洗練された走りと静粛性、唯一無二の存在感を放つ!

4代目に生まれ変わったハリアー。廉価グレードのGが371万300円〜、上級グレードのZとなれば400万円〜500万円という価格設定。おなじミドルクラスSUVには、RAV4やマツダ·CX-5、日産·エクストレイルなど強豪がひしめく。ライバル勢に対しどんな魅力があるのだろうか?

比べてみれば、ハリアーが唯一無二の存在であることが分かる。洗練されたクーペフォルムに高級感のあるインテリア。先進安全装備が充実し、燃費性能にも優れているなど弱点が見つからない。

スキのないトヨタらしいクルマ作りを具現化しており、都会派SUVとしてのトータルバランスに秀でているのだ。

そこで改めて4代目ハリアーの詳細をおさらいしておくと、タイプはガソリン車とハイブリッド、そして2022年9月の一部改良でプラグインハイブリッドシステムを搭載したPHEVをラインアップ。ガソリンとハイブリッドは、2駆と4駆モデル(ハイブリッドはE-Four)が用意される。エンジンやパワートレインはRAV4と共用。GA-Kプラットフォームについても同様だが、見た目はもちろんボディサイズや走りは似て異なる。全幅とホイールベースは変わらないが、ハリアーのほうは全長が長く、全高も低くスポーティだ。

内装に遮音材や吸音材を多用することで静粛性を高めているのも特徴的。質感に溢れるインテリアをみれば、レクサスや欧州SUV車をライバルとして意識しているのが分かる。

先進安全装備についても然り。次世代の予防安全パッケージ“Toyota Safety Sense”を全車に搭載し、大きな安全、安心をもたらしてくれる。デザインがカッコいいだけでなく中身まできっちり作り込んでいるあたりに、トヨタの意気込みがうかがえる。待つ甲斐のある1台だ。

TOYOTA・ハリアー(80系)
2.5ℓハイブリッド ハイブリッドとガソリン車では装備内容は変わらない。売れ筋のGで比べてみると、ハイブリッドのほうが高くて価格差は約60万円。燃費はハイブリッドが21.6/kmでガソリン車は14.7kmだ。
2ℓガソリン 販売比率はガソリン車が65%でハイブリッドが35%と、車両価格が抑えられるガソリン車のほうが人気は高い。ただし加速の力強さや静粛性、リセールはハイブリッドに軍配が上がる。

全グレードに標準で備わる類いまれなる安心と快適性

レーダークルーズコントロール 長距離ドライブに便利なレーダークルーズコントロール。ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識して追従走行してくれる。全車速対応となっているので渋滞時も使用できる。
レーントレーシングアシスト 車線をはみ出さないようハンドル操作をアシストする機能。渋滞時やカーブでも使用できるなどより賢くなっている。車線をはみ出しそうになるとブザーと振動で警告してくれるのだ。
ドライブスタートコントロール アクセルの踏み間違いなどによる衝突を緩和するパーキングサポートブレーキや異常な操作を感知すると出力を抑えるドライブスタートコントロールも装備。
アダプティブハイビームシステム[AHS]
ロー/ハイビームを自動で切り替えるだけでなく、きめ細やかな照射制御を行い、視界を確保するアダプティブハイビームをZ、Gに搭載する。
先行車発進告知機能[TMN]
交差点などで前のクルマが発進した際、アラームとディスプレイ表示で知らせてくれる。これがあれば、うっかりしていて後方車にクラクションを鳴らされるリスクも低減されるというわけ。
プリクラッシュセーフティ ミリ波レーダーと単眼カメラにて歩行者や自転車を検知し、衝突を回避または被害を軽減するプリクラッシュセーフティ。より精度が高まっており、夜間の歩行者にも対応する。

DCM(専用通信機)を搭載するコネクティッドシステム

DCM(専用通信機)を標準搭載するコネクテッドカーへと進化を遂げた4代目ハリアー。スマートフォンとの連携により、オペレーターサービスやヘルプネットなど、様々な機能が使えるようになる。
スマホアプリ「My TOYOTA+」で、離れた場所からエンジン始動&エアコンを効かせることが可能なほか、クルマの状態を確認することもできる。駐車位置も確認できるなど、至れり尽くせりだ。

■グレード&ラインアップ

パワートレイングレード車両本体価格
2.0L 直4G371万0300円〜
Z418万0000円〜
Z “Leather Package”450万0100円〜
2.5L直4+モーターG430万1000円〜
Z477万0700円〜
Z “Leather Package”509万0800円〜
2.5L直4+モーター PHEVG547万0300円〜

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