足元から存在感を高める、魅惑のオーバーランドスタイル
1988年に創業した 4×4ENGINEERING SERVICE(4×4エンジニアリングサービス)は、4WDを愛するユーザーが本当に満足できるアフターパーツの開発をモットーとする業界の先駆者であり名門。特にランドクルーザーとの縁は深く、創業前の前身時代からオリジナルショックのカントリーチャレンジやオリジナルリーフのカントリーサスペンション、シンボルであるホイールのブラッドレー事業などを展開。ランドクルーザーでのカスタムに常に寄り添ってきた生き字引だ。
そんな彼らが現代のランドクルーザーたちに提唱するのが、タイヤとホイール、リフトアップという足元メイクをベースとした王道のスタイル。足元でオシャレを楽しみつつ、ランクル本来の良さを生かせる実用系パーツを追加するという手法だ。
例えばランクル250の足元に据えたのはブラッドレーフォージド匠の20インチ。開発中のショックアブソーバーで2インチアップを実現し、前後に片側35㎜ワイドのオーバーフェンダーをプラスした。走り味を向上させるためにMCB(モーションコントロールビーム)を装着しているのもポイント。この魅せて走れる足元の雰囲気に合わせて、オリジナルのラダーやルーフラックなどをプラスしてオーバーランダースタイルに仕立てた。
70ランクルにはブラッドレーVの16インチを装着し、ショックアブソーバーやリアリーフ、ラテラルロッドにMCBと特に足まわりを強化。純正のボコッとしたアドブルー給油口の移設&カバーでスマートさを演出したり、途中でワンストップできるボンネットダンパー、3Dフロアマットなど実用的なパーツで70本来のキャラを生かしている。
ブラッドレーフォージド匠の17インチを装着した70ランクル·ピックアップの足は、重量物を積載したりボートなどを牽引することも考慮して、リアリーフはヘビーデューティー仕様を選択。重くなっても尻下がりにならないのも利点だ。
基本はタイヤ、ホイール、リフトアップ。プラス、実用的パーツ。失敗しない、これが王道。

「70系はリーフ車なので、リフトアップには構造変更が必要に。構造変更なしならショックとMCB、変えるならコイルもリーフも一式交換が推奨です」。
【ランドクルーザー250】鍛造20インチホイールも注目度大!



コンペティションコンセプトをベースに、日本の最先端鍛造技術で鍛え上げたホンキの鍛造モデル。250向けには20×9J+52のサイズを用意するが、デモカーには20×9J+18という超攻めサイズ、その圧倒的に深いリムは圧巻だ。
| SIZE | H-PCD | PRICE |
| 18×8.5J | 6-139.7 | 12万2100円 |
| 20×9.0J | 6-139.7 | 17万7100円 |

ステンレス製オーナメントが高級感を演出してくれるセンターキャップ。ツヤ消し黒で引き締まり感も大。ナットはタフネスかつ美麗。

250専用設計で、純正で設定されていそうなデザインに仕上げたのが特徴。耐候性と耐衝撃性に優れるAES樹脂製。前後35㎜ワイド。

重たいボンネットをダンパーのガス圧で軽く開けられるように。ボンネットを支える支柱が不要になるため、メンテナンス性も向上。


2インチアップバネを開発中



希少な“70ピックアップ”も4×4流にカスタム!



ピックアップのランクル70(GRJ79)は純正がナローボディ。デモカーはオーバーフェンダーを装着しているためワイドボディ用のサイズが装着可能となっている。ナローボディ用サイズはブラッドレーフォージド匠、ブラッドレーVともに16インチをラインアップ中。


【ランドクルーザー70】多彩なパーツで好みのスタイルに!


徹底的に機能性を重視、高い品質と耐久性を獲得した低圧鋳造1ピース。1983年に誕生したブラッドレー01の系譜に連なる名作だ。デモカーには定番の16インチ。
| SIZE | H-PCD | PRICE |
| 16×8.0J | 5-150 | 5万8300円〜 6万3800円 |
| 17×8.5J | 5-150 | 6万3800円〜 6万9300円 |




ガス圧式のボンネットダンパー。全開までに途中でいったん止まるため、車高が高くても手が届きやすい。半開時はルーフより低く、全開時はルーフより高い。

スチール製とSUS304ステンレス製の2種類を用意。差し込み+溶接設計だから耐荷重性も優秀。後方視界もさまたげにくい形状だ。





STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年10月号 No.358 より