デリカミニ&eKスペースがフルモデルチェンジ

デリカミニは〝やんちゃかわいい〟顔つきが受け、発売年には実質先代のeKシリーズから販売台数を約4倍に増やした成功作だ。今回の新型はキープコンセプトとしながらもワイドな前後スキッドプレートなどによりアクティブなムードを強調。Aピラーを立てて室内長を115㎜延長し、前後から見た際にワイド感を抱かせるようにBピラーをブラックアウト化した。新意匠のダイナミックシールドによる迫力ある顔つきだけでなく、厚みを増したリア下まわりなどタフさを醸し出している。

内装は12.3インチナビと7インチメーターを一体化させて先進性を強調するとともに、ダイヤル式ドライブモードセレクターなどがアクティブさを表現。スマホなしで作動する「Google」搭載インフォテイメントシステム、軽初の接近時アンロック&降車時オートロック、3Dマルチビューアラウンドモニターなどを設定。後席のフルフラット化を改善した。走りは静粛性や乗り心地の向上をはじめ、前後ダンパーにカヤバ製の「Prosmooth」を採用したのも注目点だ。中でも4WDは、足まわりの専用チューニングなどにより操縦安定性を向上させたという。

新型eKスペースは、シンプルでありながらもモダンな内外装が目を惹く。視界の向上と最先端の先進安全装備を用意し、安心感も高めた。

ヘッドライトシグネチャーを大型化した『デリカミニ』

MITSUBISHI・DELICA MINI
手が触れる部分に巻物を使い、質感と触感にこだわった。左右に操作スイッチを配置する新形状のステアリングを採用。

キューブ型LEDヘッドランプを採用した『eK SPACE』

MITSUBISHI・eK SPACE
基本的な造形はデリカミニと同じだが、ダイヤル型ドライブモードが未設定になり、助手席側のドリンクホルダーの形状も異なる。

リアサーキュレーターなど両車に搭載する充実装備

軽初のダイヤル型ドライブモードセレクターは、走破性を高めるグラベルやスノー、パワーとエコ、ノーマルを用意する。
ステアリングスイッチも先代よりもシンプルになった。ACC用と音量調整用を左側のステアリングスイッチに配置する。
先代と同様に、後席に送風できるリアサーキュレーターを設定。空気の循環とシーズンを問わず快適性を維持できる。
俯瞰や後方映像を映し出すマルチアラウンドモニターを新型も搭載する。自車周囲の視界をサポートし、安全性を向上。

STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年10月号 No.358 より

実用性も考えて選んだルーフボックス! 『デリカミニ』でアウトドア遊びを満喫中

【デリカファンミーティング Vol.10】 デリカ乗りための一大イベント『デリカファンミーティング』が今年も開催! 聖地(!?)ふじてんスノーリゾートは全国各地から集まったデリカで埋め尽くされたのだ。個性派や希少モデルも登場し、出店メーカーも多彩で大盛り上がりだったイベントから、編集部気になったユーザー達をご紹介します!

【グレード詳解2】エナジーグリーンが目を惹く「X-BERAK」、撥水カーゴフロア搭載などアウトドアが似合うタフギア仕様|『新型フォレスター』徹底解説

ハンドリングの良さが別格! スズキ初の量産EV『ビターラ』は、いったいどんな電気自動車?|新車レビュー