“令和のラジオスター”アンジェリーナ1/3はバイク好き！ 教習車はCB400SF！大型免許でメグロに乗りたい【vol.2】

アンジーに教習所での思い出を訊いてみた

ガールズバンド『Gacharic Spin（ガチャリックスピン）』のマイクパフォーマーにして、TBSラジオやTOKYO FMなどでラジオ番組のパーソナリティを務めるなどマルチに才能を発揮するアンジェリーナ1/3（以下、アンジー）。

そんな彼女が今秋から『ailly（アイリー）』名義でソロプロジェクトを始動するという。その第一弾となるのが9月17日（水）にリリースされた配信シングル『Radiory（レディオリー）』だ。

今、注目を集めているドリームガールの彼女が、今もっとも夢中になっているのがバイクだという。前回は亡き父への最初で最後の反抗として普通自動二輪免許を取得し、最愛の兄からヤマハTW225Eを譲られたことを紹介した。今回はそのインタビューの続きとなる。まずは教習所でのエピソードから話を聞くことにした。

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現在、多くの教習所ではCB400スーパーフォアに代わって新型のNX400Lの配備が進んでいる。シート高は若干高くなったものの車重は少し軽くなり、操縦性にクセがなく、ポジションや取り回しは少しラクになったでしょう、と水を向けると……。

アサイチの教習で割とすんなりと免許取得！次は大型にチャレンジ？

「私の通った教習所で使っていたバイクは、古いCB400スーパーフォアでした。CBはたしかに重いんですけど、私と相性が良かったのかまったく苦労はなかったですね。じつは最初、普通自動二輪を取るか大型を取るかで迷っていたんですが、最初に引き起こしと取り回しをやってみたところ、教官の先生もびっくりするくらいすんなりできて、先生曰く『これなら全然大丈夫だね。大型でも普通自動二輪でも好きなほうを受けて構わないよ』と仰ってくださいました」

それでも敢えて普通自動二輪から取った、と？

「そうです。それまで原付さえ運転したこともなかったから、順を追ってバイクに慣れたほうが良いかと思って中型にしました。教習所に入校したのは去年の6月のことで、秋には免許が取れました。そのときも仕事で忙しかったのですが、朝7時からの教習を受けて、教習が終わったら近くに午前中から営業している銭湯でお風呂に入り、そこで心身ともにリフレッシュしてから『さあ、仕事に行くぞ！』って感じで。スケジュール的にはわりとなんとかなりました」

そういえば、去年のラジオでは教官がイケメンでドキドキしたって話していたよね？

「教習初日は1時間目で基本操作を教わり、2時間目はちょっとチャラい感じの教官が担当することになったんです。で、基本操作の復習のため、私が後ろに乗ってタンデムで走っていたときにフワッといい香りがしたんです。その教官は初対面の印象がよくなかったから、そんなことに惑わされんぞ、と少し警戒してたんです」

「そうしたら、その教官で教え方が上手いんです。それで1時間目で分からなことがスーッと頭に入ってきて。そうしたら、教官が『急ブレーキってどれだけ危険なことか教えてあげるよ。前輪のブレーキレバーを一気に握るとこうなっちゃう』と突然言うやいなや、ガッと急ブレーキかけたんですよ。不意打ちだったから『わっ！』って身体が前につんのめるじゃないですか。先生に急接近して『も～』って感じですよ（笑）」

その教官とはその後も何度か担当してもらったワケだ。

「それが全然当たらなくて。教え方上手だったので本当は担当して欲しかったんですけどね。でも、その教習以来、挨拶するだけでなく、たまに話をする機会はありました。卒検に受かったので、最後にお礼を伝えに行ったときに、『本当に乗りたいバイクは大型でしょう？　次は大型バイクの教習だね。またおいで』と言ってくれて、それで大型自動二輪の免許取得のモチベが俄然高まりました（笑）」

レトロスタイルのバイクが好きなアンジーはメグロK3が夢の1台

じゃあ、早く大型自動二輪免許を取りに行かないと。忙しいとは思うけど、いつ取りに行くの？

「そうなんですよ。大型を取るなら早いほうがいいな、と考えているところです。私の通った教習所は1年以内に別の免許を取得すると教習料金がディスカウントされるんですが、その期限がそろそろ近づいているんですね。まあ、割引が効かなくなるのは、ちょっともったいないですけど、もう少しバイクに親しんでから1度気持ちをリセットして、あらためて大型二輪免許に挑むのもいいかな、とも思っています」

大型バイクで何か乗りたい車種はある？

「欲しいバイクはすでに決まっていてメグロに乗りたいです。メグロと言っても、もちろん昔の旧車じゃなくて現行型のK3です。2024年秋にJR目黒駅で開催された『目黒とメグロの回顧展』に行って実車を見てきました。そのときに直感的に『これだ！』となったのがK3でした。私はボディが黒くてメッキが映えるレトロスタイルのバイクが好きなんですよ。ほかにも似たスタイルのバイクはたくさんありますけど、ビビッと来たのがメグロでした」

「帰宅してから兄にそのことを話しました。そうしたら兄は『オートバイにはいろいろな車種があるし、カッコイイバイクもたくさんあるけど、本当に自分の乗りたいバイクと出会ったときには直感でわかるものだよ』と言うんですよ。兄の話を聞いて、ますますメグロK3が『これだ！』って感覚が強くなりました。いずれこの子になりたいな、と……」

メグロ以外に気になるバイクがあったら教えて。

「カワサキのWシリーズも好きです。現行型のW800も同じバーチカルツインエンジンを搭載しているので好きです。私はあのクラシカルな系譜のバイクが好きなんでしょうね。カワサキ車は昔から好きなので、大型免許を取ったらカワサキの大型バイクに乗りたいな」

メグロK3を買ってもTW225Eは手放しません！

前回の話だと大型免許を取得してもお兄ちゃんから譲ってもらったTWを手放すつもりはないんだよね？

「あの子は兄からもらった特別なバイクですからね。たとえメグロK3を買っても絶対に手放しませんよ。たぶん増車。2台持ちになるのかな。ただ、メグロは完成されたデザインで、あの雰囲気が好きなのでノーマルで乗りたいのですが、TWはちょこっと自分好みにいじってみたい気持ちもあります。結構ミーハーなのでカスタムは見た目重視ですね」

今の状態でも充分カッコイイけど、いじるとしたらやはりロンスイに改造したり、ハンドルを換えたりして、ストリート方向でスカチューンを極める、と？

「イジりたい気持ちがある反面、じつはバイクの知識があまりないので、どんなカスタムにするかは兄に相談します。私の中でカッコイイライダーは兄。バイクの経験が豊富だし、私のことを誰よりも理解してくれて、支えてくれる大切な肉親なので。彼の言うことなら間違いないと思うし」

TWはいろいろな楽しみ方ができるバイクだから、どのような乗り方をしたいか、どうバイクを楽しむかをお兄さんに相談すれば、ふさわしいカスタムを提案してくれると思うよ。

「TWをもっとカッコよくしたいし、キャンプにも行きたい。ロングツーリングもしたいし、林道にも行ってみたい。バイクでやりたいことがありすぎてちょっと迷っちゃいます」

でも、迷っている時間が楽しかったりするんだよね（笑）。（つづく）