力強さが増したエクステリアデザイン、内装の質感が向上したインテリア

女性ユーザーが約2/3を占めるAセグメントSUVのクロスビーが大幅変更を受けた。エンジンの変更により型式は変わるが、車体を踏襲。前後ドアやバックドア、ガラスまわりなども流用しつつ、前後ビューを変えることで、適度なタフ感を強調する。顔つきは、人間の目を感じさせる半円に近いシグネチャーが印象的で、フロントバンパーの厚みも増した。フロントマスクを上から眺めた際のカーブが大きくなり、ワイド感を強調。同時に、角を丸めた四角いモチーフをヘッドランプまわりやホイールキャップなどの細部に反映することで、支持層の女性から敬遠されない適度なタフ感にまとめている。

内装はセンターコンソールが追加された「T」字型になり、新型ステアリングも相まって車格感を向上。インパネ上辺からドアにかけての力強い基本骨格やシルバー加飾などにより適度なタフさも盛り込んだ。家具を購入してステッチなどを研究したというインパネ表面の加飾など、上質感の追求も余念がない。8インチから10インチまで対応するナビやポケッテリアなども見直した。

「Z12E」エンジンとCVT、ISGを組み合わせるマイルドハイブリッドに換装。減衰接着剤により乗り心地と操縦安定性も高めている。

SUZUKI XBEE(スズキ・クロスビー)
写真の16インチの切削2トーンアルミホイールは、「X」をモチーフとした力強さを強調するデザイン。ほかにも、角を丸めた16インチホイールキャップも設定する。
従来型の1.0L直列3気筒ターボからスイフトと同じ「Z12E」型の1.2L直列3気筒NAエンジンとCVT、ISGを採用するマイルドハイブリッドに変更している。
センターコンソールを追加したT字型になり、新たにブラウン樹脂をインパネとドアトリムに用意。インテリアの質感が向上している。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持機能の操作、設定スイッチをステアリングの右側に配置する。
改良前モデルと同様に滑りやすい路面でも発進しやすいグリップコントロール、ヒルディセントコントロールを設定する。
濡れたり、汚れたりした小物も積載しやすい樹脂製のラゲッジアンダーボックス。底面に「X」のモチーフを採用している。
後席バックレストの肩口に、後席の前倒しと前後スライド用のレバーをそれぞれ用意。荷室側から容易に操作できる。
細長いセンターコンソールが追加され、大小のトレーや電動パーキングブレーキやシートヒーター用スイッチを備える。
グレード名HYBRID MZ
全長×全幅×全高(mm)3760×1670×1705
室内長×室内幅×室内高(mm)2165×1405×1280
WLTCモード燃費消費率(km/L)22.8(2WD)、21.0(4WD)
エンジン排気量・種類1197cc・直列3気筒DOHCターボ
エンジン最高出力[kW(PS)/rpm]59(80)/5700
最大トルク[Nm(kgf・m )/rpm]108(11.0)/4500
モーター最高出力[kW(PS)/rpm]2.3(3.1)/1100
最大トルク[Nm(kgf・m )/rpm]60(6.1)/100
乗車定員(名)5
タイヤサイズ175/60R16
価格233万5300円(2WD)、250万300円(4WD)
※全グレードの価格は215万7100円(HYBRID MX/2WD)〜250万300円(HYBRID MZ/4WD)

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