ステイタスを高めるプレミアムチューン「ブレーキキット」をコスパ良く。
「軽自動車向けに、純正ホイールでも後付けできるビッグキャリパーを開発中です」。昨年末頃、そう密かにアナウンスしていたのが、老舗チューニングブランドのファイナルコネクション。発売は来年初旬予定だったが、一部車種に対応する製品が完成したとの情報をキャッチしたので、気になる新作の詳細をイチ早くお伝えしていこう。
ステルスキャリパーキットの最新モデルとなる「ステルスヴォルテックス」は、既存のキャリパー&ローターセットではなく、純正ローターに対応するキャリパーのみ。冒頭でも述べたように、ビッグキャリパーに交換しても純正ホイールが履けるということが特筆点。鍛造製法にCNC精密切削加工を採用することで、純正ホイールでも収まる薄型ながらも高い強度とデザイン性を誇るモデルだ。
片側2ポットピストンの圧力は純正比25%に加え、キャリパー外側に設けられたフィンデザインが放熱効果を発揮するなど、性能面においても申し分なし。付属する低ダストストリートパッドは、0〜600℃とストリートだけでなくサーキット走行でも高い制動力を実現。
キャリパーはアルミ削り出し仕様が標準となり、オプション設定で全5色のアルマイトカラー+クリアコート仕上げにすることも可能なので、カスタム要素の高さも美点だ。
しかもこのステルスヴォルテックスキャリパーは10万円台で買えるという驚きの価格設定も魅力で「ブレーキチューンはものすごくコストが掛かる?」というイメージを払拭。ブレーキチューンはじめの一歩にも相応しいと言えるモデルだ。現在対応する車種は36系のアルトRSとアルトワークスとなっており、順次対応車種を増やしていく予定とのこと。




▪対応:アルトRS/ワークス(HA36S)
▪仕様:純正ローター対応、片側2POT、低ダストストリートパッド付属
▪標準カラー:アルミ削り出し
※オプションカラー全5色(2万円アップ)。ロゴカラーは全3種(1万1000円アップ)。

「純正ホイールを装着できることで、純正デザインが好きな人やスタッドレスでも安心できるし、見た目だけでなく性能面も両立できます」。







OPでアルマイトカラーに変更可能
アルミ削り出しにブラックロゴが標準となるが、オプションで5色のアルマイトカラー(クリアコート)を選ぶことが可能。ロゴカラーも3種類から選ぶことができる。
▷プレミアムブランドによるカスタマイズ
STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年9月号 No.357より



