魅せるリム×A.M.T.と量感あるフェイスで魅了
ホムラというブランドはそもそも大口径サイズを中心に、大人のプレミアムスポーツをデザインに落とし込むことを矜恃としたシリーズ。当然ながらそのターゲットはストリート系のハイエンドマシンが軸であり、卓越した鋳造技術から生み出されるクロススポークデザインは美麗で、エレガントかつスポーティな世界観こそがその真骨頂である。
だからこそこの2×9L-RAはホムラにとって、未開拓の新たなカテゴリーへ向けた新境地だ。なぜならこの作品、メインターゲットとしているのがシエラ、ノマドを筆頭とする4WD系の車両たち。本質であるプレミアムスポーツな要素は継承しつつ、4WD系に相応しい存在感と力感を絶妙にミックスさせたクロスオーバーデザインモデルで、つまりホムラの4WD系第一弾なのだ。
フェイスデザインは9組のクロススポークを採用したホムラらしくエレガントで躍動的な仕立て。ただしセンターパートがラージP.C.Dとなるためその分スポークはショート気味で、それがいい感じの力強さとして際立っている。とは言えセンターパートのボリューム感を過度に感じさせない造形だから、スマート。しかもシエラ、ノマド用サイズではギア感の強い歯車状のセンターキャップが付属。引き締まったセミグロスブラック/ブラック色で、クロスオーバーらしいアクティブさも備える。
印象的なのはRALC(レイズアラウンドリップコンセプト)に基づいた魅せヂカラ満点のリムデザイン。可能な限り深く設計されたこのリムは、ディスクと一体となって存在感を発揮するだけでなく、視覚的な大口径感獲得にも貢献。そこに特許技術であるA.M.T.によってマシニングレターが刻み込まれるという凝った上質な意匠も、文句なしに優越だ。







【RAYS HOMURA 2×9L-RA】
| SIZE | INSET | HOLE | P.C.D | PRICE |
| 16×6.0J | −5 | 5 | 139.7 | 5万5000円〜 |
| 18×7.0J | 8/−2 | 5 | 139.7 | 7万400円〜 |
HYPER REV(ハイパーレブ) Vol.288 スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ&ジムニーノマド No.17 より



