【詳密解説】7代目シグナスXが異例の進化。新開発フレームのDL８って何？

2025.09.11 18:10 2025.09.24 15:35 更新

by Tsuyoshi Chiwa

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「台湾ヤマハはお客様との距離が離れてしまった」台湾ヤマハの総経理（社長）である石村良太氏は冒頭の挨拶でこのように切り出した。「私は台湾ヤマハのテコ入れのためにここに来た」今回の発表会は単なる新型車両の発表会ではなく、台湾ヤマハが新しく生まれ変わり、台湾での販売台数首位に向けて、復活の狼煙を上げるという強い意志を感じた。さらに7代目となるシグナスXには20箇所以上の進化、改善点が盛り込まれており、その多くが既存シグナスユーザーの声を大きく反映する内容となっていた。これは極めて異例とも言える。DL8型と呼ばれるフレームは大幅に強化され、右側のフレームだけ肉厚を厚くし、フロントはホイールもタイヤも細く設定された。今回、試乗する機会は得られなかったが、小手先だけの進化、改良では無いことを感じさせる7代目シグナスXは大いに期待してしまう内容となっていた。

REPORT●千輪毅
取材協力●KN企画

155cc仕様のCYGNUS XRも初公開

155cc版のCYGNUS XRも初公開となった。新型のDL8フレームや車体サイズなどは125ccのX同様だが、テールランプやフロントの造形に違いがあり、カラーバリエーションにはICONブルーという上級機種が存在する。価格はXRが10万9500台湾ドル（53万6555円）、XR DXが11万4500台湾ドル（56万1050円）、XR DX ICON BLUEが11万5500台湾ドル（56万5950円）と発表された。