荒れ地を走りきる堅牢ボディ
未舗装路での、スタビリティの高い走りこそランクルの真骨頂。一般乗用車では味わうことができない安心感ある走りはランクルの血統であり、それは250にも踏襲されている。礎となるプラットフォームは300と共通で、骨格であるラダーフレームは、「剛性」と「強度」を両立した必要不可欠なもの。250では、サスペンションも新開発し、操縦安定性や乗り心地を確保する最新デバイスも多数搭載。80から続く伝統のホイールベース2850㎜を継承し、前後バンパー形状や地上高にも配慮して地上との障害角を確保と、進入&脱出性も高い。予想のつかない悪路で大きな威力を発揮する、バランスのいいクルマなのだ。
走りきるチカラと揺るがぬ安心感のポイントは?
強くて軽い最新プラットフォーム

軽さも自慢の高剛性ボディ

エンジンはディーゼルとガソリンの2機種

■最高出力:204ps■最大トルク:51kgf・m■燃費:11.0㎞/L

■最高出力:163ps■最大トルク:25.1kgf・m■燃費:7.5㎞/L
新開発のサスペンション


取り回しの良い障害角

ランクル初、トヨタ初機能も!


状況に応じて切り替えできる、実用性と操作性の高い機能
自慢の4WD性能をフルに活かすための各種運転支援機能が多数備わっている点も、本格オフローダーを標榜するランクルの一員ならではだ。なかでも必見の機能が、“複数の地形を選べる”を意味する、文字通りの「マルチテレインセレクト」。路面状況にあわせて、「ダート」「サンド」など、合計6つのモードから、駆動力やブレーキの油圧を自動制御して走りを支援する機能が最上位ZXに搭載されている。ランクルの扱いに不慣れなドライバーにも安心安全な「AUTO」モードは、250から追加された新機能だ。



周囲の状況を映像監視するMULTI VIEW/多彩なモニター機能
フロント・サイド左右・リアとカメラが4つ装備されており、自由に切り替え可能。「マルチテレインモニター」は、死角解消に威力を発揮するだけでなく、画像を自動合成し、駐車時に愛車を真上から見下ろす映像も表示できる。もっと手前部分を確認できる「フロアビュー」では、車両下や車輪周辺の状況、障害物との距離感把握に役立つ。トヨタ初の「バックアンダービュー」では、後退時に後輪周辺を拡大できる機能も備わる。


▶マルチテレインセレクトで選べるモードは6種類
AUTO:切り替え不要で車両側が自動判断
DIRT:未舗装路など、起伏が激しい道向け
SAND:滑りやすい砂や砂利道などに最適
MUD:ぬかるんだ泥道で安定して駆動
DEEP SNOW:深く降り積もった雪道突破も安心
ROCK:ゴツゴツとした起伏ある岩石路向け
FULL TIME 4WD/トルク適正配分、最適な駆動を発揮する四駆力
ランクルは2WDが存在しない4WD専用車だ。前後トルクの配分を最適化させ高い駆動力を発揮する「トルセンLSD」をセンターデフに採用。高速旋回時は駆動力をリア寄りに、前後輪のどちらかがスリップしたらほかへ駆動力を転換と、状況にあわせトルク配分を変更。高い駆動力を臨機応変に発揮する。

▷STYLE RV(スタイルRV) Vol.187 トヨタ・ランドクルーザー250 No.2より



