントでは、ヤマハの黒山健一選手による電動トライアルバイクのデモンストレーションパフォーマンスからスタート。黒山選手の軽妙なトークと圧巻のテクニックに会場は大盛り上がりでした。
15時からのオープニングステージでは、主催者、警視庁からのあいさつ、東京都知事のビデオメッセージなどが行われました。その後引き続き、警視庁クイーンスターズ&ピーポくんによる交通安全啓発ステージが行われ、来場者に安全運転の大切さを改めて周知してもらったようです。
その後は、ライダーの安全運転とマナー向上、ヘルメット&プロテクターの重要性を語る、バイク応援地方自治体トークショーと、テーマごとのトークステージがゲストを迎えて行われ、豪華景品が当たる抽選会が開かれて第1部が終了しました。
警視庁の白バイには実際に触れたり跨ったりできる
トークステージのゲストらが着用しているウエアもずらりと展示されていた
バイクで町おこしを実践している埼玉県小鹿野町のPRブース
ホンダ、ヤマハ、スズキの創業の地である静岡県浜松市のPRブース
茶臼山が人気のツーリングスポットになっている愛知県豊根村のPRブース
ホンダブース
ヤマハブース
スズキブース
カワサキブース
トークステージのMCも務めた梅本まどかさん
電動トライアルバイクで華麗なテクニックを披露し会場を盛り上げた黒山健一選手
バイク応援地方自治体トークショーには埼玉県小鹿野町、静岡県浜松市、愛知県豊根村が来場
17時30分からは第2部がスタート。再び黒山健一選手による電動トライアルバイクのデモンストレーションから始まりました。その後のトークステージでは、バイク×ファッションスペシャルトーク、カスタムバイク&アートセッション、Ride&Rhythm~バイクと音楽が響き合う夜~と、第1部とは異なる内容のステージイベントが繰り広げられました。そして豪華景品が当たる抽選会、記念撮影が行われ、「8月19日はバイクの日HAVE A BIKE DAY」2025は終了しました。
カスタムバイク&アートセッション
Ride&Rhythm~バイクと音楽が響き合う夜~のステージでは花野さんが演奏
豪華景品が当たる抽選会も盛り上がった
仕事帰りの人にも立ち寄ってもらえるように夜20時までの開催となった今年のイベントでしたが、ひっきりなしに来場者があったことからも、初の試みとしては成功だったのではないかと感じました。