Chevrolet Corvette ZR1X
Quail Silver Limited Edition
2026年モデルからついに販売を開始

2026年のモデルイヤーから追加される「コルベット ZR1X」は、5.5リッターV型8気筒ツインターボエンジンに「eAWD」全輪駆動システムを組み合わせたハイパフォーマンス仕様。ボウリンググリーン・パフォーマンス・ビルドセンターにおいて、マスターエンジンビルダーによりハンドメイドで製造される。
コルベット ZR1Xは、単体で1078PSを誇る5.5リッターV型8気筒「LT7」ツインターボエンジンにハイブリッドパワートレインを組み合わせ、最高システム1267PSを発揮。内燃機関(ICE)のパワーは8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を介して後輪を駆動、フロントアクスルに配置されたモーター(188PS)による「eAWD」全輪駆動システムを搭載する。
0-60mph(約96km/h)加速は2秒未満で、同じくハイブリッドパワートレインを搭載するハイパーカー「フェラーリ F80」や「マクラーレン W1」を凌駕する加速力を実現したと謳う。さらに、20万7395ドルという、上記の2台を大きく下まわるプライスタグを掲げている。
シボレーのグローバル副社長を務めるスコット・ベルは、今回導入される「クエイル シルバー リミテッド エディション」について、次のようにコメントした。
「コルベットは、その誕生から70年以上にわたり、オーナーたちの誇りであり喜びとなってきました。その魅力は、優れたエンジニアリングだけでなく、クラフトマンシップやデザインにもあります。ZR1X クエイル シルバー リミテッド エディションは、コレクターズアイテムを求めるコルベット・ファンにとって、特別な選択肢となるでしょう」
C1 コルベット以来のマットペイントを採用

2025年8月にカリフォルニア州モントレーで開催された「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」において初公開された「クエイル シルバー リミテッド エディション」は、専用の仕上げとクラフトマンシップが施された限定仕様。専用カラーに加えて、オレンジペイントのブレーキキャリパー、ブラックのエキゾーストチップ、カーボンフラッシュ仕上げのミラーを装備する。
今回、エクステリアカラーに1960年代以来となるマット仕上げペイント「ブレードシルバー・マット」を採用した。ブレードシルバー・マットは、1957〜1959年にC1 コルベットに設定されていた「インカシルバー」からインスピレーションを得たカラー。となり、「ZR1X 3LZ コンバーチブル」専用色として提供される。
新カラーコンビネーションのインテリア

インテリアは「スカイクール&ミディアムアッシュグレー」に「ハバネロ」アクセントを加えた新しいカラーコンビネーションを採用。この配色は、2026年型コルベットの全モデルで選択することができる。インテリアのウォーターフォール・スピーカー部分に「Limited Edition」プレートを装着。ここには、各個体のシリアルナンバーが入れられた。
シボレー・グローバル・エグゼクティブデザインディレクターのフィル・ザックは、クエイル シルバー リミテッド エディションについて次のように説明を加えた。
「デザインチームは常に革新を追求しています。ブレードシルバー・マットは、コルベットにとって60年ぶりの工場出荷マットペイント採用という、重要な瞬間となりました。この新しいペイント仕上げは、より高級感のある印象を生み出し、コルベットに新たな個性をもたらすでしょう」
「シボレー コルベット ZR1X」を動画でチェック!

