CT125 CHUMS LIMITED EDITION…77万円

タイ本国のホンダCubHouseは、人気アウトドアブランド「CHUMS」とのコラボレーションによる限定モデル「CT125 CHUMS LIMITED EDITION」を発表。 この度シルバーバックが日本に輸入販売する。価格は税込77万円。

CHUMSはアウトドア愛好家に人気のブランドであり、その軽快でポップなデザインが、荒野やキャンプシーンと相性が良いとされてきた。CT125というオフロード系ミニバイクにそのエッセンスを加えることで、遊びの世界観を強化しようという戦略である。

限定モデルという性格上、総生産台数は300台とされ、各車にはシリアルナンバーが付与される。 このレア感とコレクター性を意図しており、単なるデザイン違いを超えた“所有価値”を訴えるモデルとなっている。

遊び心あふれる配色

車体カラーはホワイトを基調とし、アクセントに明るいレッドやブルーといったCHUMSらしさを感じさせる差し色を配している。 ロゴやグラフィックもCHUMSの象徴的なキャラクターやブランドロゴを随所に配置し、このコラボモデルであることを視覚的にも強調。

シートやパーツ周りにおいても、アウトドア風味を引き立てる素材選定や仕上げが行われている。限定モデルにはキャンプ用品的な付属品もセットで、チェア、ヘルメット、マグカップ、Tシャツなどの「キャンププレミアムセット」が提供される。 

ベース部分のスペック(エンジン、シャシー、足回りなど)は既存のCT125と大枠を変えないものと思われる。コラボモデルという性質上“見た目と装備の強化に重きが置かれている。

このモデルは300台限定という希少性が特徴である。 タイ国内販売を主眼としており、日本国内での正規流通については公表されていない。

アウトドアを楽しみたいユーザーに

CT125 CHUMS LIMITED EDITIONは、単なる“見た目だけの限定版”を超えたライフスタイル提案型モデルだ。アウトドアを好む層、CHUMSファン、ミニバイク愛好者などをクロスオーバーで取り込む可能性を秘めている。シリアル付き300台という限定性が、収集欲を刺激する要素となる。

将来的には日本国内でも展開される可能性を完全には排除できないが、限定性とブランドコラボの両立によって、時が経つほど希少価値を増すモデルとなる可能性もある。

総じて、CT125 CHUMS LIMITED EDITIONは、単なるモーターサイクルの枠を超え、趣味性と遊び心、コレクター性を積極的に融合させた挑戦的な一台である。

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