継承と進化 | CUXiのDNAを受け継ぐ新世代EV

ヤマハ台湾は2025年9月4日、純電動スクーター「CUXiE(クシー)」を正式発表した 。2006年に登場し、女性や若年層を中心に高い人気を誇った「CUXi」シリーズの最新モデルで、デザインコンセプトは「経典可愛、最帶電(クラシックで可愛い、そして最もエネルギッシュ)」とされている。CUXiEは、クラシカルな丸みを帯びたデザインを継承しつつも、現代的なCUBE美学を融合させた洗練された外観を採用。さらに、Gogoro Network™バッテリー交換システムに初対応し、ヤマハEVラインナップに新たな選択肢を提供する。
CUXiEは単なる電動化モデルではなく、都市型モビリティを再定義する存在として開発された。環境性能、利便性、デザイン性の3要素を高い次元で融合させ、日常の移動からスタイル提案まで幅広く対応する。
シンプルで洗練されたデザインと6色のカラーバリエーション

CUXiEは「方中帶圓(四角の中に丸みを)」をテーマに、シンプルかつ柔らかな造形を実現した 。LEDヘッドライトやコンパクトなボディラインが都会的な印象を演出し、最新のEVらしい先進性とCUXiらしい愛らしさを兼ね備える。
カラーバリエーションは全6色で展開。単電池モデルはグロッシーグレー、グロッシーホワイト、ブルーグリーン、マットメタリックベージュの4色で、柔らかな日常感を重視したデザインが特徴。双電池モデルはマットメタリックピンクとグロッシーダークグレーの2色を用意し、アクティブで都会的な雰囲気を強調している。さらに座面には単電池モデルが柔らかなブラウンレザー、双電池モデルが滑り止め付きのダークグレー織布を採用し、視覚と触覚の両面で上質感を高めた。
都市生活を支える高い実用性と快適装備

CUXiEは日常の利便性を追求し、クラス最大級の収納力を実現。単電池モデルでは29.6Lのメイン収納スペースを確保し、3/4サイズのヘルメットやレインコートなども楽に収納できる。さらに1.4Lの前置物ボックスも備え、700mlサイズのドリンクボトルも収まる設計となっている。
シートは720mmのロングシートを採用し、ライダー単独はもちろん、親子タンデム走行でも余裕のある快適さを提供。加えて「一鍵倒退輔助モード(ワンタッチ後退アシスト)」を搭載し、狭い駐輪スペースでの移動もスムーズ。USB充電ポートも標準装備し、スマートフォン利用が多い現代の都市型ライフスタイルに対応する。さらに、低騒音・低振動のモーター特性により、都会の喧騒の中でも快適な移動体験を実現している。
EV性能と安全装備 |高出力モーターと確かな安心感

CUXiEは、最大出力2.5kW・最大トルク100Nmを発揮する高効率モーターを搭載。Gogoro Network™バッテリーとの組み合わせにより、単電池モデルで航続距離約39km、双電池モデルでは約83kmを実現する 。都市圏での移動を想定した設計で、短距離通勤や買い物に最適だ。
安全性能面では、前後ディスクブレーキに加えてSBS(シンクロナイズド・ブレーキ・システム)を採用し、安定した制動性能を確保。さらにLEDライト類を全面採用し、夜間走行時の視認性を大幅に向上させた。また、サイドスタンド連動の自動断電機能を備え、転倒時のリスクを低減するなど、都市での安心感を高める装備が充実している。
ヤマハCUXiEは、CUXiシリーズの愛され続ける可愛らしいデザインを継承しつつ、最新EVテクノロジーと都市型ライフスタイルに最適化された実用性を兼ね備えたモデルだ。シンプルで洗練されたデザイン、充実した機能性、優れた環境性能により、CUXiEは「都市で暮らすライダー」に最適な新たな選択肢となる。
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