
シルバーメタリック(ブルーストライプ)、シルバーメタリック(グレーストライプ)、グラファイトブラック
ホンダ・CB1000F SE/シルバーメタリック(ブルーストライプ)
ホンダ・CB1000F ……… 1,397,000円(消費税10%を含む)
ホンダ・CB1000F SE……1,595,000円(消費税10%を含む)
ホンダ・CB1000F



ホンダ・CB1000F SE


CB1000F、2モデルの特徴
CB1000Fは、スーパースポーツモデルのエンジンをベースとしながら、市街地での扱いやすさと高速巡行時の快適性を両立させた大型ロードスポーツモデルだ。シリーズ合計の年間販売計画台数は5,000台となっている。
上級仕様のCB1000F SEは、ベースモデルに加えてヘッドライトカウル、ラジエーターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートを装備。外観と機能の充実により、所有感のさらなる向上を図った仕様となる。
価格はCB1000Fが139.7万円(税抜127万円)、CB1000F SEが159.5万円(税抜145万円)。いずれもリサイクル費用を含むが、保険料・税金・登録諸費用は別途必要だ。
直列4気筒エンジンの動力性能
パワーユニットは、スーパースポーツモデルのエンジンをベースに開発。市街地で扱いやすいトルクフルな特性と、高速巡行時の落ち着いたライディングフィールを兼ね備えている。
新設計カムシャフトを採用し、バルブタイミングおよびリフト量を最適化。低回転から高回転まで谷のないスムーズな出力特性を実現した。左右2気筒ごとに異なるバルブタイミングとすることに加え、エアファンネルを新設計。低中回転域でのトルクフルなセッティングと、鼓動感のある重厚な排気音を目指している。
トランスミッションは1速、2速をローレシオ化することで駆動力を高めた。低速時の取り回しやすさに配慮するとともに、高速巡航時のエンジン回転を抑えるなど、気負わず扱いやすい変速比としている。
歴代CB750Fをモチーフにしたデザイン
車体デザインは、1979年発売の歴代モデルCB750Fをモチーフとしている。フューエルタンクからサイドカバーを経てリアカウルに繋がる伸びやかなラインと、スムーズに連続する一体的なデザインを採用。最新の性能を備えた大排気量直列4気筒エンジンの力強さを、幅方向の抑揚として表現した。
フレームは幅広い使い勝手を想定し、シートレールを専用設計。タンデムライディング時の居住性や積載性に配慮している。
充実のサスペンションとブレーキシステム
サスペンションは、フロントに倒立式のSHOWA製SFF-BPを採用。伸び側、圧縮側の減衰力とプリロード調整機構を装備し、ライダーの好みやシチュエーションに合わせた設定が可能だ。リアには分離加圧式シングルチューブタイプのクッションユニットと専用リンクレシオを採用。素直なハンドリングと軽快性、乗り心地の良さに寄与している。
ブレーキは、フロントにΦ310mmのフローティングダブルディスクと、NISSIN製対向4ポットラジアルマウントキャリパーを装備。リアにはΦ240mmシングルディスクとNISSIN製1ポットキャリパーを採用した。
6軸IMUを採用することで、より正確なピッチング、ロール、ヨーの車体姿勢検知を可能とし、スロットルバイワイヤシステムやコーナリングABSなどの制御技術の精度を高めている。
5インチTFT液晶メーターとHonda RoadSync標準装備
装備面では、豊富な情報を見やすく表示する5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用。Honda RoadSyncを標準装備し、車両とスマートフォンを連携させることで、ハンドルのセレクトスイッチや別売りのヘッドセットでの音声入力が可能となる。音楽再生やナビゲーションなどアプリの操作ができる利便性の高いシステムだ。
市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションや路面状況に合わせて好みの出力特性を選択できるライディングモードを搭載。Honda SMART Keyシステムを採用し、スマートキーを携帯して車両に接近することで、スマートキー自体を取り出すことなくメインスイッチノブの解施錠が可能となっている。
サステナブルマテリアルを採用
ホンダは環境負荷ゼロ社会の実現に向けて、2050年のサステナブルマテリアル率100%を目指している。CB1000Fでは、自動車や家電などの製造過程や成形過程において発生する余分な樹脂をリサイクル材としてリアフェンダーおよびシート底板に使用。省資源化に寄与している。
カラーリングは3色+1色の設定
カラーリングは、1980年代に北米のレースシーンで活躍したCB750Fのカラーリングと、初代CB750Fのストライプをモチーフとした。
CB1000Fは、ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)、ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)、グラファイトブラックの3色設定。CB1000F SEは、ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)の1色設定としている。
トラディショナルなプロポーションと最新技術を融合させたCB1000Fシリーズ。幅広いシーンで力強く軽快なファンライドを求めるライダーにとって、魅力的な選択肢となるだろう。
主要諸元
| 通称名 | CB1000F | CB1000F SE | |
| 車名・型式 | ホンダ・8BL-SC94 | ||
| 全長×全幅×全高 | (mm) | 2,135×835×1,125 | 2,135×835×1,170 |
| 軸距 | (mm) | 1,455 | |
| 最低地上高 | (mm)★ | 135 | |
| シート高 | (mm)★ | 795 | |
| 車両重量 | (kg) | 214 | 217 |
| 乗車定員 | (人) | 2 | |
| 燃料消費率※3(km/L) | 国土交通省届出値定地燃費値※4(km/h) | 26.0(60)<2名乗車時> | |
| WMTCモード値★(クラス)※5 | 17.9(クラス3-2)<1名乗車時> | ||
| 最小回転半径 | (m) | 2.8 | |
| エンジン型式・種類 | SC94E・水冷 4ストローク DOHC4バルブ直列4気筒 | ||
| 総排気量 | (㎤) | 999 | |
| 内径×行程 | (mm) | 76.0×55.1 | |
| 圧縮比 | ★ | 11.7 | |
| 最高出力 | (kW[PS]/rpm) | 91[124]/9,000 | |
| 最大トルク | (N・m[kgf・m]/rpm) | 103[10.5]/8,000 | |
| 燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | ||
| 使用燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン | ||
| 始動方式 | ★ | セルフ式 | |
| 点火装置形式 | ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑方式 | ★ | 圧送飛沫併用式 | |
| 燃料タンク容量 | (L) | 16 | |
| クラッチ形式 | ★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
| 変速比 | 1速 | 2.642 | |
| 2速 | 1.941 | ||
| 3速 | 1.583 | ||
| 4速 | 1.333 | ||
| 5速 | 1.137 | ||
| 6速 | 0.967 | ||
| 減速比 | (1次★/2次) | 1.717/2.812 | |
| キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ | 25°00´/98 | ||
| タイヤ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) | |
| 後 | 180/55ZR17M/C (73W) | ||
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
| 後 | 油圧式ディスク | ||
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス/ビック・ピストン・フロントフォーク) | |
| 後 | スイングアーム式(プロリンク) | ||
| フレーム形式 | ダイヤモンド | ||
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
(※3)燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
(※4)定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
(※5)WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。