Ferrari Daytona SP Tailor Made

米国の億万長者が新車史上最高額で落札

今回のチャリティオークションのために、フェラーリは「SP3 デイトナ」を1台のみ再製造。希少な1台は、新車史上最高額で落札された。
今回のチャリティオークションのために、フェラーリは「SP3 デイトナ」を1台のみ再製造。希少な1台は、新車史上最高額で落札された。

フェラーリとRMサザビーズは、2025年のモントレー・カーウィークにおいて、共同でチャリティオークションを開催。既に完売した599台の限定スーパースポーツ「デイトナ SP3」の追加生産分として、1台のみを製造した「デイトナ SP3 テイラーメイド」を出品した。

デイトナ SP3 テイラーメイドは、フェラーリのオーダーメイド&カスタマイズプログラムを介して仕上げられ、グロスカーボンとジャッロ・モデナを組み合わせた2トーンのエクステリア。フロントスプリッター、サイドシル、リヤディフューザーがグロスカーボンとなり、今回初めてボディ全体を覆う「Ferrari」ロゴが施されている。

インテリアは、リサイクルタイヤ素材から作られた持続可能なファブリック「Qサイクル」で仕上げられ、イエローのシートベルトと跳ね馬のモチーフが刺繍で入れられた。

今回、フェラーリの新車としては最高額となる2600万ドルで落札したのは、眼科医・起業家、億万長者として知られているハーバート・ワートハイム博士。オークションの売却益は「フェラーリ財団」へと付され、様々な教育促進プロジェクトへと充てられる予定だという。

チャリティーオークションに出品される「フェラーリ デイトナ SP3」のエクステリア。

すでに599台完売したフェラーリ デイトナ SP3が1台追加生産「モントレーのチャリティーオークションに出品」

フェラーリは、2021年に発表した限定モデル「デイトナ SP3」を、モントレー・カーウィーク内で開催されるチャリティーオークションに出品する。今回、カーボンファイバーとジャッロ・モデナを組み合わせた2トーン仕様のデイトナ SP3を追加生産。オークションの収益金はすべて、非営利団体のフェラーリ財団(Ferrari Foundation)に寄付され、教育プログラムに活用される予定だ。