渓流脇の直ぐ近くを散策できる遊歩道がある。

ネット情報を探ると、紅葉の見頃は10月末から10日間ほどが良いと予測されています。観光シーズンには混雑も予想されますが、紅葉時季に限らずもこの地を訪れる満足感はとても大きいです。ここは十和田八幡平国立公園中程の東端、豊かな自然に包まれる美しく爽快な空気感がとても気持ちが良い。下記に示す住所と座標データは、“十和田湖おいらせラインの”途中にある「石ヶ戸(いしげど)休憩所」です。道路脇に駐車スペースがあるスポットですが、渓流散策のスタート地点として知られ、バイクを置いて奥入瀬渓流脇の遊歩道を散策してみるのがお勧め。今回のタイトル写真を飾った「石ケ戸の瀬」はそこからすぐ近く(200mほど)です。
石ヶ戸休憩所は、青森市から十和田湖を目指して国道103号を南下して行くと約53kmの地点、車で75分ほどの場所です。既掲載の「八甲田ブナの道を行く」でお伝えしたブナ二次林を目指すルート。途中左手に八甲田山、右手に櫛が峰を眺めながら八甲田・十和田ゴールドラインを進み、やがて左手の睡蓮(すいれん)沼、そして右手の蔦(つた)沼を過ぎると十和田市から来る国道102号線と合流します。そこを右折すると“十和田湖おいらせライン”です。石ケ戸休憩所には、蔦沼から約11km、国道102号線との合流点からは5km強、そして国道102号線が同奥入瀬バイパス(弘前市への近道)へ分岐する地点からは1.5kmほど、約2分で到着できるでしょう。奥入瀬渓流と並走する十和田湖おいらせラインは、国道102号線との合流点である焼山から十和田湖・子ノ口までの区間です。さほど険しくはなく、勾配も旋回も緩やかで快適に走れます。適度に緩急のある川の流れと、時に落ち着ける広さと穏やかな流れを魅せる奥入瀬渓流の景観を目にすると、遠くまでツーリングしてきたことへの、ひときわ大きな感動を覚えることは請け合いです。
十和田湖から東方へは国道454号線で八戸へ、西へ進めば国道103号や同7号線で能代市や大潟村へ、また途中で南下すれば角館市を経て安比高原へ向かうことができるのです。眩い木漏れ日を浴びながら、時に右に左へと位置を変え、道路と落差の少ない身近な位置を流れる渓流と共に走る。清涼感たっぷりな大気を全身で満喫できるバイク旅に相応しい素敵なロケーションに恵まれているのです。

ブナの道を抜けて行く十和田湖おいらせライン。

これは、以前掲載した「八甲田ブナの道を行く。」でタイトルを飾った写真。今回の座標点から国道103号線を16kmほど北上したあたり。
落差のある渓流ならではの急流。水しぶきと音、そして清らかな空気感に癒される。
渓流は場所に応じて穏やかで落ち着いた流れを魅せてくれる。

道路と共に走る美しくも心地よい渓流が続く。

木漏れ日のスポットライトに照らし出された草花が可愛らしい。
水量や流れの変化が、自然のアートを表現する。
大きな石に当たる水流と反対側に生じる渦の様子もまた興味深い。

一般社団法人 十和田湖国立公園協会ホームページ
URL:https://towadako.or.jp/towadako-oirase/

青森県十和田市奥瀬1-12(JR東北新幹線「七戸十和田」駅から車で約47分/約40km)