前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年10月6日〜12日に発表されたニュースを紹介する。

2026年1月3日から17日に開催される「ダカール・ラリー2026」に参戦

トライアル界で名を馳せる藤原慎也が、2026年1月3日から17日に開催される「ダカール・ラリー2026」において、ホンダの競技仕様バイク CRF450 RX Rally を駆って完走を目指すことが決定した。彼は本大会で唯一の日本人ライダーとして参戦予定である。プロジェクト名は SMRP(Shinya Fujiwara Matsuo Manufacturing Racing Project)。2024年4月に始動し、2026年大会での完走を目標に掲げている。

CRF450 RX Rally は、HRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)による改良が施された限定50台の特別モデル。外装だけでなくフレームやエンジン内部も競技仕様にチューンされており、ホンダがこれまでダカールで得てきたノウハウが反映されている。HRC は過去にファクトリーバイクで複数回総合優勝を果たしており、その技術基盤と経験がこのバイク設計に活かされている。藤原を支える体制として、イタリアの老舗ラリーチーム RS moto RACING が技術サポート、部品供給、整備、参戦手続き支援まで包括的に担当する。

藤原はモロッコラリー2025(10月10日~17日)への参戦を通じて、実戦経験とバイク適応力を高めていく予定だ。これに先立ち、10月9日~10日にプライベートテストも予定しており、ここで CRF450 RX Rally の手応えを確かめ、参戦準備を整える。参戦を支える資金調達の手段として、クラウドファンディングも10月中旬より実施予定で、その詳細は後日発表される。

なお、ダカール・ラリーはアフリカ、南米を経て現在は中東での開催が定着しており、2026年もサウジアラビアでの開催。スタート/ゴール地点は紅海の港町ヤンブーを予定。大会全体の総走行距離は約8,000km、そのうちスペシャルステージ(計測区間)は5,000km前後におよび、途中にはマラソンビバーク(支援なし区間)やカテゴリー別分割ステージ、そして新設のパワーステージも組み込まれている。完走率は過去大会で約50%前後という過酷さが常態化しており、極限の環境で肉体・精神・技術すべてを問われる競技である。

藤原は兵庫県出身、1990年1月6日生まれ。幼少期からバイクに親しみ、トライアル競技で国内外のタイトルを獲得してきた。エンドゥーロやハードエンデューロ、デモンストレーション活動など幅広く活動し、モータースポーツの魅力を伝えるライダーとしても知られている。今回、国産メーカー・ホンダの競技バイクで世界最高峰のレースに挑む姿勢は、多くの期待を集めそうだ。

若月佑美、挑戦する女性たちに心動かされる|カワサキ公式動画公開

カワサキモータースジャパンは、俳優・若月佑美がレディースクラスを応援する「Ninja Team Green Cup」観戦の様子を収めた動画を公式YouTubeで公開した。普通二輪免許を取得し、ELIMINATOR PLAZA EDITIONを愛用する若月が、SPA直入サーキットで挑戦する女性ライダーたちの姿に感動。仲間との絆や走る喜びをリアルに伝える内容となっている。レース初心者でも共感できる視点で、モータースポーツの魅力を等身大で発信。動画はカワサキ公式YouTubeチャンネルにて視聴可能。

名古屋でモビリティの未来を体感する3日間

「Japan Mobility Show Nagoya 2025」が11月22日から24日まで名古屋・ポートメッセなごやで開催される。中部地方で根強い人気を誇った「名古屋モーターショー」の後継として、国内外メーカーによるコンセプトカーや最新市販車の展示が行われるだけでなく、「Tokyo Future Tour 2035」の映像・車両展示も名古屋へ巡回。電動車試乗、自動運転バス乗車体験、モータースポーツ車両、キャンピングカー、カスタムカーなど、多彩なモビリティの展示が並ぶ。キッチンカーによるグルメイベント、子供向け遊具、ITS技術体験、高校生によるコマ大戦なども併催。BOYS AND MENが応援団長を務め、ステージイベントにも登場。前売り券は10月7日10時から販売開始、一般1800円、学生1300円、高校生以下・障がい者は無料。開催への期待が高まる。

国産革と磁力の融合|FREAKMOUNTが放つ新感覚バイクグローブ

スマホホルダーで人気のFREAKMOUNTが、初の国産バイク用グローブ「FREAKMOUNT GLOVES」を発表。オールシーズン対応の「STANDARD」と防寒仕様の「GAUNTLET」の2モデルを2025年11月より発売する。いずれも手首にネオジム磁石を内蔵し、バイクのタンクなどに吸着可能。さらにタッチスクリーン対応導電レザーを搭載し、装着したままスマホ操作も行える。香川県の熟練職人による手作業で仕立てられた国産牛革製で、質感と耐久性を両立。価格はSTANDARDが1万2100円、GAUNTLETが1万9800円(税込)。

渋谷から始まる、“未来の移動”体験──3人乗りEV「e-NEO」試乗開始

スカイ・イノベーター株式会社が展開する EV INNOVATOR は、3人乗りEVモビリティ「e-NEO」の試乗体験サービスを渋谷でスタートした。松濤ガレージを拠点に販売スタッフのナビ付きで走行し、都市生活におけるEV活用をリアルに体感できる内容。普通免許で運転でき、車検・車庫証明不要の「NEO-ONE」「NEO-Light」など最新モデルを用意。渋谷の街を駆け抜ける体験は、まるで“未来のアトラクション”。同社は「移動を楽しむ」という新しいライフスタイルを発信し、都市型モビリティ文化の拡大を目指す。

ありがとう50cc、Honda原付の名車たちを胸に刻む記念Tシャツ登場

株式会社フェイスが展開するノリモノ雑貨ブランド「CAMSHOP.JP」は、本田技研工業公認ライセンス商品「HONDA 50cc BIKES LOGO Tシャツ」を発売開始。スーパーカブ50、モンキー、ゴリラ、DAX、CD50など、Hondaの50ccモデルのロゴを並べたデザインで、長年日本の原付文化を支えた名車たちへの感謝を込めた一枚。6.2オンスの上質コットンを使用し、大人のカジュアルウェアとしても映える仕上がり。価格は4950円(税込)。Amazonと公式サイトで販売中。

在庫一掃で、アプリリアの走りを“超特価”で手に入れるチャンス

ピアッジオ グループ ジャパンは、スポーツモデルのアプリリアを対象に、最大44万円もの値引きを実現する在庫一掃キャンペーン「ULTRA CLEARANCE CAMPAIGN」を2025年10月4日より全国の正規販売店で開始した。対象車種には「Tuono V4 Factory」「RS 660 Extrema」「Tuareg 660」などが含まれ、各モデルで大幅な割引価格が設定されている。さらに、12月末までに見積もり依頼を行った購入希望者から抽選で、alpinestars製アプリリア純正レザージャケット(希望小売価格9万6800円)が毎月1名にプレゼントされる。キャンペーンは対象車両が売れ次第終了予定で、スポーツバイクファンにとって見逃せないお得な機会だ。

伝統のVツイン、今お得に手に入るチャンス

ピアッジオ グループ ジャパンは、縦置きVツインエンジンを搭載するモト・グッツィを対象とした在庫一掃セール「ULTRA CLEARANCE CAMPAIGN」を、2025年10月4日から全国の正規店で展開する。対象モデルは V100 Mandello S/Mandello、V7 Stone CORSA の3車種。希望小売価格より最大約38万円引きの特別価格で販売する。さらに、12月末までに見積もり依頼をした人の中から抽選で毎月1名に、モト・グッツィ純正グリーンレザージャケット(希望小売価格8万4700円)をプレゼント。対象在庫が無くなり次第、キャンペーン終了となる。

トライアンフが贈る初心者ライダー応援キャンペーン

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2025年10月8日から12月26日まで「FIRST BIKE Campaign」を実施する。普通自動二輪免許(MT)取得から6ヶ月以内のライダーを対象に、全国の正規販売店で新車購入時に使える3万円分のクーポンチケットを進呈。対象モデルは「Speed 400」と「Scrambler 400 X」。初めてのバイクライフをトライアンフでスタートする絶好の機会となる。英国ブランドならではの美しさと走りを手軽に体験できるキャンペーンで、新世代ライダーの背中を後押しする。

世界最大排気量の衝撃を、1名だけが体感できる|トライアンフ「ROCKET 3 STORM R」モニター募集

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、世界最大排気量2,458ccを誇る「ROCKET 3 STORM R」を1ヶ月間無償で体験できるモニターキャンペーンを実施中。10月26日までに応募した中から抽選で1名が選ばれ、11月中に引き渡し。182PSと225Nmの圧倒的パワーを誇る三気筒エンジンが、唯一無二の加速と重厚な存在感を実現する。高級感あふれる仕上げと堂々たるスタイルを1ヶ月間堪能できる貴重な機会。詳細はトライアンフ公式サイトにて。

志布志へ走り出そう|さんふらわあで行くライダー応援キャンペーン

商船三井さんふらわあは、2025年10月14日より大阪~志布志航路(大阪発)を利用するライダー向けに「志布志市まるっとツーリング&ライダーフラッグキャンペーン」を実施する。志布志市内の提携店舗で使えるクーポン券と、オリジナル交通安全お守りを配布。対象はバイク・原付乗船者および志布志港レンタサイクル利用者で、配布は大阪第二ターミナルおよび志布志港で行われる。アンケート回答者には志布志市特産品や乗船券が当たるチャンスも。大隅半島の自然とグルメを楽しむ絶好のツーリング企画だ。

地域を走る、新たなビジネスモデル|小型三輪EVモビリティ無料モニター店募集

株式会社Geofence Globalは、小型三輪EVモビリティを活用した新ビジネスモデル「EV-TRUST」の認知拡大に向け、全国で3ヶ月間の無料モニター店を募集する。ホテルやカフェ、観光施設、自動車関連業などを対象に、車両レンタル・試乗・販売対応による収益機会を提供。街を走る広告塔としての集客効果や、燃料費削減、地域交通支援など多面的なメリットを実現する。全国整備店との提携により運用サポートも万全だ。

越谷に新たな風、カワサキプラザ越谷リニューアルオープン

埼玉県越谷市の「カワサキプラザ越谷」が2025年10月4日にリニューアルオープン。木目調の明るい店内と白を基調とした清潔な空間に生まれ変わり、最新モデルの展示やプラザアパレル、ライダーが集えるコミュニティスペースを備える。モーターサイクルは光の枠に包まれた“ケージ”にディスプレイされ、特別な高揚感を演出。メンテナンスやイベントも充実し、経験豊富なスタッフがライダーの暮らしを全面的にサポートする。営業時間は9時~21時、年末年始を除き無休。新しい越谷のバイク拠点として、地域に根差したモーターサイクル文化を発信していく。

BMWの走りを“借りて愉しむ”|越谷に新拠点誕生

国内最大級のバイクレンタルネットワーク「レンタル819」を運営する株式会社キズキレンタルサービスは、2025年10月18日、埼玉県越谷市に「レンタル819 BMW Motorrad越谷」をグランドオープンする。BMW Motorradの最新モデルを中心に揃え、購入検討者から上質なツーリングを楽しむ大人まで、幅広い層にラグジュアリーな体験を提供。R1300GSやR18などの人気車種をはじめ、G310RやF900XRなど多彩なラインナップを展開する。外環三郷西ICから約10分、営業時間は10時~17時30分、水曜・第2・第3木曜定休。秋のベストシーズンに、BMWの世界観を越谷で気軽に体感できる。