カスタム セカンドカーでも仕事効率もアップ! 電気工事士の『エブリイ』は、スライドレールを駆使したフルDIY仕様【写真・16枚目】 ホームセンターや知り合いから仕入れた木材などの材料は、倉庫の作業台で加工して組み上げる。DIYのための工具も倉庫内には満載。 SUZUKIエブリイ(DA17) 向かって左側が二階建てのスライドレール収納。右側には積載する荷物に合わせたサイズと形状で製作した固定収納とラックを積む。 純正穴を使ってボルトとアングルでパイプを固定。平たくて長尺な荷物はこの天井部に積む。パイプには電気工事用材を巻いて傷防止。 前後に渡したパイプを使って土台となる木材を敷き、天井収納に。エブリイの限られた荷室スペースをできる限り有効活用する工夫だ。 右側収納の上段部分には鉄材で組み上げたラックを搭載。そこにストレージボックスなどを組み合わせ、カバンや靴などを収納する。 右下の固定収納は裏側がゲタのような構造。これを土台のフレームにかませて動かないよう固定している。ケースにはドリルを収納。 上段のスライドには細かな部品や工具を収納したボックスを。ボックスは人気のミルウォーキー製、ステッカーチューンなども施す。 下段のスライド収納は電動工具などの大きなギアを収納するための大容量サイズ。棚自体は現在未塗装だが、今後黒で塗装する予定。 スライド収納上段の側面には、水道管を利用したスプレー缶などのホルダーも設置。棚の設計段階からここの空間を生かそうと準備。 2列目にはカバンや現場で使用する部材などを積載。2列目シートがフラットになるエブリイの構造をうまく生かしたカスタマイズだ。 2列目上の板の収納はあっという間で、こうすれば乗車人数が増えた場合にも対応可能。土台にスライドレールという発想がお見事だ。 2列目上の板は後方の2枚を取り外せば、残りの1枚がスライドレールで荷室側に立てかかる仕組み。外した2枚はここに積載できる。 2列目シートはふだん畳んだ状態。3枚の板を敷くことでフラットな荷物スペースとして活用している。バッテリーへのアクセスも可。 仕事のメインカーとなるハイエースは今年の9月に納車したばかり。先代に積んでいたスライドレール収納などをそっくり載せ換える計画だったそうだが、実際に試してみるとやはりサイズ感などに誤差があったため現在細部を作り直し中だ。エブリイとの車格のちがいがあるため仕方ないが、スライドレールを引き出したときのインパクトと驚きはさすがに圧巻。このハイエースの荷室を作ってきた経験と技術が、荒井エブリイの荷室カスタムの原動力だ。 この画像の記事を読む