ホンダ・CB1300シリーズファイナルエディション……172万7,000円〜

最後は初代をオマージュしたデザインに回帰

Hondaは、1992年に初代「CB1000 SUPER FOUR」を発表して以来、ネイキッド・ロードスポーツバイクの象徴として「CB1300シリーズ」を展開してきた。今回発表されたファイナルエディションは、初代モデルを彷彿とさせるデザインと特別な装備が特徴だ。
「CB1300 SUPER FOUR Final Edition」と「CB1300 SUPER BOL D’OR Final Edition」には、精悍な「グラファイトブラック」のカラーリングが施され、フロントフォークのボトムケースはバフクリア塗装仕上げとなっている。
一方、「CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition」と「CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Edition」には、象徴的な「パールサンビームホワイト」のカラーが採用され、専用のフロントフォークやリアサスペンション、フロントキャリパーが装備されている。さらに、全モデル共通で燃料タンク上部に“Final Edition”のステッカーが配され、ドライブチェーンはゴールド、スイングアームやトップブリッジ、ステアリングステムはシルバーにカラーリングされている。
ビッグネイキッドの雄を手に入れられるラストチャンス

エンジンは、水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒の1,284ccエンジンを搭載し、最高出力は83kW(113PS)/7,750rpm、最大トルクは112N・m(11.4kgf・m)/6,250rpmを発揮する。このエンジンは、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を採用し、スムーズで力強い加速を実現している。
車体面では、全長2,200mm、ホイールベース1,520mmと安定感のあるサイズで、シート高は780mm(SPモデルは790mm)とライダーの快適性にも配慮されている。車両重量は「CB1300 SUPER FOUR Final Edition」が266kg、「CB1300 SUPER BOL D’OR Final Edition」が272kgとなっている。燃料タンク容量は21Lで、長距離ツーリングにも適している。
サスペンションは、フロントがテレスコピック式、リアがスイングアーム式を採用し、SPモデルには専用の高性能サスペンションが装備されている。ブレーキは前後ともに油圧式ディスクブレーキを搭載し、安全性と制動力を高めている。タイヤサイズは、フロントが120/70ZR17、リアが180/55ZR17で、路面との優れた接地感を提供する。
燃費性能は、60km/h定地走行で28.0km/L(2名乗車時)を達成し、日常の使用から長距離走行まで幅広く対応する。また、環境性能にも配慮し、最新の排出ガス規制に適合している。
CB1300シリーズは、格式の高い存在感と幅広いライダーが扱いやすく、かつ高い走行性能で支持を集めてきた。日本を代表するビッグネイキッドがいよいよ幕を閉じる。ホンダの技術を集め熟成を極めたBIG-1を手に入れられるのは、今回が本当に最後だ。
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