1/8 Aston Martin Valkyrie

1台につき300時間をかけてハンドメイドで製造

アマルガム・コレクションの「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」。
「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」は、アマルガム・コレクションのモデルアーティストと職人たちによって、1台につき300時間をかけて、ハンドメイドで製造される。

1985年、英国ブリストルを拠点に設立された最高級ミニチュアカーメーカー「アマルガム・コレクション(AMALGAM COLLECTION)」は、アストンマーティン公認のハンドメイドレプリカモデル「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」を発表した。

アストンマーティンのデザイン&エンジニアリングチームと緊密に連携。英国のゲイドンとシルバーストーンのスタッフによる厳格な監視のもと、3000時間以上を費やして開発が行われた。これにより、ミニチュアカーとは思えなクオリティを備えた圧倒的な再現性を実現した。

「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」は、熟練のモデルアーティストと職人による少人数チームにより、1台に300時間以上をかけてハンドメイドで製造される。アストンマーティンのブランド多様化担当ディレクター、ステファノ・サポレッティは「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」について次のようにコメントした。

「アストンマーティンは、ブランドの中心にクラフトマンシップとラグジュアリーが存在しています。私たちは、常にラグジュアリーライフスタイル分野において、さらに存在感を拡大しようと努めてきました。今回、アマルガム・コレクションとの共同開発により、世界最高クラスのモデルカーが完成したのです」

「1/8スケールのレプリカモデルに見られるディテールへの緻密なこだわりや正確性を求める強い姿勢は、実車製造に注がれる情熱と献身と少しも変わりません。1台1台が、アストンマーティンのレガシーを雄弁に物語る存在ですし、あらゆるコレクターにとって贅沢な逸品となるでしょう」

アストンマーティンから様々な資料を提供

アマルガム・コレクションの「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」。
「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」の開発のため、アストンマーティンから、オリジナルのCAD設計図やペイントコードが提供された。

1/8スケールで再現されたヴァルキリーは、クーペが199台、スパイダーが199台のみを限定販売。それぞれのモデルはアイコニックなポディウム・グリーンのエクステリアとブラックのインテリアで仕上げられる。さらに個性を求めるカスタマーには、一点物の特注モデル「ビスポーク・エディション」も用意された。

モデル開発のため、アストンマーティンは、オリジナルのCAD設計図、ペイントコード、材料仕様などをアマルガム・コレクションに提供。リヤミッドに搭載されるエンジンを含め、数千点に及ぶ精密に設計されたパーツを用いてハンドメイドで組み立てられる。

モデルの全長は56cm、シリアルナンバー入り。通常仕様が1万4740ポンド、ビスポーク・エディションは2万640ポンドで販売される。アマルガム・コレクションの創設者、サンディ・コープマンは、「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」の完成度に胸を張った。

「1/8 アストンマーティン ヴァルキリーは、アストンマーティンから直接入手した技術的詳細情報をベースに、完璧な正確性が保証されています。そして、すべてモデルが、アストンマーティンの公式認証を受けています。究極のカスタマイズを求める、選りすぐりのコレクターのためには、お客様の厳密な仕様に合致するよう製作された、ビスポーク・エディションもご用意しました」

「1/8 アストンマーティン ヴァルキリー」を動画でチェック!

ヴァルキリーの注目度は凄まじい。最も大げさに喜んでくれるのは欧米からと思しき観光客だが、日本の皆さんもスーツ姿の方から若者も含めて、老若男女幅広い層がカメラを向けてくる。

2シーターのF1「アストンマーティン ヴァルキリー」の東京一般道試乗で「見たもの」と「わかったこと」

F1デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイが生み出した「アストンマーティン ヴァルキリー」。F1マシンに限りなく近く、そして公道も走れるという驚きのクルマだ。ついに日本のナンバーを取得したヴァルキリーを、東京の街で走らせた。公道のF1が巻き起こす旋風をレポートする。(GENROQ 2023年7月号より転載・再構成)