LEXUS IS
ベストセラーFRセダンがデザインを刷新

1999年の初代デビュー以来、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求してきたレクサス IS。今回、2013年にデビューを飾った3代目にとって、2017年、2020年に続く3回目となるフェイスリフトを実施した。
レクサスの乗り味の“礎”となるべく進化を続けてきたISは、ドライビングパフォーマンスの高さと、それを予感させるスポーティなデザインが好評を博し、四半世紀以上に渡って世界約40ヵ国と地域で、累計販売台数約130万台を達成している。
低重心かつワイドなスタンスをさらに強調した、新たなフロントフェイスへと刷新。インテリアは液晶メーターを12.3インチフル液晶メーターに変更し、センターディスプレイを全車12.3インチタッチパネルディスプレイに統一している。
新型ISは「IS300h」と「IS350」の2種類をラインナップ。「熟成」を開発のキーワードとし、これまでISが追求してきた「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」にさらに磨きをかけている。レクサス・インターナショナルのチーフエンジニアを務める武藤康史氏は、新型ISについて次のように説明を加えた。
「ISを熟成するにあたり、『ドライバーの意図がクルマに、またクルマの挙動がドライバーに正確に伝わる“対話”』を念頭に置き、さらなる高みを目指して妥協なく開発を続けてきました」
「今回、ISの特徴でもある上質な乗り心地と、優れた車両コントロール性を進化させるのはもちろん、細部にこだわったインテリアデザインの刷新、『Lexus Safety System +』の予防安全技術の進化、最新マルチメディアシステムなどを行っています。操る楽しさを感じられるモデルへと進化を遂げましたし、新たに生まれ変わったISで、運転する喜びをぜひご体感ください」
「F SPORT」に新形状のリヤスポイラー

エクステリアは、低重心かつワイドなスタンスを強調したフロントフェイスを導入。力強く精悍なスタイリングをさらに際立たせたデザインへと進化を果たした。スポーツグレードの「F SPORT」には、空力性能を強化した新形状のリヤスポイラーも採用している。
足まわりには軽快な走りを予感させる、新意匠の19インチ軽量アルミホイールを設定。メーカーオプションとして「LEXUS」ロゴ入りのレッドブレーキキャリパーも選べるようになった。
ボディカラーは、硬質なライトグレーにメタリックを加えることで、走りの世界観を表現した「ニュートリノグレー」を加えた全8色を展開。スポーティな世界観を演出するカラーラインナップにより、カスタマーのニーズに寄り添ったチョイスを提案する。
ドライビング面では、気持ちのいい操舵感と、車両安定性のさらなる深化をターゲットに開発。電動パワーステアリング(EPS)は、バリアブルギヤを採用することで、交差点や連続コーナーでの操舵角を抑え、より快適な操舵フィールを追求した。また、リニアソレノイド式AVSの導入により、車両挙動安定と路面からのショック低減を高次元で両立。これまで以上に気持ちの良いドライビングを手にしている。
メーターとディスプレイをアップデート

インテリアは機能性を考慮し、ドライブに集中できるデザインへとアップデート。センターディスプレイは12.3インチに大型化し、ドライバーの視界に配慮した高い視認性・操作性が確保した。同時にドライバーの正面に配置されるTFT液晶メーターも12.3インチに大型化。シンプルでわかりやすいグラフィックとすることで、ドライバーが視覚的な情報をダイレクトに受け取ることが可能になった。
室内デザインはコンソール上面とスタートスイッチベゼルに新規開発のオーナメントパネル「Forged bamboo」を採用。竹繊維の特徴的な陰影により、ISの力強い躍動感とスポーティなインテリアを演出する。また、インテリアカラーは太陽を覆う紅炎をイメージした新規開発の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定し、アグレッシブでスポーティな室内空間を実現している。
予防安全技術「Lexus Safety System +」は、機能を拡充。高度運転支援技術 アドバンストドライブ「Lexus Teammate Advanced Drive」を搭載したことで、長距離移動な時における運転をサポートし、パッセンジャーとの移動時間をより快適に進化させた。
