
ヤマハ・YZF-R1 レースベース車……2,442,000円(消費税10%を含む)

ヤマハがYZF-R1レースベース車の受注生産を9月4日から期間限定で開始。価格は244万2000円でサーキット専用装備を満載した本格レーシングマシンだ。
YZF-R1レースベース車の特徴とスペック
サーキット走行に特化した専用装備
YZF-R1レースベース車は、2025年モデルのスーパースポーツYZF-R1欧州仕様をベースとしたサーキット専用モデルである。車体の安定性を向上させるウイングレットを装備し、高速コーナリング時のダウンフォースを効率的に生み出す。
レース走行での過酷な使用環境に対応するため、各部パーツには妥協のない高品質コンポーネントを採用している。とくにサスペンションとブレーキシステムには定評のあるメーカー製品が組み合わされ、プロレーサーレベルの走行性能を実現している。
KYB製フロントサスペンション採用
フロントサスペンションには、KYB製の伸圧減衰力左右独立式を採用した。これにより緻密な減衰コントロールが可能となり、サーキットの様々な路面状況に柔軟に対応できる。左右独立調整機能により、ライダーの好みや走行条件に応じた細かなセッティングが実現する。
従来のサスペンションと比較して、コーナリング時の車体挙動がさらに安定し、限界域での予測しやすい特性を獲得している。
ブレンボ製モノブロックキャリパー装備
ブレーキシステムには、イタリアの名門ブレンボ製フロントブレーキを採用している。モノブロックキャリパーStylemaとラジアルマスターシリンダーの組み合わせにより、コントロールフィーリングを大幅に向上させた。
モノブロックキャリパーは従来の分割式と比較して剛性が高く、ブレーキング時のタッチや効きの一貫性に優れている。サーキット走行での連続的な高負荷ブレーキングにも安定した性能を発揮する。
受注生産の詳細と購入方法
期間限定の2段階予約システム
YZF-R1レースベース車は受注生産モデルのため、決められた期間内での予約が必要である。第1次予約期間は2025年9月4日から9月18日まで、第2次予約期間は9月19日から11月28日まで設定されている。
この期間限定システムにより、確実に車両を入手したいユーザーは早めの予約手続きが推奨される。予約期間を逃すと次回の生産まで待つ必要があるため注意が必要だ。
全国の正規取扱店で予約受付
予約窓口は全国のヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店となっている。これらの専門店では、レースベース車に関する詳しい説明やメンテナンス体制も整備されており、購入後のサポートも充実している。
正規取扱店では実車の確認や詳細な仕様説明も受けられるため、購入前に店舗へ足を運ぶことをおすすめする。
YZF-R1レースベース車の価格と装備内容
車両本体価格は244万2000円(消費税10%込み)に設定されている。この価格にはサーキット走行に必要な専用装備がすべて含まれており、追加オプションなしでレース参戦が可能だ。
シート表皮にはグリップとホールド性を向上させる専用素材を採用し、激しいコーナリング時でもライダーの体をしっかりと支える。従来モデルからの仕様変更はなく、既に完成度の高いパッケージが維持されている。
※Stylemaはイタリア Brembo S.p.A.の登録商標です。
価格、カラーなど
