支持される「理」はどこにある？ 『トヨタ・ランドクルーザー250』が、ファンの心を掴んだ3つのポイント

高級感はほどほどに、逞しさを顕著に〝生活実用〟を掲げ、原点へ回帰

2024年4月に満を持して発売されたランドクルーザー250は、豪華路線へとシフトしていたプラドと入れ替わるように登場した四駆だ。前作プラドがモデル末期でも販売が好調だったが、250はあえてその雰囲気を踏襲せず、「本格オフローダー」であること、壊れにくい「タフさ」と「信頼性」があること、悪路をものともしない「走破性」を持つことを強く意識した、ランクル本来の存在へと立ち戻った〝生活実用車〟としてデビューした。それはまさに〝原点回帰〟。ラグジュアリーさを追求した「300」と、過酷な状況下で頼れる相棒となる「70」の中間ポジションに位置するランクルだ。

250には多くの見所があり、例えば外装デザインでは、長く飽きのこないシンプルさを追求。過去のランクルを見直すことから始め、単にカッコいいだけでなく、〝走りやすさ〟〝走り切る〟ことができるデザインを徹底。車体の骨格となるプラットフォームは兄貴分の300と共通で、ランクルのランクルたる所以の1つである伝統の〝ラダーフレーム〟で骨格を固める。強靱な車体づくりの一環として、軽くて強い特殊鋼板（超ハイテンションスチール）を採用する割合をあげつつ、溶接ポイントや、接着材を塗布する範囲を拡大するなど、素材同士の密着性を強化。ヨレにくい、ヘタれにくいボディを構築した。

さらに様々なシーンでの利用を想定し、最新のメカニズムを複数搭載。走行時に起こりえる〝もしも〟を回避し走りきる運転支援機能が複数備わっており、なかにはトヨタ初、ランクル初も。オプション含め3種類から選べるヘッドライトや、傷が付きやすいバンパーの一部が交換できるなど、ユニークな構造も備わっている。

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欠かせないワードは、「デザイン」「ボディ」「駆動」の3つ

【1】伝統とモダンを融合したデザイン

【2】血統を継承し細部を強化したボディ

【3】安定性と操縦性の両立したドライビング

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▷STYLE RV（スタイルRV） Vol.187 トヨタ・ランドクルーザー250 No.2より