アルファードやヴェルファイアが狙われている!? 被害件数上昇中の「車両盗難」、愛車を守るためのカーセキュリティとは？
2025.09.14 09:10
インベーダーECU（エンジンコントロールユニット）から、車両の隅々まで張り巡らされているのがCAN（コントローラーエリアネットワーク）。このCANへ専用装置を使い外部アクセスすることで、ECUを乗っ取りドアの開錠やエンジンを掛けてしまうことを可能にしてしまう。
【愛車を守るカーセキュリティ導入プラン Vol.1】
クルマを愛するオーナーにとって、心を痛めて怒りもこみ上がる「車両盗難」による被害。最近では治安の悪化や、犯行手段も悪質かつ巧妙化している背景もあり、未対策のままだとアッという間にその被害に遭ってしまう。
そんな各種犯行に対抗するための対策手段や専門ショップの提案プランとは？犯行手段も複雑・高度化している今だからこそ、大切な車両を守る手段を知りたいオーナーはぜひ確認してほしい！
クルマを愛するオーナーにとって、心を痛めて怒りもこみ上がる「車両盗難」による被害。最近では治安の悪化や、犯行手段も悪質かつ巧妙化している背景もあり、未対策のままだとアッという間にその被害に遭ってしまう。
そんな各種犯行に対抗するための対策手段や専門ショップの提案プランとは？犯行手段も複雑・高度化している今だからこそ、大切な車両を守る手段を知りたいオーナーはぜひ確認してほしい！
悪質・巧妙化する車両盗難、あなたの愛車は狙われているかもしれない
近年発生している車両盗難事件は、どんどんと悪質・巧妙化していることをご存知だろうか？ 車両によっては、外板パネルを直接切り開き、そこから車両のCAN（車両コントロールを担う中枢部）へ直接アクセスするCANインベーダーによる被害で、モノも言わせずあっという間に車両を持ち去られるという事も発生している。
犯行グループ側も盗難ツールの多様化や低価格化により、必要なものを全て所持している場合も少なくないという。また、犯行マニュアルも車両メーカーごとにも流通しているという情報もあり、「自分だけは大丈夫♪」なんて油断をしている状況ではないのだ。
これらの事象へと変化してきている車両盗難に対しては、やはりカーセキュリティの取付が納車と共に行う事として順位を優先するべきとも言える。犯人グループ側も、入念な下見を行っている事もあり、「警察署の前に住んでいる（車両を置いている）のに、その敷地から車両が盗難被害に遭った」というケースも実際に取材中に耳にした話で、まさに前述の通り油断できない状況だ。
各種被害から自分の大切な愛車を守るために、意識の改革や改めて自分の状況を確認する事。この特集で紹介しているセキュリティのプロショップが展開する防御プランなど、これらから情報を汲み取って、しっかりと対策を練ってほしいのだ。
最近主流の盗難方法を改めて知っておこう！
ECU（エンジンコントロールユニット）から、車両の隅々まで張り巡らされているのがCAN（コントローラーエリアネットワーク）。このCANへ専用装置を使い外部アクセスすることで、ECUを乗っ取りドアの開錠やエンジンを掛けてしまうことを可能にしてしまう。
通称「ゲームボーイ」とも言われる盗難方法。コードグラバーと解錠＆エンジン始動が似た仕組みだが、キーエミュレーターは車両側と合致するキー信号と合致する信号を機材側よりランダムに出し、照合し機材そのものを車両キーとして使用できるというものだ。
スマートキーから常時発せられる微弱電波を傍受し、その電波を専用の機械を使用し増幅中継することで、ドアの開閉からエンジン始動まで可能となる盗難方法。電波を中継するということから“リレー”と名付けられた通り、犯行時は2人以上の複数犯で行われる。
どう車両を守るか・自分の周りはどうなのか？
これらを活用することで車両を守ることに繋がる！
知っておきたい、車両盗難に関するアレコレ
STYLE RV（スタイルRV） Vol.184 トヨタ・アルファード＆ヴェルファイア No.23より
