重厚で、安らげる、使い勝手のいいインテリア

ランクルは外装や走りを支える機能面が注目されがちだが、内装の仕上がりも見過ごし厳禁。250は高額車だけに豪華かつシックなものとなっているが、それも程よい程度。注目すべきは機能性で、例えば「視界」であれば、悪路での車体姿勢が掴みやすいようあえて水平基調とし、高さを抑え圧迫感を軽減。「スイッチ類」は無意識かつ直感的に操作できるよう位置や形状にこだわるなど、ランクルとしての重厚感を維持しながら機能的にと、ストレスフリーな設計を徹底し、疲労軽減につなげている。

選べる座席は7人と5人の2種類。足元の広さにも配慮と、圧迫感は薄い。大人4人が乗った状態での荷室は先代プラドよりも広大と、荷物もしっかりと積めるなど、日常ユースにも長けている。

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シートの種類は3列7人と2列5人乗り

250は3グレードあるが、そのうち上位2グレードが3列の7人乗り、最廉価グレードのみ2列5人乗りだ。シート形状に差はないが、7人乗りは本革、5人乗りはファブリック。後者はペットボトルのリサイクル材を使用。

安心安全な視界の良さ

250は前方視界と、路面を確認しやすい側面視界にこだわった設計となっており、インパネ上面を水平にして、左右のAピラーをできる限り直立気味にすることで死角を減らしたほか、前席左右のウインドウラインをプラドより低くしている。

視認性にも優れた運転席まわり。

プラドよりも多く積載可能なラゲッジルーム

250の荷室容量は、先代プラドよりも10Lも多い408L。構造の違いから、1列目のみ利用した状態での最大容量は3列車が2107L、2列車が2225Lと、数値上では2列車がより多くの荷物を積める。3列目への乗降は2列目のタンブルが必要。

後方視界常時良好なデジタルルームミラー

後席に人や荷物を積んでいる場合、後方視界が妨げられるが、中上級車標準となる「デジタルインナーミラー」は、リアカメラ映像を投影できるトレンドのミラーを搭載する。鏡面モードから切り替えれば、常時安全確認が可能。

用途にあわせ自在に変更できるシートアレンジ

3列車と2列車は基本同じ。2列目は背面前倒しのほか、「タンブル」と呼ばれる座面ごと前倒しできる機能が備わり、荷物の量に応じて適時変更できる。3列車に付く3列目は、5:5の分割リクライニング機能が備わり、ZXは電動で、VXは手動で床下に格納できる(復帰は手動)。

格納スイッチは後席側とバックドア側にあり。ヘッドレストも外す必要なし。

冷暖系ほか、快適装備も複数あり

グレードにより装備差があるが、運転席の電動調整機能のほか、温熱と冷涼感のあるベンチ機能やステアリングヒーター、さらにMT風のシフトチェンジを楽しめるパドルシフトが一部で標準に。運転席左右には、悪路走行時の緩衝材となるニーパッドも付く。

駆動系や走行モード切り替え用、プッシュ式、上下移動式、ダイヤル回転式と、様々なスイッチがある250。エリアごとに区分けし、直感的に操作できる形と位置にこだわっている。

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