GMSV S1 LM Chassis #1
ゴードン・マレーが甦らせた伝説

ゴードン・マレー・スペシャル・ビークルズと、RMサザビーズの協力関係により実現したオークションは、11月21日にラスベガスのウィン・ホテルで行われる「amfARチャリティ・ガラ」内で実施。ここで現代自動車史上最も特別な1台、「GMSV S1 LM シャシーナンバー1」が初公開される。また、この日、ゴードン・マレーに「amfARイノベーション賞」が授与される予定だ。
GMSV S1 LMは、マレーが掲げてきた「軽量化」「美の回帰」「完璧なドライビング」という理念を、現代の技術で甦らせたスペシャルモデル。伝説的な「マクラーレン F1 LM」のデザインをオマージュし、最先端の軽量複合素材、高度な専用パワートレインが贅沢に奢られた。1995年のル・マン24時間レースでの総合優勝を記念して製作された5台のマクラーレンF1 LMと同様、GMSV S1 LMも5台のみを製造。今回のチャリティオークションに、そのシャシーナンバー1が出品されることになった。
GMSV S1 LM シャシーナンバー1の落札者には、まるで1990年代に戻ったかのように、マレー本人と並んで座り、自分が理想とする仕様に仕上げられるという特典も用意される。RMサザビーズのプライベートセールス部門グローバルヘッドを務めるシェルビー・マイヤーズは、この希少な1台がオークションに登場することに興奮を隠さない。
「多くのコレクターにとって、マクラーレン F1 LMは、モダンスーパーカーを象徴する存在です。史上最も価値が高く、希少なクルマのひとつだと言えるでしょう。ゴードン・マレーは、スーパーカーのフォルムだけでなく、『真のドライバーズカーとは何か』という哲学そのものを築き上げた人物です」
「S1 LM シャシーナンバー1は、そのオリジナルの創造主と直接協働し、自動車史の次の章を書き加えるという、まさに一生に一度の機会を提供します。それはお金では買えない体験となるでしょう」
700PSを超える4.3リッターV12エンジンを搭載

GMSV S1 LMは、ゴードン・マレー・スペシャル・ビークルズが初めて手掛けたスペシャルプロジェクト。「S1」は「Special One」を意味し、顧客が持つ1990年代のデザインへの情熱と、1995年のル・マン24時間レース優勝という伝説的な勝利が表現された。
すべてのボディパネルは超軽量カーボンファイバーで構成され、専用のエアロパッケージ、フロントスプリッター、リヤディフューザー、デュアルエレメントリヤウイングにより、大幅なダウンフォースと安定性を実現した、前後には、彫刻のようなボディワークとシームレスに融合した、ル・マン24時間からインスパイアされた専用ライトが導入される。
ゴードン・マレーによる「エンジンは車両の心臓部であり、体験の半分を占める」という理念に基づき、S1 LMは専用強化されたパワーユニットを搭載。ベースとなったGMA T.50Sからリヤファンとオイル冷却パックを取り除いたことで、専用チューンが施されたコスワース製4.3リッターV型12気筒エンジンを搭載するスペースが確保された。
エンジンは最高出力700PSオーバーを実現し、専用開発されたインコネル製エキゾーストシステムと、18金製熱遮断材で包み込まれる。エンジン開発は、内部コンポーネントの軽量化、圧縮比の向上を実施し、パワー、トルク、レスポンスが大幅に向。1万2100rpmまで回転可能なV12エンジンは、1995年のル・マン優勝車をオマージュし、センターに配置された4基のテールパイプから美しいエンジンサウンドを発する。
ゴードン・マレーは、わずか5台のみが製造される「GMSV S1 LM」について次のように説明を加えた。
「まったく新しいクルマを設計するには、全身全霊を注ぐ必要があり、他のことを考える暇もありません。このS1 LMの設計は、私がその期間を乗り越えるうえで大きな支えとなりました。S1 LMが私にとって特別な存在なのは、まさにそうした理由によるものです」
「GMSV S1 LM シャシーナンバー1」を動画でチェック!

