前週に発表された注目のネタを一気に紹介する「バイクス週間ニュースダイジェスト」。今回は2025年11月10日〜16日に発表されたニュースを紹介する。
ボルトオン設計で即装着|スクリーンからキャリアまで充実ラインアップ

デイトナは、「HONDA CB1000F」の登場にあわせ、スクリーンやヘルメットロックホルダー、リアキャリア、エンジンガード、フェンダーレスキットといった専用カスタマイズパーツを一挙に発売した。ボルトオン設計で「車両を手に入れたらすぐにカスタマイズを楽しみたい」というライダーの要望に応える内容となっている。
まず目を引くのは「ブラストバリアー 車種別キット(スモーク)」。日本製ポリカーボネイト(厚さ3 mm)を採用し、同厚アクリルと比して約30倍の強度を誇る。立体的な形状でも歪み少なく、優れた風防効果と安全性を兼備する。価格は1万7600円(税込)となっている。
次に「エアロバイザー 車種別キット(スモーク)」はポリカーボネイト厚2mmを採用し、車体フォルムを崩さずにフロント周りをスタイリッシュに演出。1万2650円(税込)という設定。
車両保護を目的とした「エンジンプロテクター ストリームライン」はアルミプレート+流線形樹脂パッド構造で、“転倒時のボルト変形防止”と“衝撃吸収”を両立。左右セットで1万6280円(税込)と手ごろな価格設定だ。 さらに更なる保護を求めるなら「パイプエンジンガード」が注目で、メインパイプφ28.6の極太仕様で左右連結構造。立ちごけなど軽度の転倒でも車体ダメージを軽減する設計。価格は3万7400円(税込)となっている。
リア周りを引き締める「LEDフェンダーレスキット」はテール周りをコンパクトにまとめ、車検対応の小型LEDライセンスランプとスリムリフレクターを付属。別売りウインカーとの併用も可能。2万900円(税込)で発売だ。
また「マルチウイングキャリア」は、アルミ製トッププレートを専用設計し、荷物を積載しない状態でもデザイン性を損なわない装着感を実現。ヘルメットホルダーとも同時装着可能。価格は3万3000円(税込)。
最後に、シンプルかつ機能的な「ダイヤルヘルメットホルダー(車両専用設計ボルトオン)」が5500円(税込)、キータイプヘルメットホルダーが4180円(税込)でラインアップされた。
今回のCB1000F向けパーツ群は、新型車購入直後の“即カスタム”需要に応えるものとして、幅広いニーズにマッチするだろう。




























「VERSYS 1100 SE」新カラー&グラフィックを採用し、2025年12月20日発売決定

カワサキモータースジャパンは、アドベンチャーツーリングモデル「VERSYS 1100 SE」に対して、新たなカラーとグラフィックを採用した2025年モデルを発表した。発売日は2025年12月20日(土)で、全国「カワサキプラザ」店舗にて販売される。今回のモデルでは、深みのあるメタリックディープブルー×メタリックディアブロブラックなどの新色を採用。加えて、ツーリング性能を高めるために、スマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」との連携機能を強化し、音声コマンドによるインターフェースを追加。135PS/1098cc並列4気筒エンジンや、KQS(カワサキクイックシフター)、電子制御サスペンション「Showa EERA」、IMU(慣性計測装置)ベースのトラクション・コントロールといった最先端テクノロジーはそのままに、カラーとグラフィックをアップグレードしてプレミアム感を高めた。さらに本モデルは「カワサキケアモデル」として、3年間の定期点検およびオイル交換を無償で提供し、購入後のメンテナンスにも配慮されている。価格については従来モデルと同等となっており、優れたコストパフォーマンスも訴求ポイントだ。










トライアンフ「Tiger」シリーズに特別仕様“Alpine / Desert Edition”登場|走破性と装備を磨いたプレミアムアドベンチャー

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、「Tiger 900」および「Tiger 1200」をベースにした特別仕様車「Alpine Edition」と「Desert Edition」を発表した。両シリーズに共通する高い走破性に、専用カラーとグラフィック、プレミアム装備を追加し、価格以上の価値を追求したモデルとして2026年1月に発売される。「Alpine」は雪山をモチーフにオンロード寄りのGT Proを深化させ、「Desert」は灼熱の砂漠を走破するRally Proを中心にオフロード性能を強調した仕様となる。Tiger 900版はアクラポヴィッチ製サイレンサーを標準装備し、Alpineにはエンジンガード、Desertにはタンクガードを追加。Tiger 1200版はブラインドスポットアシストとレーンチェンジアシスト、前後ヒーテッドシートを標準化し、大型アドベンチャーとしての快適性と安心感を高めた。足まわりはTiger 900が用途に応じてMarzocchi/Showaを使い分け、Tiger 1200は全車にShowa製セミアクティブサスペンションを搭載。いずれもBrembo Stylemaキャリパーやチューブレス対応スポークホイールなどを備え、オンロードから未舗装路まで高い制動力とコントロール性を実現する。独自のTプレーンクランクを採用した三気筒エンジンは、Tiger 900が108PS/90Nm、Tiger 1200が150PS/130Nmを発揮し、Euro5+に適合。スムーズかつ力強い特性を両立させる。さらに全車7インチTFTディスプレイ、My Triumphコネクティビティ、シフトアシストなどを標準化し、Alpineは5モード、Desertは6モードのライディングモードを搭載。Tiger 1200には停止時に車高を最大20mm下げるアクティブ・プリロード・リダクションも採用した。価格はTiger 900が201万9000円〜、Tiger 1200が243万5000円〜で、いずれも50種以上の純正アクセサリーに対応。冒険性能と快適性、そして個性を兼ね備えたアドベンチャーモデルとして、2026年のラインアップを象徴する存在となる。







サイン・ハウスが“拭くから吹くへ”を提案|SPICERR「ジェットファン」3機種が同時発売

サイン・ハウスはSPICERRブランドから、用途に合わせて選べる「ジェットファン」3機種を11月21日に発売する。コンセプトは「拭くから吹くへ」。洗車後の水滴飛ばしや家のホコリ取り、車内外の清掃まで、エアの力で素早く手軽に汚れを飛ばす新しい“お掃除スタイル”を提案する。ラインアップは最軽量でPC周りの掃除に適した「ミニジェットファン SJM-101」、5種ノズルと3段階風速で多用途に使える「ポケッタブルジェットファン SJU-1」に新色ホワイトを追加、そして車や屋外用の強力モデル「ジャンボジェットファン SJJ-101」の3種類。最大風速は63〜70m/s、用途に応じた出力とサイズを備え、いずれもUSB Type-C対応の充電式。




B+COM SX1専用「SOUND PADS」登場|音声・音楽がもっと聴き取りやすくなる新アクセサリー

サイン・ハウスは、オートバイ用Bluetoothインカム「B+COM SX1」専用の音質改善アクセサリー「B+COM SOUND PADS(サウンドパッド)」を11月20日に発売する。価格は1980円(税込)。SOUND PADSは、SX1のスピーカーと耳の距離が空いてしまう場合に“音の通り道”を形成する構造を採用し、音声や音楽をよりクリアに聴き取りやすくする補助パーツ。設置方法も簡単で、ヘルメット内のイヤーホールに押し付けながら回し入れるだけで装着が完了する。B+COM SX1は、SHOEIの「SHOEI COMLINK」対応ヘルメット(NEOTEC 3 / GT-Air 3 / J-CRUISE 3)にスマートに収まるビルトイン設計の最新モデル。「SB6XR」由来の高音質通話性能と左手で操作できるユーザビリティが特徴で、今回のサウンドパッド導入により、さらに快適な音響体験が可能になる。

30秒で温まる電熱革命|Dr. Warm電熱グローブが冬の手元環境を一新

プロトは、冬の通勤・通学やアウトドアで深刻化する「指先の冷え」問題を根本から解消するDr. Warm電熱グローブの販売を開始した。2013年から電熱技術を研究してきたDr. Warmが開発した最新モデルは、電源投入からわずか30秒で手全体を温める速暖性能を備え、急激な冷え込みにも即応する発熱効率を実現する。約40〜65℃の3段階温度調節に加え、グローブを外さず操作できるリモコン機能を搭載し、気温やシーンに応じて最適な暖かさを維持できる点も特徴だ。バッテリーは片手2200mAhの大容量で、連続使用は約2.5〜7時間。PSE認証を取得し安全性も確保されている。防水・防塵仕様により雨雪でも性能が落ちず、通勤だけでなくバイク・自転車走行、スポーツ観戦、屋外イベントなど幅広い用途に対応する。指先の冷えで操作性が落ちやすいライダーにとっては、走行風を受ける環境下での安全性向上にも寄与。さらに室内作業やリモートワークでも冷えによる集中力低下を防ぐ実用性を持つ。手洗い可能な耐久設計で日常使いにも配慮され、バッテリーを外せば長期的に衛生状態を保てる。





阿蘇を1周し“踏破証明書”を獲得せよ――バイクツーリングイベント「GATR2026」開催概要発表

熊本・阿蘇を舞台に10スポットを巡りデジタルスタンプを集めるバイクツーリングイベント「GATR(Grand Aso Touring Rally)2026」の開催概要が公開された。ラリー期間は2026年4月11日から6月7日まで。エントリー受付は2025年11月27日12時にスタートする。阿蘇外輪山を囲むように設定された10か所の踏破スポットをバイクで巡り、全スタンプ取得者には「阿蘇1周踏破証明書」が発行される。熊本地震から10年を迎える2026年、ツーリングを通じて阿蘇地域に人を呼び込み観光振興へつなげる狙いだ。初開催の前回は830名が参加し好評を博した。今回は地元企業との連携を強化し、スタートイベント(4月11日)やファンミーティング(5月23日・南阿蘇 久木野温泉 四季の森)など交流企画も実施される。エントリープランは5000円で、参加ステッカー、旅のしおり、デジタルスタンプラリー利用権、踏破者証明書、交流イベント参加権などが含まれる。
ムサシ製e-Axle搭載の2輪EV、インド・バンガロールで発売

武蔵精密工業が供給する2輪車用EV駆動ユニット「e-Axle」を搭載したEmobi Manufactury社の2輪EVが、インド・バンガロールで正式に市場投入された。世界最大の二輪車市場であるインドでは、政府が2030年までに二輪車の80%をEV化する目標を掲げており、市場全体の電動化が急速に進む中での発売となる。ムサシは2024年6月、現地合弁会社Musashi Delta e-Axle Indiaを通じて量産を開始し、Emobi社をはじめ複数のEVスタートアップへの供給体制を整備してきた。今回販売された車両は、Honda Power Pack Energy Indiaのバッテリーシェアリング(BaaS)に対応。投入前には約1年半のPoC検証が行われ、宅配系ドライバーなどBtoBユーザーからは「走り出しのスムーズさ」「積載時の力強い走行性能」「加速性能の向上」といった高評価が寄せられたという。これらの性能向上は、ムサシが独自開発した小型・軽量・静粛性を兼ね備えたe-Axleの特長が実使用環境で高く評価された結果であり、同社のEV事業の競争力を裏付けるものとなった。今後ムサシはEmobi社との協業をさらに深め、バンガロール以外の地域への展開拡大を積極的に進める。
Makuakeで2億8千万円超の大ヒット|MAXWIN×MUFU「縦型スマートモニター MF-MS1000」一般販売開始

Makuakeでサポーター2159人・購入総額2819万7740円を記録したMAXWIN×MUFUシリーズの最新作「MF-MS1000」が、11月8日よりAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで一般販売を開始した。縦型5インチディスプレイを採用し、CarPlay/Android Autoに対応。スマホ地図の視認性を最大化する設計が特徴となり、オービス検知・速度警告・方位や日時の高精度表示など、安全運転を支える機能を一体化したスマートモニターとして進化した。IP66相当の防塵防水性能を備え、ツーリング中の雨天でも安心して使用できるほか、インカム連携や本体スピーカーによる通話にも対応。高速測位可能なデュアルチャンネルGPSにより、都市部や山間部でも安定した案内を実現。タイヤ空気圧監視、デジタルメーター表示、緊急録音などを搭載し、日常の走行からロングツーリングまで幅広く活躍する多機能ユニットとして新たな選択肢を提示する。









手のひらサイズで1MPaを実現する新時代の超小型高圧洗浄機――生活の清掃スタイルを一変

Healthy Optionは、独自開発の増圧技術を搭載した手のひらサイズの超小型高圧洗浄機を発表した。コンパクトながら最大1MPaの水圧を生み出し、車の洗浄から家庭清掃、アウトドアまで幅広い用途に対応する万能モデルだ。効率改善されたモーターはエネルギー消費を抑えつつ強力な噴射を維持し、一般的な簡易洗浄機と比べて長時間使用が可能。5種のノズルを回転させるだけで水流を瞬時に切り替えられ、用途別に複数の機器を用意する必要がない点も大きな利点となる。LEDディスプレイにはノズルごとに最適化されたモーター回転数が表示され、初心者でも迷わず使えるスマート設計。アルミフィルターは車両塗装を保護し、屋外利用にも耐える性能を備える。花粉対策、庭の手入れ、家屋の外回り洗浄など、年間を通じて活用できる実用性の高さも特徴だ。本製品はクラウドファンディング「CAMPFIRE」で先行販売中で、価格は1万980円。



冬の移動を電動モビリティで快適に|株式会社ブレイズ「ウィンターキャンペーン」開始

ブレイズは、2025年11月11日から12月25日まで、2輪電動モビリティを対象に最大2万2000円割引の「電動モビリティ ウィンターキャンペーン」を実施する。対象車種は、極太タイヤの電動アシスト自転車「スタイル e-バイク」、電動キックボード「キックボードEV ライトモデル」、またがるタイプの電動バイク「スマートEV 特定原付モデル」など。






ブレイズが試乗×グルメの特別イベント開催、電動モビリティ全ラインナップを体験できる1日

ブレイズは、11月28日に名古屋本社駐車場で、電動アシスト自転車からEVミニカーまで多彩なラインナップを試乗できる体験イベントを開催する。今回の企画は、皮ごと食べられる高糖度バナナとして注目される「天下布武 信長バナナ」を栽培する萬笑園とのコラボが特徴で、同バナナを使用したスムージーやグルテンフリーの軽食が味わえるキッチンカーが登場。試乗の合間はもちろん、来場者は誰でも気軽に利用できる。イベントでは、特定原付対応モデルのスマートEVやキックボードEV、3輪EVトライク、4輪EVクラシックなど、同社の主要電動モビリティ10車種を幅広く提供し、免許の種類に応じて試乗可能。
ライダー限定無料招待「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」11月29日開催

バイク王&カンパニーは、神奈川県愛甲郡清川村・宮ヶ瀬湖畔にて開催される第39回「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」において、バイクで来場予定のライダーを対象に事前応募先着400名を無料招待する。招待特典としてバイク専用駐輪場の無料開放と、大つり橋「光の回廊」通行チケットを提供。また、イルミネーション約72万球と高さ32mのジャンボクリスマスツリーを背景に絶版バイクと記念撮影できるフォトスポットも設置。応募はWebフォームから、11月26日まで受付。



